先日、元内閣官房参与(安倍内閣のブレーン)の藤井聡さんの講演会を聞きにいきました。

 

 

藤井聡氏@プレラホール
 
藤井 聡(ふじい さとし、1968年10月15日 - )は、日本社会工学者京都大学大学院工学研究科教授、同大学レジリエンス実践ユニット長、第2次安倍内閣内閣官房参与統計数理研究所リスク解析戦略研究センター客員教授[1]早稲田大学意思決定研究所招聘研究員[2]、京都大学地域連携教育研究推進ユニット教授[3]、ナショナルレジリエンス懇談会座長[4]、一般社団法人日本モビリティ・マネジメント会議理事長[5]、京都大学土木会評議員、カールスタッド大学客員教授[6]シミュレーションならびに行動経済学のテーマで博士(工学)を取得[7]した後の、心理学[8]経済産業研究所[9]、学際ユニット[10]での諸研究等、「実践的総合政策論および人文社会科学研究」が専門[11]である。
(Wikipediaより引用)
 
藤井さんは、安倍内閣のブレーンであったにも関わらず「消費税増税NO!」を主張し続けており、昨年末にはしんぶん赤旗日曜版にも登場し共産党内ではかなり話題となっている人です(昨年末に内閣官房参与は辞職)。
今回の講演会も『消費税10%への増税は絶対にアカン!』という内容でした。
 
藤井先生、想像以上に口が悪く(笑)、「増税なんてアホが考えることや」などなど歯に衣着せぬ物言いにおしゃまな私はびっくりしてしまいましたが、内容はものすごくわかりやすくて、きっと先生の話を聞いた人はみんな「増税なんてありえへん」と改めて確信したのではないでしょうか。
 
例えば炭素税の話。
炭素税というのは、石炭や石油にかけられている税金だけど、何のためにかけているかというと、石炭や石油の購入を控えさせ二酸化炭素の排出を抑制するためにかけられているわけです。
ということは、同じように消費税を上げたとすると、「消費が抑制されるに決まってるやん!」と。
そして、“消費”というのが経済の“根幹”であって、消費が抑制されるということは、間違いなく経済は停滞すると。
したがって、増税はアホということでした。
 
この論理は誰が聞いても反論の余地がなく、「その通り!」としか言えないのですが、ここで一つの疑問が沸いてきます。
 
「じゃあなんで安倍政権は増税なんてしようとしているの?」
 
という疑問です。

 

この問いに対しては、藤井先生はこのように答えていました。

 

「実は実際の権力を握っているのは安倍首相ではなく“財務省”であり、その財務省は“ただ増税することが目的”なんだ」と。

 

だから、実は安倍さん自体は増税に積極的に賛成しているわけではないとか・・・(萩生田幹事長代行の「増税延期もありうる発言」は、そのへんのジレンマから出てきたものかもしれませんね)。

だけど財務省の圧力に負けて、政権としては増税を推進しているらしいです。

 

 

でも。。。

 

“ただ増税することが目的”

 

って意味わからなくないですか???

 

このへんをもうちょっと突っ込んで聞きたかったですけど、結局先生からは聞けずじまい。

 

なのでここからは私の推測になってしまいますが、、

“経済が破綻することは明らかなのに、それでも増税を強行する”って、

 

“国民の力を奪いたい(=支配したい)”

 

ってことしかなくないですか?

 

だって、国民が経済的に苦しくなれば、生活をすること(生きていくこと)以外に意識が向かなくなり、明らかに政治に対する関心は低下していくでしょ?そしたらますます“支配”しやすくなるじゃないですか。もう現政権のやりたい放題。

もうそれしかないんじゃないかと私なんかは思っていますが、みなさんいかがでしょうか?

もし“増税の真の狙い”について思うところがある方がおられたらぜひ教えていただきたいです。

 

 

まあとにもかくにも、経済的に考えれば「増税はありえへん」ということは間違いありません。

 

みなさん、知らぬ間に力を奪われないように、踏ん張りましょう。

現政権も選挙で選ばれなければ力を行使できないのです。

「増税をしようとする政権なんて、私は絶対選ばない!」

その意思を、はっきりと示してやりましょう。

 

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