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GO FORWARD(後編)

※後編です

(このブログで初めて文字数制限にひっかかった笑)



※20km⇒25km




意外と長い新琴似エリアから再び新川通に戻ると20キロポイント。

13kmにおよぶ長い長い「魔の新川通」往復コースが始まります。


私も一度8月上旬に試走してみたのですが

遮るものがなにもないこの直線道路は、

太陽がでていたらおそろしいまでの灼熱地獄と化します。


この日は太陽が休憩してくれて本当に助かった・・・。

試走した日は15時くらいからスタートしたものの、

炎天下で夕方になっても太陽の勢いは衰えず、

かなーりつらくて歩きまくってしまったのですが、

それでもあのとき諦めずに行ってよかった。

前田森林公園なんて果てしなく遠いイメージだったけど

一度自分の足でいったので

「思ったよりは遠くない」と思えたのは大きかったです。


そしていよいよ、未知なるゾーン、20km超え。

事前の練習では20kmまでしかやっていなくて、

正直、中間地点までたどり着けるのか?

という不安でいっぱいでした。


この日は20km地点でもかなり元気で

設定ペース通りに走れていたのですが

なんせそれ以上長い距離は未経験だし
よく「30キロの壁」とも言われるので
いつ突然足がつるのか・・動かなくなるのか・・
見えない不安が。。。。

やはり、20kmすぎからまず表れたのは「ヒザ痛」。
現役時代も含めて、いままで一度もヒザは壊したことないのに、
7月くらいから痛みが続いてたので
本番でも来るだろうと覚悟はしてました。
給水所のたびに足を冷やしながら進む。
念のため、ウェストポーチに忍ばせておいた鎮痛剤も服用。


無事に中間地点通過!(この時点で関門から13分貯金)


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※25km⇒30km

ヒザ痛に加えて、肩こりが・・・・
明らかにストレッチ不足が原因なのですが、
走っていると肩こりがでてくることがよくあって
これがつらいのだ・・・・・
ほんっとにつらい。
ある意味ヒザよりつらい。

ヒザも痛いし、もうここらへんでは
疲れたというよりもヒザと肩がつらくてつらくて・・。
(心肺機能はまだまだ元気)

そんなこんなでやっと折り返し地点!!

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折り返すと遥か遥か遠くにJRタワーが見えます。

そういえば折り返しをすぎたあたりの給水所で
ゲストランナーとして走っていた内藤大助さんを発見!
この時点でけっこう疲れているご様子で、
一般ランナーから「がんばって!」とか声かけられてた(苦笑)
あのあと完走できたのかなと思っていたところ
どうやら途中でリタイヤ(関門足切り?)したようでしたww


※30km⇒35km



いよいよ長い長い新川通も終盤。
そして恐怖の30kmポイントまでなんとかたどり着きました。

実はこの時点でも、カラダはけっこう元気。
とにかくヒザが痛いので、給水のたびに
歩いたり屈伸したり、水で冷やしたりしながら、様子を観る。

実は、走っている間に感覚が慣れてくるんだけど、
いったん止まってから走りだすときが痛いのだよね・・。
そんな繰り返しで30kmくらいからはヒザが限界でした。

本当に長い新川通だったけど、実は思い返してみると
あのコース、沿道の応援が一番おもしろくて
一番楽しかったかもしれません。

市街地の場合は、マラソン中継で観るような人垣っぽいかんじで
みんな立って応援してくれているんだけど、
新川通は片側が河川敷、片側が広い歩道になっていて、
そこにキャンプの時のテーブルとイス、クーラーボックスを
それぞれ自由に持ち込んで座りながらゆったり観戦(笑)
すごいのは、みんな水とか塩飴とかを用意していて、
見ず知らずのランナーたちに配ってくれるのだ!
(「水あります」とか看板までだしてる笑)

なかにはスイカを切って分けてくれる人まで!(笑)
もうほんとにそれがおもしろいし、うれしいし、
風景はかわらないけど、沿道の応援みてたら飽きない!
きっと毎年ずっとああやって応援しているんだろうなー。

30kmあたりで、あまりにもヒザ痛いので
救護スタッフからエアサロ借りようと思って声かけたところ
「僕たち持っていないんですよー・・」と言われたんだけど、
それを聞いていた沿道に座って観てるおばあちゃんが、
「これでよかったら使いな!」といって貸してくれたことも!
準備万端すぎる!!笑
(しかもちょっと高いエアサロ笑)
あれはほんとにありがたかったー!ありがとうございました!

