高学歴親が子どもを追い詰める 理論攻めで子どもの逃げ場なし | ミカリュス ブルガリスの心の薬箱

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辛い恋とはさようなら。自分らしく幸せに生きる処方箋をフランス・パリから綴っています。



アエラのこの記事を読んで、頭が痛い人も多いのでは。。。



高学歴親が子どもを追い詰める 理論攻めで子どもの逃げ場なし



自分ができたことはわが子もできるという根拠のない思い込みをもち、子が別の人格であることを認識できない。自分のメンツを繕うことに執心するあまり、わが子に寄り添えていないケースが目立つ。
「高学歴は弁が立つ人が多いため自分のしゃべる時間がつい長くなり、子の意見を聞いていません。子どもの自発性、積極性が強化されづらい。そこが鍛えられない彼らは自発的に動かないので、親はさらに焦る。悪循環なのです」




子供が思ったほど勉強ができないと。。。

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医師の元夫(50代)は、勉強が苦手な中学3年の次男の実情を受け止められない。成績表は2と3が半分ずつで模試の偏差値40台の息子に、偏差値65の高校へ行けと言う。
「せめてM大の附属校へ行け。授業を真面目に聞いていれば、ある程度の成績が取れるはずだ。いい高校に行って一流大学に入らなくては就職できないぞ」
 ちぐはぐな説教をする元夫はK大医学部卒。附属中学時代から医者を目指し、ひたすら勉強だけをやり続け医者になった。
「彼は自分ができるから、息子もできると思い込んでいる。というか、世間が狭いので自分と同程度の人しか知らない。誰でも勉強すればできるようになると。そのうえ学業成績以外の価値観でわが子を見られない。次男はやさしく気が利いて友達も多いのに」





かなりできてトップ大学に入っても。。。

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30代までマスコミ関係で働き、最近まで専業主婦だったミサさん(40代パート勤務)は、私大トップのK大に入学した長男をもつ。野球部に所属した高校までは何とも思わなかったのに、大学に入った途端、長男に不満を抱くように。同時に母子のケンカが絶えなくなった。
 長男はサークルには入らず、バイトもしない。大学生なのに夫より帰宅が早い。友達もいないし、当然彼女もいない。要するに「まったくイケてない」(ミサさん)。彼女が抱く理想の息子像には程遠いのだ。
「コミュニケーション能力が低く、生きる力が弱いと感じる。大学なんてK大より下の私が卒業したレベルでOK。それよりも、活発で生き生きした子になってほしかった」






勉強に向いてない子に、勉強しろ、頑張れ、頑張れるんだ!と叱咤激励し、勉強ができる子には、コミュ力を磨け、バイトして社会勉強をしろ、海外に出て経験をつむんだ、勉強だけできても意味ないぞ!と脅し。。。



「親御さんは、頑張れば何でもできると言う。でも、そうじゃないときもある。そこを認めてあげないと、本来ある力をつぶしてしまう場合もある」




問題はここですな。

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背景にあるのは親たちが「いい子を育てる=自分の評価」ととらえる風潮だ。



この記事を読んで、とりあえず、もっとじっくり子供の話を聞こうと思った。

でも、男の子って、聞いてもうるさがるんだもん。

だから、私が、本人の気持ちを代弁して、

こうだよね? こう思ってるんだよね?

って勝手に思い込んで、それならこうすればいいんじゃないって

とんちんかんな勝手なおせっかいをしてしまうのだ。