感謝(コラム最終回)
長々と書き連ねてきたコラム風日記も
今回で最終回でございます。
最後に書きたいこと。
それは、あの激闘を支えるたくさんの人たちへの感謝です。
この箱根駅伝の主催は
「関東学生陸上競技連盟」です。
(東京陸協と神奈川陸協が運営協力。)
大会運営を取り仕切るのは、
関東の各大学の陸上部から集まった「学連」の学生たち。
中継所やコース脇にいらっしゃる、
黄色のスタッフジャンパーを着ているのが
おそらく学連と陸協の皆さんだと思われます。
交通費もでない、完全ボランティアだそうです。
いまや、全国に生中継される大会。
予選会を含めた運営から取材対応まで、
大会を成功させるためのプレッシャーは
相当なものがあると想像できます。
おそらく、各大学のマネージャーの中から、
学連担当をつけているんだと思いますが、
箱根が迫った年末には、あまりの多忙さで、
自分の大学の練習にはほとんど行けないそうです。
それでも彼らがいないと、箱根駅伝は成り立たない。
本当に感謝したいですね。
(陸協の皆さんもきっと手弁当でしょう。毎年お疲れ様です。)
そして・・
今年ほんとに泣かされたのは、
部のマネージャーさんたちと、
走れなかった選手たちの陰なる強い想いです。
優勝した早稲田大学競走部は、
非常に立派なホームページ を運営していて、
レース結果やエントリー情報はもちろん、
寮での食事や普段の生活も紹介するなど
とても充実したホームページになっています。
その中に「競走部員リレー日記」というのがあります。
いつから始まったのかわかりませんが、
私が見た限り一日も欠かすことなく、
毎日更新されています。
名前のとおり、毎日1人が日記を書いて、
次の日の担当者を指名していく形式です。
その中には、今回箱根路を走ったメンバーもいれば、
メンバーに選ばれなかった選手ももちろんいます。
そして、マネージャーさんたちも日記を書いています。
この日記では、特に「走らなかった人たち」の日記に
ほんとに泣かされました。
運動部のマネージャーの中には、
マネージャー希望で入った人は別として、
自身も「元競技者」という人が多くいると思います。
ケガで競技を続けられなくなったり、
実力や成績の差から選手を引退したり、
事情は様々だと思います。
マネージャーの部員日記には
「自分は走りで貢献することはできないけど、
マネージャーとしてできることを最大限やりたい」
と書いている人がたくさんいました。
おそらく、叶うならば自分も走りたい、
という想いは本当に強いと思う。
マネージャーやエントリー外の選手は、
大会中、選手の付き添いをしたり、
沿道のポイントに立って、走ってくる自校の選手に
ペースやタイム差を知らせたり、と
サポートに走り回ります。
1区を走った大迫くんが昨日の日記に書いてた。
スタートに付き添ってくれた同級生の励ましで、
最初から自分のペースでいく勇気がでた、って。
陸上部の長距離メンバーは、
多いところで40~50名ほどのようなので、
箱根を走れるのは1/5~1/4。
出雲や全日本はもっと狭き門です。
圧倒的に多くのメンバーは、
当日のサポートに回っている。
脚光を浴びる、箱根ランナーの陰に、
そういうたくさんのメンバーの想いがあるんだなと、
部員日記を読んで改めて思い知らされました。
私も、中高6年間陸上をやってました。
(短距離ですが。)
トラック競技の場合でも、
スタート前の各選手には交代で付き添いがつきます。
リレーや駅伝は「チーム競技」ではあるけど、
走りだすときはたった一人です。
一人きりでスタートラインに立つことの不安と緊張は
思い出すだけでも・・・・。
だからこそ、直前まで付き添ってくれる
サポートメンバーの存在の大きさが、
私はものすごくわかります。
(そしてそのことへの感謝を言葉にしている大迫くん、
えらいなぁ)
それから日記の中で
(ここの部員日記ではない日記なんですが)
アンカーの中島くんがゴールテープを切ったとき、
「嬉し涙」と一緒に「悔し涙」を流した、
と綴っている4年生がいました。
自分は走ることができなかった、4年生。
それでも彼は、最後に大役を果たした同級生選手への称賛と、
「ふがいない4年生についてきてくれた」下級生への感謝を、
その日記に書いていました。
大学スポーツは、4年間しかない。
彼にはもう、残念ながら「箱根駅伝」はこないけど、
今回悔しい思いをした多くの下級生が、
どれだけそれを糧にできるかが、
来年の結果につながるのかもしれない。
だって、そもそも、
箱根にでられなかった学校が
まだ何十校もあるわけだ。
その大学の選手は、それこそ当日の運営に
ボランティアスタッフとして参加している。
自分が立つかもしれなかったスタートに立つ選手を
見送ったり、迎えたり、しているわけだ。
箱根を走る選手たちは一様に
「自チームの走れなかったメンバー、そして
箱根に出られなかったチームのメンバーの分まで走る」
とコメントする。
そうやって襷がつながっていくんだな。
ランナーを支えた、
サポート選手、
マネージャー、
学連・陸協メンバー、
その他多くのボランティアの皆さん、
本当におつかれさまでした。
ありがとう。
******
☆おまけ
もうひとつ、感謝したいこと!
それは日本テレビ!
勝つチームがあれば負けるチームがあって、
走れる選手がいれば走れない選手がいる。
そのすべてにドラマがある。
でもどんなドラマも、
伝える人がいなければ、わからないままなのだ。
日テレはどこよりも駅伝中継がうまくて、
速報の速さとわかりやすさは素晴らしい!
でもそれ以上に、本当によく取材している。
過去のタイムとか、数字的なことはもちろん、
それ以上に各選手の背景を実によく取材している。
象徴的だったのは、上武10区の地下くんのエピソード。
昨日も書きましたがもう一回w
中継車のアナウンサーが、
自分で実況してて、泣いてるんだよ笑
号泣しながら実況(笑)
このエピソードは、2ちゃんでもtwitterでも
しばらく話題になってたんだけど、
伝える人がいないと、埋もれたままだった。
ありがとう、日テレ。
さて、日曜の「THEサンデーNEXT」も楽しみです。
「もうひとつの箱根駅伝」は、
STVではスキージャンプに乗っ取られてますが、
必ず後日放送してくれるでしょう。
これだけ多くの力で成り立ってる箱根駅伝。
応援している私たちもその一人だったらいいなと思いつつ、
来年も楽しみにしましょう。
完
駄文かつ知ったかぶりのコラム風日記を
最後まで読んでいただきありがとうございました<m(__)m>