それと、初フルマラソンでちょっと心配だった「トイレ問題」。
コース沿いには一定間隔で仮設トイレが設置されるのですが、
過去の経験者さんの話を聞くと、
タイミングによってはちょっと並ぶこともあるらしく、
ロスタイムを懸念。(関門ギリギリだったので。)
そもそも5時間くらいならトイレなしでもいけるかな?
と思ってはいたのですが、
30kmすぎからちょっとあやしくなってきたので、
空いていたら行っておこうかとトイレ探し。
ちょうど32kmくらいにある仮説が誰も並んでいなかったので
すんなりレースに戻ることに成功。
あとから聞いた話では、10分並んだ、という女性もいたので、
空いてるタイミングでよかったーと一安心。
(一番混みそうなキョリかなと思うのだけど。)


※35km⇒40km



もうレースも終盤。35kmすぎ。
さすがにここまで来ると、息があがってきました。
(というかここまでもったのは奇跡。)

足の疲労・痛みだけじゃなく、心肺のほうもぐったり。
ただ、38kmくらいで24条に戻り、北大構内に入るので、
そこまでくればあとは気力で這ってでもゴールできる、
と走る前から考えていたので、
つらかったけど気持ち的にはまだ元気。

新琴似の通りで、給水のボランティアさんたちが
「おかえり!」と言いながら水をだしてくれたのが
すごくうれしかった。

ボランティアには近隣小学校の子どもたちから、
年配の方々まで幅広い世代のひとがいるんだけど、
「あとちょっとだからがんばれ!」とか
「これ飲んだら元気になるよ!」とか
泣けること言ってくれるので本当に励みになりました。
つらくなってからのほうが、沿道の声援がはっきり聴こえた気がする。

沿道で観てるおじさんが
「関門まで時間あるから、8分ペースでも大丈夫だ!」とか叫んでくれて、
もう時計見る余裕もない私たちにとってはほんとに助かったし、
選手ひとりひとりのゼッケン番号呼びながら応援してくれたり、
「疲れは気のせい」とか笑えるプレートもでてたり、
応援のパワーっていうのは想像以上のものがありました。

38kmすぎから北大構内へ。
獣医学部の裏からまわって、
私がいつも走っている「ホーム」である
北大メインストリートに入ります。

当日の朝も走ったこのコース。
「ここまで帰ってきたら泣くかもなー」とか思ってたけど、
実際北大入ったあたりが一番きつくて、
感傷にひたっている余裕まったくなかった笑

もうこの辺では、周りに歩いているランナーも多くて、
私も足を止めそうになったけど
「給水以外では止まらない」と決めていたので
なんとか前へ。

実は、スタート直後に通ったコース沿いの高校で、
運動部の生徒さんたちが横断幕をだして
ランナーを応援してくれてたのだけど
その幕に書いてあった「GO FORWARD」という一言が
最後の最後まで私を勇気づけてくれました。

マラソンは、走り出したら自分の足だけでゴールを目指す。
敵と闘うのではなくて、ひたすら前に前に進むだけ。
この一言は本当に大きな一言でした。
北海道尚志高校の皆さんありがとう!

さて、メンストのまんなかあたりが40km関門。
ここまでにげきれば、もう足切りはほぼないので安心。
まさに這ってでもゴールできる。

この関門すぎに、最後の給水ポイント。
足がもうあがらなくなっていたんだけど、
給水とスポンジ効果でかなり回復。
おばちゃんが優しかったこともあり、
なんだか不思議と元気になって、
残り2キロちょっと!!!!


※40km⇒ゴール



走り慣れた北大メンストを通り抜け、
南門から道庁方面へ。

真正面にみえる道庁赤れんがが大きくなるにつれ、
沿道のお客さんの数もどんどん増えて行く。


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すでにこのときは、足の痛みも忘れるくらいで、
残っている力を全部使おうとラストスパート。
(いま考えるとけっこう余力あったな・・ww)

6丁目から大通に曲がったときの、
溢れるくらいの観客の多さ、正面のFINISHゲートは、
映画のスローモーションみたいな感動的すぎる光景!
関門ギリギリのこの時間までこんなにたくさんの人が
応援してくれるなんて!!
あそこだけ何度でもフラッシュバックしたい。

