解決の糸口
現実に、恐ろしいことが起こっているから恐怖が沸き上がってくるのではなくて、
現実は、とても穏やかで幸せなのに恐怖が沸き上がってくるということを実感するのに随分時間がかかった。
相手が、わたしを裏切っているのではなく、
わたしが、未解決のトラウマを相手に投影していること、
強迫的に突き止めずにはいられないトリガー自体には答えはないこと、
恐怖の根本は幼少期にあること、
その苦痛が様々な過去の出来事とリンクしてしまってぐちゃぐちゃになっていること、
根本に向き合い、それを正しく認知・検討しなければ不安症状はなくならないことがわかった。
未解決の恐怖は、乗り越えるチャンスを繰り返し伺っている。
誰かがわたしを恐怖に陥れているのではなく、
恐怖はわたしが生み出しているということ、
恐怖は、自分の意思が利かないほど強力な力を持ち、且つ自動的に沸き起こるということが実感を持って認識出来た。
現時点での結論。
恐怖が沸き起こること自体はとても自然なことで、必死で逆らおうとすることが不自然だ。
故にわたしがすべきことは、【恐怖が沸き起こった時に、そのエネルギーを解放すること】
これだけなのかもしれない。
不安な時、その気持ちを相手に伝えること、聞いてもらうことでエネルギーが解放出来る。
その上で、「大丈夫だ、これは幼い頃感じた【死の恐怖】とは関係ない」と認識することが必要だ。
自分にとって、どんな思考によって恐怖を感じているかを伝えることは最も恐ろしい。
「その思考(被害妄想)が事実だったら耐えられない」と思い込んでいるからだ。
しかし、それが事実か、事実ではないかは重要ではなかった。
大事なのは、【それを口に出来るか出来ないか】
つまり、【蓄積された恐怖のエネルギーを解放出来るか出来ないか】である。
…論理でしかわからなかったプロセスに、やっと実感が伴ってきた。
より一層、明白な希望の光が射している。
状況は、二週間前よりかなり前進している。
そして、まだ解決したとはいえない今でも、充分幸せを感じている。
とても、とても幸せだ。