私が生まれた街で

70年前の今日の午前11時02分に
原爆が投下された。
広島の3日後。

私が生まれる前の話。

私の祖母は爆心地からだいぶ離れたところに住んでいたが、その日の空を今でも覚えているという。

その日の空を見ると、ピカッとした稲妻のような光が遠くから見えたそうで、そこから全体が煙に覆われたと。
だけど、何が起こっているのかはわからなかった、後日鉄道もグニャグニャになり、焼け野原になってしまった長崎の駅へ行けないんだと知るまでは。

いろんなものが一瞬で消えた。街の面影もなくなり、石には人の影が放射能によって黒く張り付き、工場も家も学校も、教会も人も何もかもがなくなった。

その話を幼いながらに聞いていた時は単なる物語のようにしか思えなかった私。
だけど、どんどん大人になるに連れどれだけの大きな痛手をおって今の平和な国があるのかを思い知った。

しかも、日本は2つも原爆を落とされている。
他の国ではあり得ないことだ。
もし日本ではなく他の国が2つも同時に落とされていたらどうなっていたのだろう?

日本は耐えて今まで大きな成長を遂げてきた。

70年という月日をもう十分耐えた。日本の心、大和魂。

先人の方々の思いを一心に受け、もう目覚めの時はきている。

大和魂、日本の和心が目覚める時。

そう私は感じた一日でした。