小林麻央さんのブログ

KOKOROが英訳されると聞いて、ずっと、

麻央さんの「KOKORO」を英訳すると

何が適切だろうと考えていました。

 

心とは。

 

「精神」であり、「希望」であり、

「思いやり」であり、「信じること」であり。

 

「姿勢」や「夢」、「目標」でもあり、

 

「今」であり「明日」でもあります。

 

そして時には、

「迷い」や「痛み」でもあるでしょうか。

 

何とも包容力のある言葉です。

 

 

 

麻央さんは、

この上なく勇敢に人生を闘われ、

豊かな人生を終えられたと感じます。

 

遺された者には試練が訪れますが、

これもまた、この上ない闘いであると考えます。

深い深い意味のある闘いです。

 

心とは。

 

「闘い」であるかも知れませんね。

 

 

 

さきほど新聞記事で、高校球児が

「野球を愛しています」と宣誓したと読みました。

 

「愛」という言葉は、

若い頃には真っ先に恋愛に結び付き、

何か照れ臭い、口をもごもごしてしまうものでしたが。

 

30代を終え、40代を迎える頃には、

それは意味を拡げ、色合いを変え、

全てを包み込む感謝の言葉になりました。

 

家族愛、地域愛、人間愛…

隣人への暖かい気持ち、

世の中を慈しむ気持ち、全てが「愛」です。

 

「愛」を宣誓した高校球児は

麻央さんの言葉に影響を受けたとか。

 

そうですね。

 

「KOKORO」を英訳するなら「LOVE」。

全てを含んだ「愛」なのでしょうね。

 

 

 

命は「いのち」ですが、

使命の「めい」でもあります。

 

おそらく、人はそれぞれ「めい」を持って、

「いのち」と共に生まれて来るのだと思いますが、

貫ける人は僅かなのかも知れません。

 

(それは本人の資質だけではなく

 置かれた環境もあるでしょうから

 貫けないことが悪いことではありません)

 

命も愛も貫けた麻央さんはやはり、

あっぱれな女性です。

 

 

 

愛する人を失った衝撃から、

今はまだ哀しみの底にいらっしゃる遺族の方々。

 

傷や喪失感が癒えることはありませんが、

衝撃は次第に消えてゆきます。

 

その時にはどうぞ、

素晴らしい愛と巡り合えた幸せを噛み締めて、

誇らしく胸を張って、堂々と、

笑顔で歩いていただきたいと思います。

 

きっと

そのために伝えられた「愛」ですから。

 

命をかけて伝えられた「愛」ですから。