著者 : 白石昌則 東京農工大学の学生の皆さん
流行ったのって何年前だっけか。
某古本チェーン店にて105円だったので買っちゃいました。
確認がてらという軽い感じで読み始めたつもりが、得たものは意外と大きかったきがします。
○○が欲しい、○○を置いて、○○はどう思いますか、などの様々な質問に軽快な返答をする白石さん。
真面目な文章なのにところどころ頓知が効いていて、あほな質問にも丁寧に答えてくれています。
優しくておもしろくてちょっと抜けてる人柄が好感を持てるな・・・
と思えたのは最初のうちだけ!!
読み進めるうちに、この人はそれだけの人じゃない!という感じがビシバシ伝わってきました。
こういう言い方はあれかもしれませんが、かなり腹黒いような。
質問の答えを無理矢理に売れていない商品の方向へ持っていって売り上げを伸ばそうとしたり、
知っているのにすっとぼけて知らんふりをして答えてたり。
あくまで自分の立場はきちんと守っているんです。
ものすごーーーーく空気を読むのが上手なんだと思います。
腹黒というよりも、ずるい人って感じかしら。
ネット上で騒がれるようになってから本になるまでの心境を綴ったエッセイも載っていました。
ひとことカードの裏話とともに白石さんの人と成りがよく出ているんだと思います。
ただいいひとってだけの人よりも、ずっと親近感が湧きました。
空気を読んで生きていける人を尊敬して止みません。
ベストセラーだったけど、本を手にした多くの人はどんなふうに感じたのかな。
少なくともわたしにとっては“こころあたたまる話”とかではなかった。
おもしろい本だったことには変わりないけれど。
再度売り飛ばそうか、ウィットに富んだ受け答えを習得すべく手元に置いておこうか、考え中です。