❤スゥイートキャンディ️❤️ ⑻

アーチーとアニーの婚約式は とても晴れた青空のもとで行われた!アニーは空色のシフォンのドレスに身を纏ってアーチーの隣で頬を染めていた。

場所はみんなでよく集まって はしゃいだレイクウッドのアードレー家のガーデン。そこにはアンソニーのスゥイートキャンディが溢れんばかりに咲き誇っていた。
キャンディは、淡いグリーンのドレスを着ていた。それはまるでスゥイートキャンディのバラの精のようであった。

パーティーは、厳粛なエルロイ大伯母様にさえ柔かな笑みを浮かばせるほど、賑やかだった。

アーチーとアニーは ひとりひとりのお客様に彼女自身が手作りした小さなバラを模ったドルチェの包みを手渡し、感謝の言葉を添えて、出迎えた。

今頃きっと 兄のステアと従兄弟のアンソニーが青空から声援を送っている事だろう!キャンディはスゥイートキャンディのバラをそっと嗅いで空を見上げて微笑んでいた。

アーチーとアニーも青空を仰ぎ目を細めて幸せになる事を誓い合った。

キャンディは、アニーのそばに来た。

「アニー、今日はとっても…ううん、今までの中で一番誰よりも輝いてるわよ!」

「キャンディ~、私…こんなに私幸せを独り占めしちゃって…」涙
「バカねアニー、幸せは自分で掴んだのよ!独り占めじゃなくみんなが幸せなんだから泣いたりしちゃダメ!」と言いつつ、溢れてくる涙を2人は笑いながら拭いあっていた。隣でアーチーは微笑んでいた。

アーチーは、今度はキャンディが幸せになる番だと心から願った。

とても爽やかな婚約式が、滞りなく終わりを告げていた。