おはようございます。川崎としては、ACLと天皇杯を見据えながら、少しでも上の順位に上がりたい戦い。一方の京都は、この時点で残留が確定していない分、勝ちにきていた戦いであったと思います。その京都の気合いが前半、如実に現れはしましたが、後半から川崎が意地を見せ、勝ち点を分け合う結果となりました。
11/12(日)14:00 J1 第32節 川崎 3 - 3 京都 等々力陸上競技場
得点:7’福田(京都)、19’宮代(川崎)、42’豊川(京都)、45+1’豊川(京都)、45+5’小林(川崎)、90+1’脇坂(川崎)
川崎フロンターレ 4-3-3
―33宮代―――18B・ゴミス―――11小林―
―――― 8橘田――――14脇坂――――
――――――― 6J・シミッチ―――――――
―30瀬川―29高井―4ジェジエウ―13山根―
――――――― 1成龍――――――――
46分 6J・シミッチOUT → 16瀬古IN
46分 4ジェジエウOUT → 31山村IN
61分 18バフェ・ゴミスOUT → 23マルシーニョĪN
71分 33宮代OUT → 20山田ĪN
79分 30瀬川OUT → 41家長ĪN
京都サンガFC 4-3-3
―14原―――――11山﨑―――23豊川―
――――16武田―――― 7川﨑――――
――――――――19金子―――――――
― 3麻田―24イヨハ―5アピアタウィア―20福田―
――――――――26太田―――――――
63分 23豊川OUT → 4井上IN
84分 14原OUT → 18松田IN
87分 11山﨑OUT → 17木下IN
この試合は、陸前高田修学旅行が行われて、イベントとしても陸前高田ランド秋が開催され、陸前高田の名産品がフロンパークに溢れていました。川崎としては、陸前高田の方々の面前でしっかり勝って、希望と勇気を与えようとするモチベーションが高かった試合だと思います。
一方の京都は、冒頭にも書いたとおり、残留に向けてのモチベーションが高かった試合だと思われます。
加えて、試合の評価を難しくするファクターとして、この試合でJ1ではじめて笛を吹くことになった高崎主審の存在がありました。
僕は、番記者のいしかわさんのXのポストで、高崎主審がJ1で初めて笛を吹くことや、J2では、カードが多めに出ているという事実を知りました。
審判の判定については、僕個人としては、ここで書いている時点ですでに矛盾していますが、基本的に誤審が起こることも含め、人間が裁く以上、いろんな判断があり得るものだと思っています。また、自分の考えとは異なる判定であっても、審判は尊重すべき存在だと思っています。
とはいえ、試合を動かしたのは、その審判がらみでした。7分、京都が左サイドからパスを出した際、主審にボールが当たったことで、京都のいい感じのパスになってしまって右サイドに渡り、福田が遠目からシュートを放つと、右ポストの内側に当たってゴールが決まります。
このとき、珍しく川崎の選手らが主審を囲んで抗議。現地で見ていましたが、そのときは正直、僕はよくわかっていませんでした。あとで、DAZNで見て主審に当たってコースが変わったことがわかりました。
川崎の選手らが抗議を行う場面は何度か視てきましたが、多くのフィールドの選手が主審を囲んで抗議する場面を、これまで見たことがなかったので、余程の主張だと思いました。
と同時に、本来あるべきでない多数選手の抗議は、威圧的ととらえられ、事前の情報もあり、余計なカードが出されなければいいなと思いました。
当たり前ですが、抗議によってゴールは取り消されませんでしたが、幸いなことに抗議による余計なカードも出されずにすみました。カードが出なかったことに勝手にホッとしていました。
ただ、その後の判定も微妙なところがあり、等々力の会場の雰囲気として、ナーバスになってしまったのか、決して誤審という分けでもなく、その判断もありそうな場面でも、主審の笛にブーイングが出るようになっていました。
僕も気持ちはそうで、なんでそこは流すのに、それは取るのか、という感じで判断基準が普段のJ1リーグともACLとも違う感じで、判定基準がよくわからなくなってましたし、選手らも判定に戸惑っている印象でした。
本当は、そんなこと言わんと、ぐうの音もでないくらい圧倒して勝てばよかろうなのですが、なかなかそうもいかず。
そもそも、ただでさえ京都は、前半の最初から、前線から強烈にプレスをかけてきて、パスの出しどころを潰しにかかり、回避するのもしんどそうなアップアップの状態での判定だったので、本当にやりにくそうでした。
それでも、19分、ソンリョンからのボールをバフェが競り勝って落とし、そのボールがこぼれたところを大聖が相手DFと入れ替わって、GKと1対1になる場面に抜け出し、落ち着いてシュート決め、同点に追い付きます。
同点にはしましたが、前半は京都の攻勢が続き、なかなかビルドアップできません。それでも凌いでいたところに、42分、京都の左サイドから原にクロスを入れられ、それを豊川が頭で合わせて、再び突き放されます。
さらに前半のアディショナルタイムとなる45+1分にも同じような形で右から福田が入れたボールを原が競り勝って落として、そのボールに反応した豊川が決め、3点目。さらにつき離されます。
このままズルズル行ってしまうのかと思われた前半でしたが、こんな苦しい時にこそ、力を発揮するのが、我らがエース小林悠。左サイドから泰斗がCKを蹴ると、相手の当たってファーに流れたところを大聖が回収。ここでDFを反転で置き去りをして大聖が中にクロスをいれると、そこに頭で合わせたのが悠でした。
悠はこのゴールで通算139点目。キングカズさんの記録に並ぶ歴代7位の記録者となりました。
