いわば看取りのための病院です
必要のない医療行為は施されることなく
本人の生命力に任せる形で
穏やかに残された余生を過ごすための病院です。
急性期病院に入院していた病院で
『ひと月もたないかもしれない』と宣告された年末。
療養型の病院へ転院する算段をとり
覚悟を決めて転院して、なんと4ヶ月が経ちました。
母すごい…
父を亡くして一年
まだ鮮明に記憶に遺る
父の最期の日々
まだ癒えない心模様
父が母が行くのを止めてくれたように思います。
そして介護付き老人ホームで一人過ごしている母を心配して
父が今の病院に移らせてくれたようにも思っています。
色々と助けてもらったホームでしたが
やはり両親にとっては平穏に晩年を過ごせる場所ではなかったのかもしれないと
今は悔やむ部分もあります。
色々ありました…
でも見かねた亡き父が天国から、母の終の棲家を用意してくれた。
都会好きな母に父は粋な計らいをしてくれました。
1ヶ月と言われた余命を、これからどれだけ突破し続けてくれるのか…
母の残された日々が少しでも穏やかで健やかであるように心から願います。
そしていまだに、長すぎたコロナパンデミックのために面会ができない状況
一日も早く再開して欲しい。
この3年を返して欲しいよ…
でも、母は頑張ってくれている。
自由に会えるその日まで、絶対に踏ん張ってね。
私も今年の夏が来たら
大腸がんサバイバー7年生になります。
オペ後間もなく肝臓転移が発覚してステージ4へ
その後、転移消失しケモをやめて4年。
体調的には、とても元気な日々を送っています。
波瀾万丈な人生。
まだ40代。
母の苦労の人生に比べたら足元にも及ばない。
そんな母の娘だもの
両親の人生を教訓に私の修行は続きます。
『神様は乗り越えられる試練しか与えない』
母がよく掛けてくれた言葉
私の人生の礎です
2023年5月