2021年10月。兵庫県西宮市の中でも田舎にあたる「名塩」という地域で産声を上げたみっちゃんガーデン。

その「場」に僕が込めている思いについて、少し綴ってみたいと思います。

 

 

まず、「みんなのお庭」というキャッチコピーをつけておきながら、なぜ「みっちゃんガーデン」という個人名を含めた名称にしたのか。

 

それは、「みっちゃん」という個人は、個人であり個人でないと考えているからです。

 

というか「みっちゃん」に限らず、すべての個人について同じことが言えるのですが、生きている限り、個人は個人であると同時に個人じゃない。生きている限り、息をしている限り、呼吸という活動を通して誰もが地球の循環に貢献しています。たとえひきこもりの方であっても、周りに影響を及ぼさない人は存在しません。また、仙人ではない限り、誰もが飲食物を必要とするでしょう。その飲食物はどこから運ばれてくるかって、地球からであり、農家からであり、スーパーからであり、コンビニからであり、家庭からです。生きているだけで、僕たちはあらゆる存在と関わっています。それが、「みっちゃん」は個人であり個人でないと言う理由であり、「みんなのお庭 みっちゃんガーデン」と名付けた理由です。この名称を通じて、「みっちゃん≒みんな」ということを暗に伝えたかったのです。

 

なぜそういうことを伝えたかったかと言うと、近年「自分は誰の役にも立っていない」「社会のゴミだ」って思っている人が少なくないでしょう?僕はそれは違うと思ってるんです。人間は絶対に、生きている限り周りに影響を及ぼしているし、誰かの役に立っている。「社会のゴミ」なんて一人も存在しない。たとえ害虫と呼ばれるような生物であっても、必ず何かの役に立っているわけです。そういうことを、僕はこの「みっちゃんガーデン」という場を通じて、伝えていきたいんです。ここには生命がうごめいている。循環している。その循環を直に体感することによって、「自分も"みんな"の一部なんだ」ということを感じてもらえたらと思っています。

 

実際に、うちの3人の子どもたちはみんな不登校・不登園。勉強なんてこれっぽっちもできません。世間一般的な目からすると、「役立たず」にカテゴライズされるような存在なんだと思います。だけど、彼らはみんな幸せそう。彼らの人生を思いっきり楽しんでいる。それ以上彼らに求めるものがあるでしょうか?「この世って最高!」「人生って楽しい!」-子ども時代にそう思えたら、最強だと思いませんか?だってそう思えた子どもたちはきっと、大人になっても自分で人生を最高にしていくだろうから。勉強なんてできなくたっても。

 

もしあなたが不登校や不登園で悩んでいるのであれば、ぜひ一度みっちゃんガーデンに足を運んでみてください。そして、時を忘れて一緒に遊びましょう。その遊びを通じて、この世の素晴らしさ、人生の喜び、そしてあなたの価値を感じてもらえればそんなに嬉しいことはありません。

 

もちろん、不登校・不登園じゃなくたって、みっちゃんガーデンはすべての人に開放しています。緑があり、果樹があり、野菜もある。そして空には鳥たちの歌声が響き渡り、地上では虫たちが遊んでいる。ここに集えば大人も子どももみんな時を忘れる。そんな"地上の楽園"をぜひ体感しに来てください。

 

 
自然と遊ぶ。
自由に遊ぶ。
 
 
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