展開としても2点差と1点差では、追いかける川崎としてもエネルギーが違います。前半のうちに1点差に詰め寄っておいてよかったです。
後半頭から、ジェジエウに代えてヤマ。シミッチに代えて樹をいれ、ギアを1段入れ換えます。特にこの日のジェジエウは、原に2度もやられており、まだ試合感が戻らないだけならいいのですが、怪我が治りきっていないのか、2度の怪我を経てここまでなのか、全盛期を知っているだけにもっとやれた感があって寂しかったです。
ただ、ここで交代が効を奏したのか、そもそも前半の最後からの流れからか、47分、悠が抜け出して、GKと1対1となる決定的なシーンを迎えますが、放ったシュートがわずかに枠をとらえられず、決まりません。
さらには、60分に、悠が2連続でシュートを放つなど、川崎が押し込むシーンが増えますが、いずれも防がれでなかなか追い付けません。
その後、バフェに代わってマルシーニョを入れると、最後の最後、90+1分にエリア内でマルシーニョが倒されてPKを獲得します。さんざん、判定に苦しめられた主審の笛ですが、この場面では、万人が万人PKと判断するとまでは言えないシーンで、PKの判定をしてくれました。
悠と途中交代で入った新がボールをめぐってやり取りしていますが、結局、キッカーは、泰斗。パトゥム戦に続いて、PKキッカーを任されます。
泰斗は、相手GKとの駆け引きがあった上ででしょうが、これをド真ん中に決めて、同点に追い付きます。さらに川崎は攻勢を強めますが、勝ち越し弾は最後まで奪えず試合終了。
後半に至っては、川崎のワンサイドゲーム化していて、ほぼ押し込めており、それで取れたのが、PKによる1点というのは、なんとももったいなかったと思います。
もう1点、とれるシーンはたくさんありましたので、十分勝てた試合でした。ただ、相手に3点も与えたらそりゃ簡単に勝てないということも思い知らされました。
それで、影響があったかどうかの高崎主審の判定についてですが、試合中、僕もオイ!って、怪しい判定のときに主審に対して、声を出しましたし、等々力全体でもブーイングがおこっていましたので雰囲気はあまりよくなかったと思います。
あとで、Xを見た際には、高崎主審がトレンド入りしていましたので、まあ多くの方が判定についてポストし、それなりに言いたいことが出てくる判定が多かったということだと思います。
ただ、僕もあとでDAZNで見返したら、必ずしも川崎不利になる判定ばかりではなく、どっちもどっちな判定でしたし、最後のところでマルシーニョのところでPKも取ってくれたりしたので、まだ、経験値が足りておらず上手でなかったということかなと。
思えば、この日、同時間帯、J2が佳境の日だったし、ほかのJ1の優勝のかかっている試合や、残留がかかっている重要な一戦というわけではない、中位の消化試合だったわけで、審判の質について、贅沢を言える状況じゃなかったのかなと思います。
可能性の話ですが、優勝争いをし続ければ、かなりの確率であてがわれる審判の質も上がるのではないかと思いました。
それと高崎主審、結構、試合再開時のボールの位置とか細かくやり直しをさせていたりと競技規則にはうるさい印象をもちました。
選手の声として、判定云々よりもコミュニケーションをあまり取らないタイプであることがストレスだったという話も聞いたので、今後、どうなるかわかりませんが、試合を重ねていけば、審判としても成長するかもしれません。
思い出したのは、すでに審判を引退した、家本さんが、僕がサッカーを見始めたはじめた頃の2010年前後の頃、カードをよく出す、当たりたくない審判の印象でしたが、晩年は、選手とよくコミュニケーションを重ねて、信頼できる審判になっていった印象です。同じように審判も成長してもらいたと思いました。
そして、先程書いたとおり、審判も含めて、サッカーだと思うことは大事かなと。等々力全体で、ブーイングを浴びせても、実はあまりメリットがないのではと思いました。
むしろ、選手がナーバスになっても声援で後押しし、判定どうこうが関係ないくらい有無を言わせない試合をしてもらえばよく、サポとしてもしっかり声援を送ってあげられる泰然自若さがあった方が良かったのではと思いました。実際問題、難しいですけどね。
それから、前半ですが、京都は残留を確定するために必死だった反面、川崎はちょっと様子見なのか受けてしまって軽い失点を重ねてしまったことが悔やまれます。3点取られて、勝つには4点必要ですから、4点はさすがに簡単に取れません。
ただ、悠はこの日もギラギラさせていて、反撃のきっかけとなる1点は決めましたし、落胆させられたシーンもありましたが、一番、等々力を沸かせてくれたので、さすがだなと改めて思いました。キングカズに並ぶところまで行きましたが、更なる上を目指してゴールを量産してもらいたいと思います。
それと、今季は序盤から起用され、伸び悩みも感じられた大聖ですが、ここにきて覚醒が近い感じがします。1点目の反転で1対1の状況を作り出したところや、2点目のアシスト前のDFの外しかたなど、オッと思えるシーンが増えてきましたので楽しみです。
次は、気がつけばホームリーグ戦最終戦となる鹿島戦です。向こうもタイトル争いはないので、純粋に力比べ。向こうの方が上にいる以上、川崎はただ倒して、こちらの勝ち点を3積み上げるだけです。リーグのホーム最終戦なので、絶対、勝って終わりましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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