考えることが好きだった、と最近になってしみじみ思う。

 

 

30歳の頃にある方から「あなたには哲学がある」といわれたことがあった。

 

 

高校野球の監督を務めていた当時は有名な方だったが、会話を交わすことが楽しくていろいろな雑談を交わしていた時にそういわれたことがある。

 

 

還暦を過ぎてまだまだ若輩ものではあるけれど、多少の人生経験を重ねた今に思うことは30年前とは違っているだろう。

 

 

哲学は五十歳からといったのはプラトンだ。

 

 

いかに歳を重ね、研鑽を重ねても、わからないことはまだまだあるということを知り、自分と真摯に向き合い続けること、考え続けることが”哲学する”ということです。(岸見一郎『老いる勇気』より)

 

 

この一文を読んだときに、なるほどそうなのだと深く納得し理解をした。

 

 

考えることは生きることとともにある。

 

 

これからがまた面白いのだと楽しみに思えたことがうれしかった。

 

 

岸見さんおすすめの「ソクラテスの弁明」を読んでみようと思っている。

 

 

思えば考えることと、書くことが好きだった。

 

 

本を読んでいてわからない言葉は辞書で引き、さらにノートに書き写すことをしていた。今でも感動したことや心にとまった文章などはノートに書き写している。

 

 

以前はこれは無駄になるのかしら、と思ったりしていたけどとても大事なことで脳にとっていいことらしいと知った。

 

 

手を使って書くことが重要らしく、願望や目標も文字にして書くことで実現の効果が違ったりするみたいだ。

 

 

忘れないで心にとめておきたいことを書き写す作業が結構好きなのだ。

 

 

言葉を紡いでいくことが楽しい。

 

 

これからも哲学することを愛して大切にしていきたい。

 

 

来年の目標が決まった。もしかするとこれからの人生の目標でもある。

 

 

心が豊かになっていくことはかけがえのない宝ものだと思う。

 

 

感謝の思いで12月を過ごせることがとてもうれしい。