野良猫たちを保護しても、心ある里親様と出会えるのは中々に難しく、またどんなに良い里親様であっても、病気の子や粗相をする子、夜鳴きをする子などをお願いすることはできないので、現在、里親が見つけられなかった数匹の猫たちが、ケージの中で暮らしています。
中でも、うちに置いておくにはもったい猫ちゃんがいます。
初秋に保護した長毛の母猫は、他の猫にも寛容でとても落ち着いており、猫にも人間にも幸せを運んでくれるような素敵な猫ちゃんですが、残念なことに猫エイズキャリアである上、腫瘍のようなデキモノが体のあちこちにあるので、今後どのようなケアが必要になるのかもわからず、他の方にお願いすることではないと考え、里親募集を中止しました。
あまりベタベタしないタイプの猫ですが、人間側が動くとまるで秘書のように邪魔せずついてきて、人間が動いていないときには、傍らで静かに見守りをしてくれます。
でしゃばらず、かと言ってちゃんと目を見てアピールもしてくれる、大人の女性という感じのこで、程よい感じのスリスリ甘えも絶妙な可愛らしさです。
しかし薬を口から直接飲ませようとすると、すごい力で歯を食いしばり、口を開けさせてはもらえません。そんなところからも、大人の女性の強い意志のようなものを感じます。
この子の様子を見ていると、家の中で生活したことのある猫であることは明らかでした。
どのような経過で捨てられたのか。なぜ、猫エイズに感染してしまったのか。今更どうしようもないことですが、悔しくてなりません。特別に可愛がってくださる里親さんとの出会いも、諦めなくてはなりません。それでも、この子を放り出さずに保護して良かったと感じています。
今後も我が家の一員として、最期まで一緒に暮らす覚悟を決めました。
保護猫たち全員を看取るまで、何とか頑張らないといけません。



