人って、本当に神秘的だし良くできているなぁと思います。

心にも体にも色々な制御機能がついていたり、

私達がわざわざ意図をしなくても、

色んなことが全自動でされています。


そんな中で、ちょっと残念な全自動なのですが、

人は放っておくと、ネガティブなことが心や頭の中に浮かびます。

勝手に出てくるんですよね。

努力や苦労をしなくても、気が付けば心や頭の中にある。


小さな心配事、心が曇るようなこと、誰かのこと、なんとなく不安に感じること、

そんなことが全自動で浮かんでいます。


生きていれば、心も頭もたくさんのネガティブを知っているし経験もしている。

自分の引き出しにはネタがたくさんあるというのかな、

だから浮かび出すのは簡単。努力はいらない。


先日、赤ちゃんを抱っこしている友人を見ていておもしろかったのが、

さっきまで元気だったその友人が、

ミルクを飲んでとろ~んとした赤ちゃんを抱っこし始めると、

あくびが止まらなくなりました。


これには科学的根拠があって、

眠たい人は「眠たい~」という脳波を発しているので、

それが近くにいる人に伝わり、

同じように眠たくなったり、あくびがうつるのだそうです。


だから、眠たい~と自然にそのエネルギーを発しているのと同じように、

私達の全自動ネガティブも、

当然のごとくエネルギーとして自然に外に発せられていますよね。

周りにも影響を与え、そして自分はネガティブをまとっている。


努力をしてポジティブをやるというのは不自然で、私は好きではないけれど、

人はネガティブの方が簡単で自動生産をしている、

ということを理解しておけばいいですよね。


いつも自分の心地よいこと、楽しいことを選択していたら、

心や頭、そして自分がまとうエネルギーは温かいはずで、

そこに冷えたネガティブが浮かんできていても、溶けてしまう、

そんな風に思います。


こういうのも多分、サーモグラフィーとかで撮影をしたら、

本当にそんな風に映るんじゃないだろうか。


ちょっとちょっとの小さなことの連続だと思います。

ちょっと部屋を片付ける、ちょっと好きなお茶をいれる、ちょっとお花を飾る、

そんなことでまとうエネルギーは簡単に温かくなりますよね。


全自動の冷えをアナログの、ちょっと、で温かくして溶かす。

どんなにハイテクな世の中になり、機械化され、ロボットが進化しても、

やっぱり人肌のぬくもりに触れてホッとすることは無くせないよな、

と話は大きくずれ込んで、

自分の心と頭と体もついでに、いつも温めておきたいですね。