京都丹後地方の郷土料理(お寿司) | こころの日曜日Ⅱ

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里、野、林、低山、そして海岸などの
四季折々の植物、生き物などを写真と共に 綴っています♪
本格登山とは無縁です
京都の希少植物の保護植生調査の事、日々の生活での事など
種々雑多なブログです

 
皆様のブログで早春のお花の記事を見せて頂いて
私も春の訪れを心待ちにしているところです
植物園ではすでににセツブンソウやフクジュソウが咲いていましたが
我が家はまだこれから。
自生地の野の花の開花ももう少し先になります。
 
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今回は京都府の北部、日本海に面した丹後地方の郷土料理二つと
おまけのゲンゲのご紹介です。
 
まずは「とり松」のバラ寿司です。お店のホームページも
よろしかったらご覧ください
 
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日本海で獲れたサバを炒り炊きにした鯖おぼろを使ったばら寿司は
京都丹後地方の一部にのみに古くから伝わる独特のお寿司です。
お持ち帰りしました
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サバをおぼろとして数々の具と共に、丹後地方で
「まつぶた」と呼ばれる長方形の木箱に寿司飯と具を段状に重ねて作り
木のへらで四角に切って取り分けます
(一部お店のしおりから)
15センチ四方くらいの大きさでお値段は840円です。 
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丹後地方ではお祭り、お祝いごとなど
人の集まりには必ず各家庭で作ってもてなすそうです 
鯖のおぼろは寿司飯の間に挟んであります。
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こちらは丹後久美浜名物、「綿徳商店」の「このしろ寿し」です。
お店の事が載っています
 
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綿徳の店主のお話では今年は雪が少なく
2月20日現在、スコップで雪かきしたのはまだ一度だけだそうです。
下の写真は店の近くの兜山から見た久美浜湾です。
手前中央は牡蠣の養殖棚です。
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「このしろ寿し」
この久美浜湾で捕れた新鮮なコノシロを使った手作りの姿ずしで
すし御飯の代わりに味付けしたおからを詰めてあります。
作り方は、25センチほどに成長したコノシロを背割りにして中骨を取り、
酢に漬けてしめます。
中に詰めるおからはおのみ(麻の実)を少し入れて炒り、甘酢で味付けをします。
 
今が丁度旬で一月から三月までの限定販売で
丸々一匹を使って作られています。一本、400円です。
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このこのしろ寿しが作られる時期は、
コノシロの漁獲シーズン(10月から3月まで)に限られており、
町内の数件が製造販売しているそうですが
昔ながらの手作りのため、1日に製造できる量には限りがあるそうです。
私も今回商品が有ることを電話で確認して取り置きしてもらいました。 
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このしろ寿しも元々家庭料理として、町内の各家庭で作られていたそうですか゛
江戸時代に徳川家康に献上した由緒ある一品として有名です。 
このしろ寿しをつくるために使うコノシロは、
関東ではコハダと呼ばれており、寿司ネタには欠かせない青い背の魚です。
秋から冬にかけて脂がのり、久美浜湾では、刺し網で捕っているそうです。 
輪切りにしていただきました。
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コノシロは 関西ではいまひとつ重要視されない魚ですが
春先に湾内の防波堤やサビキ釣りでもよく釣れます。
釣っても捨てて帰る人が多いようですが
私は持って帰って三枚におろし酢で〆てお寿司や酢の物などで頂きます。
捨てるのは勿体ないですパー
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おまけは
「ゲンゲ」というスズキ目の魚ですラブラブ!
京都・丹後地方では、グビ(またはグラ)と呼ばれいます。
学名を「シロゲンゲ」と呼ばれるゲンゲ科の魚です。
見た目はグロテスクに見えますが表面には透明なゼラチンやコラーゲンの
プルプルした層が身を包み込んでいます。
ヌルヌルしているのが特徴で滑って扱いにくいです。
山陰の松葉がに漁と同じ時期に、底引き網漁でとれる魚ですが、
近年は漁獲量が非常に少なく、丹後半島でも今では
幻の魚となってしまっているそうです。
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網野の魚屋さんで100グラム80円で買ってきました。
白身の部分はあっさりとしています。
鍋物、天ぷらにもいいそうですが
私はぶつ切りにしてネギと一緒にお吸い物でいただきました
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帰り道で見た木ですが幼木の時に結ばれたんでしょうか
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帰りに久美浜の道の駅に寄って
砂丘で獲れるサツマイモなど買って帰りました。
ところで道の駅の管轄は国土交通省とは知らなかったです
久しぶりの食べ物の記事になりました。
見ていただいてありがとうございます(*^^*)
 
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