ジェームズ・レッドフィールド/著  山川紘矢+山川亜希子/訳


「聖なる予言」 「第十の予言」 に続くシリーズ第3弾。

これまで学んできた知恵の世界を具現化するためには何をしたら良いのかについて書かれています。


主人公は、初めて出会う少女から知恵の話をされて驚く。

時を同じくして魂の友人が訪ねてくる。

ふたりの言葉に導かれ彼はチベットへと降り立つが、秘密警察が行く手を阻む。

危険と闘いながらも、シャンバラとその秘密、第十一の知恵へと迫る。

シャンバラと呼ばれる場所はとても安らかで神秘的だった。


ペルーやアメリカが舞台だった前作までとは一風変わって、今回はアジア。

これまではキリスト教の話だと思っていたけれど、いつの間にか宗教の枠組みを超えています。

目指すものはみんなひとつだということか。

歴史については前作でも述べられていたが、今作では縦のつながりについてより詳しく述べられている。

直観的なイメージをもとに霊的に惹かれあった者同士が結婚する。

子供の魂は受胎する以前に母親と出会い、この両親のもとに生まれることが適切であるかを見極める。

生まれた子供について親は、子供が次のステップへと進む手助けをする。

そのためには多少の衝突もあるだろうが、親が子供とともに成長できるチャンスでもある。

この“生命のプロセス”を理解し行っていくことにより、魂のより高いレベルでの統一へ、そして全人類の“霊的な目的”へと近づくことができる。

シャンバラに暮らす人々はそれを実現している人々である。

植物や大地からエネルギーを得られるように、“より高度な文化レベル”にエネルギーの場を設定している。

また、人間はそれぞれの守護天使を持っており、彼らの存在を“認める”ことで、彼らは私たちのエネルギーとともに働いてくれる。

シャンバラに眠る秘密、理想の霊的文化を保つために信仰や期待を具体的にどのように使うか、という第十一の知恵とは第一から第四の拡張のことである。

私たちの祈りの場は存在し、そこからエネルギーが流れ出す様を思い描くことで世界に影響を与えられると認識すること。

祈りの場を直感や“偶然の一致”に対して敏感になるように設定すること。

他者に対する期待、すなわち、流出したエネルギーが“他の人々のエネルギーレベルをも高め、彼かが彼らの内なるものと彼ら自身の高次の直観につながるように期待する”こと。

その際、プロセスが展開することは期待しても起こることに対しては執着せず、常に肯定的な期待をすること。

すなわち、他者に対する否定的意見を持たないこと。

これらを実行することで、私たちはエネルギーを高め、守護天使に権限を与えたり頼みごとをしたりすることが可能となる。

世界規模で大きくなったエネルギーの場は地球を覆い、人類の文化はより高い次元へと進歩する。


疲れた。

いきなり守護天使とか出てきて焦った。

シャンバラの世界観がとてもSF的。

ガラス張りの建物、明かりはなくともひとつひとつのものが自然発光していて、電気は不要。

姿を見えなくできたり、瞬間移動めいたことができたり。

作中で主人公もそのように述べており、それに対する答えが面白かった。

「多くのSFは予言的です。あなたが今見ているものは進歩の結果にすぎません。私たちはあなたと同じ人間です。――――」(本文より抜粋)

確かにね。SFって別に夢物語ってわけじゃなかったんだっけ。

ここに述べられてることが真理なのか論理的に組み上げられたものなのかはさて置き。


シリーズ全部読まないのは不完全燃焼だから結局読んでしまった。

入門編で止めとけばよかったかなぁと思うこともしばしば。

ほんと、2作目後半からはかなり惰性だった。

でもまぁこの作品は非現実的な感じが強すぎて、逆に割り切って読めたから楽だったかも。

著者が言いたかったのは非現実ではなく超現実なんだろうけど。

で、山川さん夫妻についてもちょっと調べてみたら、mixiにいた!笑

揃って東大の超エリートで、今はおふたりでスピリチュアルな活動をしているとか。

HP「山川紘矢・亜希子のSpiritual World」

うん、そういう世界もあるよね。


ジェームズ・レッドフィールドの本は読むだけ読んだけど、山川さん訳の本はまだ残ってるんです。

マイブームで買っちゃうと飽きたときに大変・・・

でもこういう考えも嫌いじゃないからやっぱ読んでよかった。

信じる信じないじゃなくて、知識になっちゃう感じだけど。

っていうか、知識にすら残ってないかもだけど、通過することに意味があると思うから。