J.D.サリンジャー/著
「ライ麦畑でつかまえて」で有名なサリンジャーの作品。
ずっと昔に買ったけれど読んでなかった本を引っ張り出して読んでみました。
タイトルの通り9つの短編集です。
訳の日本語の言い回しや時間の流れが演劇の舞台のワンシーンのよう。
人と人とのやりとりの描写がとにかく細かい。
セピア色の世界はなんだか昔の映画を見ているみたいでした。
各ストーリーのオチも映画っぽい。
会話の内容とか、行動に垣間見る狂気の断片とかの伏線を張っておいて、最期に予想通りの大どんでん返し。
あえて本当にそういっちゃうの!?という逆の意味での裏切り。
スッキリしないけれど満たされる読後感もミニシアター系です。
明らかに読む時期を誤りました。
春休みなどの長期休みにゆったりと読むべきでした・・・。
今読むには時間の流れが合わなさすぎた。
正直ちょっと疲れました。
『~略~「喜び」と「仕合せ」の最も著しい違いは「仕合せ」は固体であるに反し、「喜び」は液体だということだ。』(一部抜粋)
なんて考えたこともなかったです。
固体が欲しいもんです。