夏の水辺で散策♪ | こころの日曜日Ⅱ

こころの日曜日Ⅱ

ブログタイトルを変更しました♪♪

里、野、林、低山、そして海岸などの
四季折々の植物、生き物などを写真と共に 綴っています♪
本格登山とは無縁です
京都の希少植物の保護植生調査の事、日々の生活での事など
種々雑多なブログです


台風12号が迷走しています。
これから進路に当たる地域の皆様もくれぐれも
お気を付けくださいますように・・・


今回の記事は
日本の湿性植物など水辺の植物とトンボなどです♪
写真は右下拡大クリックで大きくして見ていただけます♪
名前など間違った記載にお気づきになりましたら
ご遠慮なく公開、非公開コメントで
お知らせください♪
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我が家から車で10分のところにある「深泥池」も
今年は半端なく暑いです。
植物やトンボは元気で負けそう(^_^)/

「深泥ヶ池」
「みぞろがいけ」「みどろがいけ」とも言われます。
京都盆地の北にある周囲1.5km,面積9haの小さな池で
川の流れはありません。
ここには氷河期(約14万年前)からの動植物(遺存種)が数多く
生き残っています。
 現在「深泥池の生物群集」が国の天然記念物に指定されています。

今タヌキモが池一面に広がって満開です♪

タヌキモ「狸藻」
タヌキモ科
環境省レッドデータ 準絶滅危惧種
京都府カテゴリー 絶滅寸前種
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たくさんの捕虫嚢をつけ、
水の中の小さなプランクトンをとらえる食虫植物です。
水面下に捕虫嚢が有るそうですが肉眼では確認できないそうです。
全体の様子は引き抜かないと
分かりません(^^;
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※似たようなのがいくつもあって同定が難しい植物です。
わたしが調べたわけではないのですがここはタヌキモの群生で
知られていますので名前は鵜呑みにしてます♪

夏から秋にかけ水上に直立する花茎を立て
上半分に数個の黄色の唇形の花をまばらにつけます♪

緑の丸い葉はジュンサイです
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深泥池には色々なトンボが生息しています。
            
❶チョウトンボ 「蝶蜻蛉」
名前の由来
チョウのようにひらひら飛ぶところからついた名前です。
黒っぽいゴールドの光沢が特徴でこれはメスです♪
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➋ショウジョウトンボ「猩々蜻蛉」オス
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手前の草むらに
体長3cmほどの黄色や青のイトトンボが飛び交っています。

キイトトンボ「黄糸蜻蛉」オス
鮮やかな黄色で、腹部がやや太めのイトトンボ
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クマゼミ「熊蟬」
黒っぽい体に透明の翅を持つ日本最大のセミ。
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シャンシャンシャンと大きな声で鳴きます♪
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ドクゼリ「毒芹」
セリ科の多年草水辺・池沢に自生する
日本三大毒草の一つです。
猛毒で中枢神経を麻痺させ、硬直性全身痙攣から
心臓停止に到ります。
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ナガバオモダカ「長葉面高」
オモダカ科
茎の上部に輪生状の白い花を咲かせます。

要注意外来生物(生態系被害防止外来種)
北アメリカ原産の帰化植物
日本では1970年にここ深泥池で初めて発見され、駆除の対象となった事が
よく知られています。
まだ根が残っているんだと思います(-_-;)
雌雄異株で日本に生育するのは雌株のみだそうですが
生態系を破壊する危険が有ることからここをきっかけに外来生物法により
要注意外来生物に指定されました。
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ここからは別の京都、滋賀の湿原、水田で見た
植物とトンボです♪

オモダカ「面高」
オモダカ科
水田、湿地、沼の浅い場所に育つ多年草
花径は2.5-3cm、
葉はやじり形をしています。
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雌雄異花同株
下2つの裂片は、上の裂片より長いのと花が葉の下に付きます。

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名前の由来
葉の形から人の顔面を連想したことによります。
クワイはオモダカの変種で球茎が食用になりますが、
このオモダカの球茎は小さいので食用にならないそうです。
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ヘラオモダカ「箆面高」
オモダカ科
京都府カテゴリー 準絶滅危惧種
名前の由来
葉がヘラに似ているので箆面高イメージ 19

花が右や左に交錯していますが(-_-;)
花の径は8mm。花弁の長さは3mm
3輪生の先にまた3輪生を繰り返す複輪生総状花序

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❹ノシメトンボ「熨斗目蜻蛉」
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❺シオカラトンボ「塩辛蜻蛉」オス
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❻ウチワヤンマ「団扇蜻蜒」
名前の由来
腹部第8節の側縁が広がってウチワ状になっているのが
特徴です。
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ミミカキグサ「耳掻き草」
タヌキモ科 
湿地に生える食虫植物、 
水の中に糸状の細い地下茎を伸ばし、そのところどころに
捕虫する袋を持つっています。 
花は4mm高さ10cmくらい 
アメンボウが犠牲になっているのがわかりますか😅
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名前の由来
ミミカキグサの実を包む1㎝くらいの袋⇩の形が耳掻きの頭の様な
形をしていることによります。
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ホザキノミミカキグサ「穂咲の耳掻草」
タヌキモ科
京都府カテゴリー 準絶滅危惧種
名前の由来 
花がほとんど無柄で
穂状についているように見えるところからこの名前が有ります。

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日本のミミカキグサ類ではもっとも大きく高さ10cm-30cm、
花の大きさは5mmくらいです。

「穂咲の耳掻草」耳掻き草」
全体の様子、こんな感じで咲いています♪
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ヌマトラノオ「沼虎の尾」
サクラソウ科
ヌマトラノオは
オカトラノオと違って湿り気のあるところに生える多年草
もう少しで満開
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カスイ「花穂」はオカトラノオのように曲がることなく
真っ直ぐに上向きに伸びて
直径5mmくらいの白い花をたくさんつけます。
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名前の由来
 花の付き方が虎の尾に似ていて、
沼や湿地に生えていることが多いことから
この名前がつきました。
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ヌマトラノオ、イヌトラノオ、
イヌヌマトラノオなど私には見極めが難しい野草です。(^-^;

最後は琵琶湖畔のオニユリ「鬼百合」
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写真が多くてすみません笑い泣き
長い記事を見ていただいてありがとうございます(^_^)/

ユウスゲはまだ写真が整理できてませんが賞味期限が
切れないうちにと思っています♪

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