シアター
都会(というのもなんですが)に住んでいて良かったと思うこと、
というよりも
これがなくなるならほかには住めない、と思うこと。
それは交通の利便性でもなく
飲み屋の多さでもなく
デパートの数でもなく
「映画館」です。
きのう、外国に住んでいる日本人の方から
「いままで北海道といったら札幌にしか来たことなかったから、
札幌が北海道だと思っていたけど
今回道内のいろんな町をまわって気づいた。
札幌は、北海道じゃない」といわれた。
要は、それくらい、札幌と道内の他の町とは、
格差があるってことだ。
人口はもちろん、町としての規模が全く違う。
差がありすぎる。
私はもともと、いわゆる「地方の中心都市」出身なので、
その差は歴然としたものを実感してる。
北海道はこんなに広くて、
道北・道南・道東にそれぞれ中心都市なる町があるけど、
札幌との格差はあまりにも大きい。
(それがいい悪いという話ではありません。)
正直、いま地元に帰って生活するとなると、
かなりしんどいです笑
(すっかり都会かぶれになりました笑)
で、様々しんどいことがあるけど、
そのなかで私個人が一番つらいなと思うのが
「映画」なんです。
交通とかは、不便でもそのうち慣れるし、
買い物はいざとなればネット!
(そもそもそんなにしないし。)
飲み屋に関しては、どんな町にもすてきなお店は必ずある。
しかし「映画」だけはどうにもならない・・!
そもそも私がこんなに映画みるようになったのは
おそらく絶対、両親の影響です。
両親とも映画好きで、俳優のことにも詳しくて、
実家のテレビでもしょっちゅう映画が流れてました。
だからいまだにおもしろかった映画を観ると
母親に「あの映画観た!?」って連絡するんですが、
「それ観たいのにこっちでやってない・・・」ってことばかり・・・。
母親とは、気になる映画が似ているだけに、
たびたび気の毒になります(笑)
私の地元・釧路市には、なんと驚くべきことに、
いまや「映画館」がありません。ひとつも。
隣接している釧路町に、いわゆる「シネコン」があるのみ。
昔は駅前に映画館が数軒あったんですが、
そのシネコンができて以来、駅前の小さな映画館は客が激減。
次々と廃館に追い込まれました。
けっこう好きなんだけどなー、ワンスクリーンの小さい映画館。
話題作に限らず、渋い映画なんかもやっていて、よかったんです。
いま、そのシネコンにいたっては、
「ジブリ」「ディズニー」「ヒーローもの」「話題の大作映画」しか
ラインナップされません。(ほぼ)
これは・・・・・つらいよなーーーーー・・・・
たしかに最近では、iTunesで映画を買えるし、
時間がたてばレンタルという手もあるけど、
ものによっては(ドキュメンタリー系とか)
レンタル商品にならないこともある。
そもそも、映画はやっぱり劇場で観たいじゃないですか。
おそらく、道内の地方にある映画館は、
どこもさっきの例のような状態です。
(もちろん、函館の「シネマアイリス」などのように
我が道を行ってる映画館もあります!)
エンターテイメントというか、
映画というひとつの「文化」を楽しめないというのは、
なかなかつらいよなーーー。。。。。
(それでいうと、あれですね。
ライブとかもそうだね。音楽。
CDはどこだって買えるけど、
なかなか地方ではライブも見られないですね。
それもつらいね。。。)
配給の問題やらなにやら、映画を1本上映するのが、
そんなに簡単ではないということは想像できるので、
一方的に批判をするつもりはないけど、
独自路線の映画館が生き残れない状況というのは、
ほんとに切ないなーと思います。
もう少し多くの場所で、
もっといろんな選択ができるようになればいいのに。
あー、なんかいいな。
釧路に、シアター つくる活動とか。
ものすごく将来的に、いいな、そういうの。
(実は以前から映画のバイヤーって興味あったのだ。)
ついでなので、最近観た映画のことをちょっと。
私も最近、「あ!これ観たい!」って思う映画が
わりと渋いものばかりなので、
札幌でも映画館がかなり限られてきました・・・。
今年GG賞とアカデミー賞で作品賞を獲った「英国王のスピーチ」さえ、
札幌市内で上映されたのは1館だけ。
(ちなみに、ディノススガイ。ここはいい映画やってます!)
これにはびっくりしたなーーー。
ここ最近はもっぱらシアターキノ 。
「未来を生きる君たちへ 」