梅雨時の花散策①ウメガサソウ(梅笠草)など | こころの日曜日Ⅱ

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京都の希少植物の保護植生調査の事、日々の生活での事など
種々雑多なブログです

 

梅雨時の花散策①

 

緑の談話室にお越しいただきありがとうございます♪

今回は滋賀県でも我が家から比較的近いところでの散策ですてんとうむし

滋賀県大津市伊香立の里山と、

同じく大津市の比良山登山コースの林道での散策ですランニングゲホゲホカメラ

6月初旬-中旬の撮影です。

個々の説明は簡単に書かせていただきました。

 

映画三昧だった頃の思い出の曲ラブ音譜 

 

滋賀県大津市伊香立の林道でランニング

①ウメガサソウ「梅笠草」

ツツジ科 の草状の小低木

乾燥気味の山の縁に咲いています。浜辺の松林の下などでも見られます。

ここは個体数も少なく、パラパラと咲いています。

花の撮影、なんとか間に合ったようですほっこり

葉は2-3個が茎の節ごとに

輪のように集まって茎の先に1cmくらいのウメのような花を付けます。

名前の由来は

ウメのような花をつけることと下向きに咲く笠に見立ててつけられました。

 

②イチヤクソウ「一薬草」

ツツジ科

山野の林に生える常緑の多年草、こちらも何とか撮影が間に合いました。

大きな杉の木が倒れて覆いかぶさり絶えたと思ってたのですが復活ですOK

花の大きさは1.5cmくらい、

5つの花弁が有ってこちらもウメの花の形をしています。

昔、花の頃の全草を乾燥させて脚気などの薬として使われたそうです。

葉は根元に集まって付いています。

      

 

③ホナガタツナミソウ「穂長立浪草」

シソ科

山のやや湿り気の有る木陰に生える多年草

葉は対生、茎の下の方に集まって下の方ほど大きいのが特徴です。

花は基部の近くで

ほぼ直角に立ち上がり、下唇が大きく3つに裂け横に張り出しています。

 

④ヤマアジサイ「山紫陽花」

アジサイ科の落葉低木

半日蔭の湿り気の有る林や沢沿いに自生するガクの咲きのアジサイです。

この淡いピンク色は初めてでしたニコニコ

 

 

仲良しキジ「雉」の夫婦ほっこり遠くでしたがなんとかパチリカメラ

 

続いて比良山登山コースの林道から二ヶ所訪ねましたランニング

①クララ「眩草、苦参」

マメ科

日当りのいい草叢に自生する大形の多年草で

在来種です。

根を噛むとクラクラするほど苦いことから

クララグサ(眩草)と呼ばれクララはこれが転じての名前です。

全草有毒、根は生薬になるそうです。

花の長さですが20-25cm、

一つの長さは15mmくらいで蝶形の花です。

オオルリシジミの幼虫の食草ですがクララも少なくなっているそうです。

一部の地域ではレッドリストに指定されています。

 

②ママコナ「飯子菜」

ハマウツボ科

山の林の下に生える半寄生の一年草です。

ママコナの花の中は

両側に白い盛り上がった斑紋があるのが特徴です。

 

苞の縁に短い毛が有り長い鋸歯になっています。

 

③オオハンゲ「大半夏」

サトイモ科

本州の岐阜県、福井県以西から九州の暗い林の中で見られる

日本の固有種

オオハンゲの葉は3枚の切れ込みの浅い葉で繋がっています。

 

名前は

和名がハンゲ(半夏)=カラスビシャクと似て大形というところから付けられました。

細長く緑色をした釣り竿(仏炎苞の先につく付属体)が特長です。

ここで見られる付属体は緑ではなく茶色です。

 

④ササユリ「笹百合」

ユリ科

本州の中部地方から九州に分布する日本の固有種

種から初めて花をつけるまで5年から8年かかると言われます。

花は1つだけとは限らず3つ付けているのを見たことも有ります。

なんとか咲いている花を見ることが出来ました♪

👇左は白に近い個体

名前の由来は葉が笹に似ているからといわれています。

  

 

⑤サワギク「沢菊」 

キク科

沢沿いで見られる花です。

日本の固有種、別の名はボロギクと言われています。

咲いている花がまだ残っているうちに

果実の白い冠毛、綿毛が目立つのがボロギクの名前の由来です。

花はまとまって茎の頭に咲きます。

 

 カラスアゲハ「烏揚羽」オス♂

 

 

⑥テイカカズラ「定家葛」

キョウチクトウ科

ツル性の常緑低木

このように付着根を使って上へ伸びていきます。

園芸品種でお馴染みのハツユキカズラの原種

花の大きさは3cm

 

⑦イタチハギ「鼬萩」

マメ亜科

北アメリカ原産の落葉低木

別名クロバナエンジユ

道路の砂防用に移入されたものが野生化、厄介者と思ってたんですが

ブログ友さんに

ミツバチの貴重な蜜源になると教えていただき昇格ニヒヒ

 

⑧コアジサイ「小紫陽花」

アジサイ科の落葉低木、日本の固有種です。

一つの花の大きさは握りこぶしほど、とても繊細なアジサイに見えます。

過去写真から

装飾花が無く小さな両性花だけ、こんな花の集まりです。

 

最後に家の花ですニコニコ 

クロホオズキ「黒酸漿」

ペルー原産の一年草で種をいただきました♪

オオセンナリと違って葉に黒点が有るのが特徴です。

👇八重ドクダミ「毒痛み」八重咲のサツキ「皐月」👇

 

八重咲キキョウ「八重咲桔梗」👇

桃花マツモトセンノウ「松本仙翁」👇

実生苗から今年初めて花が咲きましたニコニコ

 

おまけはシカの散歩ガーン

国立京都国際会館の近くでよく見かけます。

草の新芽を食べているようです。山野草は食べないでおねがいウインク

梅雨入り後は

コロナ感染対策、熱中症対策、そして防虫対策をしっかりして

元気に⁈林道散策に出掛けています。

長袖、長ズボン、車に長靴を積んで、そしてマスクも忘れずにゲホゲホ

時節柄皆様もお身体ご自愛くださいませ♪

お終いまで見ていただいてありがとうございますニコニコ