~ 8/5 加筆 ~

記事内容の嬉しい修正♪

この記事を書いたとき、田んぼの中の

汚泥の跡が気になっていたのですが、

これは栄養満点の肥料になるのだそうです。

 

今、青々を通り越して黒々に近い

そんな元気な稲があちこちで見られます。

 

今後天災無く乗り越えられれば、

秋には希望の苗が立派に実りますよ!

 

以下、元記事です。

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台風被害が出ずに済んで安堵した、

涼しいけれどぺったりと湿度の高い早朝。

 

青々と拡がる田んぼ。

25日前のあの朝が嘘のように。

 

 

ただし足元を見れば…

 

 

分厚くひび割れた泥跡。

 

 

こちらではたっぷりと水気を含んで

図々しく居座ったまま…

 

この朝、なぜこんな早い時間に

田んぼの中に立っていたかと言うと。

 

車の罹災証明書を申請するために、

レッカーされた元・愛車を撮影しようと

母に借りた自転車で車屋さんまで行き、

帰宅する途中だったのでした。

 

明日からまた猛暑が来ると言うことで、

何とか今日のうちに朝のうちにと。

行けて良かった…

 

実は日曜日にも撮影に来ていたのですが

どうにも一筋縄では行かず…

その罹災証明書申請までの道のりは、

また後日まとめることにして。

 

 

田んぼの中に派手なピンク色を発見。

 

砕けた発泡スチロールでも溜まっているのかと

近付いて見てみると…どうやらタマゴです。

 

ジャンボタニシのタマゴのようです。

水害で個体が流されて来てしまったのか、

もともと居たのが

流されず残って繁殖しているのか…

 

まぁとにかく、初めて見る光景でした。

 

ジャンボタニシ。

正しくは”スクミリンゴガイ”。

要注意外来生物です。

 

食用に日本に持ち込まれたものの

採算が合わず廃棄されたものが

自然界で繁殖してしまったようで。

 

似た話はそこら中に

いくらでもあるじゃないですか。

人間は愚かですね…

 

彼ら外来生物からすれば、

日本の自然環境はぬるま湯なのでしょう。

生命力を存分に発揮して、

生息地を拡げること拡げること…

 

しかもこの貝、寄生虫が危険らしく、

おまけにこの禍々しいタマゴには

毒もあると言うのですから、

 

…よく食用にしようなんて思ったな…

 

戦後食糧難の時代ならともかく、

持ち込まれたのは1981年です。

 

人間は愚かですね…

 

 

 

空き地という空き地に

積み上げられた被災ゴミ、

川の淵に漂着した被災ゴミ、

胸が締め付けられるような光景も

まだまだたくさんありましたが

今回はそれは撮りませんでした。

 

汚泥の上に立ちながらも

健気に踏ん張ってくれている稲と

その上を美しく飛ぶアオサギや

その中で美しく佇むシラサギに

心乱れぬことの力強さ、頼もしさを感じ。

 

明日のことは解らないけれど、

今日は、今は、

上を向いておこうと思ったのです。

 

 

 

伊予銀行のCMのBGMが

復興ソングのように聞こえる今日この頃。

 

何回も何回も乗り越えて行こう

どんな高い壁も…♪

 

 

 

 

お休みなさい。

 

明日もまた一歩、負けずに進めますように。