メアリー・ウェズリー/著   三浦彊子/訳


下北沢の古書店にて、パラパラとめくって小説であることを確認して、ジャケ買い?した本です。

だって“第二”なんですよ、“第一”でなくって!

何がどのように音楽と絡んでくるのか楽しみにしつつ読みました。


ローラはとても派手で美しくて煌びやかに着飾った女性。

自分が傷つかないように生きてゆく術を身につけ、深入りせずあとくされのない恋愛を繰り返してきた。

ところが、息子ほどに年の離れた23歳の小説家志望の青年と出会ったとき、彼女のペースが乱されてしまう。

彼は一途で純粋で一生懸命であり、そして残酷だった。

その心はローラを前にしながらも別の女性を、小説のために創り上げたヒロインを愛するようになっていた。

これまでの安全な生活と青年への愛情との間で揺れる彼女。

女性の持つ強さと弱さ、人生の皮肉さを、時にシビアに、時に軽快に綴った作品です。


著者は1983年に70歳でデビューした作家だそうです。

やけに共感できると思ったら、女を知り尽くした女性だったんですね。

すごいなあと思って調べてみましたが残念ながら2002年に亡くなっていました。


で、結局バイオリンはどこに出てきたかというと、たった一箇所。

まあ元彼がオケの指揮者という設定で伏線は張られていたのですが。

物語の途中で、彼女が自分に言い聞かせます。

わたしは脇役でいいんだ、あくまで第二バイオリンでいよう、みたいな感じで。

それだけかよーとも思いましたが、非常に後向きすぎる使い方がなんともおかしくて逆に納得しちゃった。

わたしはどちらかというと2ndで弾く方が好きなんですが、2nd職人って控えめなようで実は、

 でもウチらがいないと1stだけじゃ頼りないし音楽成り立たないでしょ!

って思っているんですよね~(笑)。

脇役のプライドかな?でもビオラほどは心が強くない、みたいな・・・。

なんか後半はわたしの偏見も入っちゃってますが、もし著者がここまで考えた上で“第二バイオリン”という言葉を使ったのだとしたら、と、ついつい深読みしてしまいました。


ということで、とりあえずジャケ買いは成功っぽかったです。

最近なんだか女々しい本ばかり読んでいる気がするので、次は元気な本を読もう!

あっあと古本だったから前述の“第二バイオリン”の話が出てくるあたりにエンピツで印が付いていました。

チェック済み。

前に読んだ人はどんな思いでここんとこ読んだのかな~などと思いを巡らせました。

こういうのも面白いもんだね。