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沿道に、うちのお祭りに参加している
ジュニアチームの子どもたちがいて
(応援パフォーマンスで参加してたみたい)
手をだしてハイタッチしてくれたのだけど
(別に私が誰とはもちろん認識してませんが)
それがちょっと泣けました笑

そしてスタートの号砲から4時間54分32秒で、
奇跡のゴーーーール!!
(小さくガッツポーズ)
(もちろんコースに一礼は忘れない私の冷静さ万歳)


フィニッシュ地点は超混雑で
もみくちゃ状態の中、完走者メダルをかけてもらいました。

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走ってるときは、
「早く芝生に倒れこみたい!」と思ったけど
ゴールしちゃえば案外元気(笑)
改めて、ぶっ倒れるまで走りきれる川内くん、すごいです。

公園内で給水とバナナ食べつつアイシング。
(ちゃんと氷配ってくれるのです)


しばし休憩してから、極楽湯に寄り道。
同じくマラソン帰りの人も多くて、
みんな日焼け跡くっきりなのですぐわかる(笑)


そのあと、ありがたいことに
友人が祝杯に付き合ってくれたので
マスターに完走報告がてらBROCCOで乾杯。
超絶おなかすいてたうえに、
本番前は炭水化物メインの食事だったので
思う存分好きなものを食べました。


翌日は、驚くほどカラダが軽くて疲れは全くなし!
アイシングもかなりしたので、ヒザもOK。

温泉で疲れを抜いたのと、
完走後に疲労回復プロテインをちゃんと飲んだのが
ポイントだったのかもしれません。

ただひたすら太ももと背中が筋肉痛。
(筋肉痛はやっとなおりました)









以上、相当長いレースレポートでした。


今回、(予想に反して)完走できたのは
◎こまめな水分補給・栄養補給
◎ガマンのペース配分
ができたからかな、と思っています。

道マラは、北海道とはいえ酷暑レースなので、
5km以後、2.5kmごとに給水(水とスポドリ)があります。
さらに
10kmごとにスポンジ
20kmと30kmにバナナ

コース内に約20カ所近く給水があって、
私はほぼ全部取りました。(バナナも)

たしかに給水ポイントはかなり混むので、
合計したらかなりのロスタイムではあるけど、
マラソンでは1時間で500~1000mlの水分補給が必要、
とされているので、
1回の給水(2.5km・約15分おき)で200~250mlは
給水していくことになります。



水でカラダの冷却(腕・首・足にかけまくり)、
スポーツドリンクで水分・塩分補給。
これがすごく効果があったと思われます。



2.5kmごとというと、普段走っている北大メンスト約1周分なので、
かなり頻繁に体を癒すことができるということ。
暑さを感じ始めた頃に、次の給水なので、
暑さに困ることはほとんどありませんでした。
※自分でも念のため1本ドリンク持って走っていたけど、
 半分も使わずにゴール。

それに加えて、持参した栄養補給グッズ。
要所要所でブドウ糖飴と塩飴を摂取。
(結局3つずつくらい食べた。)
15kmと25km地点でアミノザバスのピットインリキッド。
(これが死ぬほどまずい。)

これで用意↓

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マラソン中は、
「のどが渇いたと感じる前に飲む」
「おなかがすいたと感じる前に食べる」
が鉄則なので、後半はこまめに補給しながら進みました。

おかげでエネルギー切れになることなく、
走りきることができた!




それと、もうひとつが我慢に我慢を重ねたゆっくりペース。

5時間で完走を目標にしてたので

(というか5時間が制限なので)

平均するとキロ7分ペースでだいたい5時間。


多少の余裕を持って、6分30秒ペースと決めていました。

10kmまではあまりに調子がよすぎて

油断するとペースが上がりがちだったところを

6分15秒より上がらないように、我慢して我慢しておさえました。


後半、正直もっと落ちるかと思ったけど、

なんとか最後まで6分40秒くらいまでで粘ることができたのも

前半ムリしなかったおかげかな・・。




でも制限時間ギリギリだったことは否めず。

給水でのロスが相当あったので

余裕を持った設定ペースが必要だと学びました。


とにかく

完走以上に一番の目標だった


「楽しく走ること」


を達成できたことがよかったです。




来年ももしでられたら

炎天下だろうと走り切れるくらいの

体力と精神力をつけて挑戦したいです。



今回チャンスをくれた方、

応援メッセージをくれた皆様、

沿道で声援をおくってくれた皆様、

本当に本当にありがとうございました。