自我の力
わたしの自我を問い詰めていったなら、結局のところは、「現実を認めたくない」の一言に尽きるんだろう。
あんなことやこんなことで、傷付く必要なんかないって。
大切な人はわたしを愛してくれているって。
世界はわたしを脅かしてなどいなくて、安全なんだって。
あなたを疑ってみるのも、核心からズレたところを延々と探り続けてしまうのも、今此処に存在しているものを認めたくないだけなんだろう。
何故認めたくない?
「そんなこと信じられないから」
違う、
「今まで信じてきた世界が、壊れてしまうのが怖いから」
そうだ。
自分が信じてきた考え方や、それに付随してくる感じ方がどうやら間違っていたと気付けたとしても、定着している反応や感情がすぐに変わるわけではないのがしんどい所。
故に馴れ親しんだ回路を、その都度軌道修正していこうと試みてはいるのだが、なかなか上手くいかない。
信念や、習慣化した思考パターンを変えていくのは、なんて大変なことなのだろう。
恐ろしくて、辛くて、震える。
自我の力は、なんて強いんだ。
現実は何も怖くないんだって認めるのが、怖いよ。
不安になる必要なんかなくて、安心していいんだって認めるのが、怖いよ。
おかしな話だ。
あんなことやこんなことで、傷付く必要なんかないって。
大切な人はわたしを愛してくれているって。
世界はわたしを脅かしてなどいなくて、安全なんだって。
あなたを疑ってみるのも、核心からズレたところを延々と探り続けてしまうのも、今此処に存在しているものを認めたくないだけなんだろう。
何故認めたくない?
「そんなこと信じられないから」
違う、
「今まで信じてきた世界が、壊れてしまうのが怖いから」
そうだ。
自分が信じてきた考え方や、それに付随してくる感じ方がどうやら間違っていたと気付けたとしても、定着している反応や感情がすぐに変わるわけではないのがしんどい所。
故に馴れ親しんだ回路を、その都度軌道修正していこうと試みてはいるのだが、なかなか上手くいかない。
信念や、習慣化した思考パターンを変えていくのは、なんて大変なことなのだろう。
恐ろしくて、辛くて、震える。
自我の力は、なんて強いんだ。
現実は何も怖くないんだって認めるのが、怖いよ。
不安になる必要なんかなくて、安心していいんだって認めるのが、怖いよ。
おかしな話だ。