わたしの中で、

バイオリンと言えばさだまさしさん。

 

さだまさしさんが、

東日本大震災のときに作った

「あなたへ」という曲があるのです。

 

歌詞タイム(kasi-time.com)

http://www.kasi-time.com/item-61854.html

 

久しぶりに思い出して、

その歌詞を読んでいたのですが。

 

涙が溢れて止まらなくなりまして。

 

 

 

わたしの自宅は被災しませんでした。

道路は冠水し、周囲は断水しましたが、

うちはギリギリ免れました。

 

父の遺した車が水没し廃車となり、

それについて悲しみは拭えませんが

仕事場を失った人がいて

家を失った人がいて

家族を失った人がいて

そんな中で

肩を落としてはいけないそれくらいでと

笑顔で生きております。

 

おそらくこの涙は

自分のことではないのです。

 

 

 

ゆうべ、夢を見ました。

 

白い箱バンを代車に出してもらえて

(ナンバーは8181でした)

走っていると急激に川が氾濫し

橋の上に居た大勢の人が流されて行き

わたしの車もあわやというところ

逃げて逃げて、道路が水で見えなくなって

動かなくなった車を降りて置いて逃げて…

 

目が醒めました。

 

 

 

こころのどこかに常にある心配、不安。

 

大洲と言う被災地で生きている、

被災地の声なき声を感じてしまう…

 

それを、この歌詞が

「解っているよ」「見守っているよ」と

包み込んでくれたような安堵感。

 

最中の今はそれだけで

泣けて泣けて仕方ないのです。

 

 

 

ピンポイントで被災した少数集落は

報道されず、実情を知られず、

同じ被災状況でありながらも

同じ愛媛県内でありながらも

行政支援に大きな差があったりで…

 

どこへ行けばいいの?

 

何が助けになるの?

 

そんな日々が続く人々の

潰れたのは家だけじゃなく、その心…

 

そんな地域はおそらく

数え切れないほどあるんだと思います。

 

大洲だけじゃなく、愛媛全体にも、

広島にも岡山にも、

日本中にある、あらゆる被災地にも。

 

 

日本中にこんなに被災地が多い現在、

誰しも周囲に一人は

被災者が居るのではないでしょうか。

 

ひとりひとりに、どうか

息の長い応援をお願いいたします。

 

季節が巡って花が咲くまで。

 

その花に、一人残らず気付くまで。

 

その花を、一人残らず

愛おしいと微笑める日まで。

 

 

 

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