ニキビが治りません。
最近良く何かの途中で力つきて床で寝てしまって
朝を迎えるのが当たり前になってます。
でも体調は崩さない。
情緒不安定な心の代わりに神様は丈夫な体をくれました。
こんばんは、みかちゃん。元気です。
車には乗らないけど、
ボートに乗って来ました。
足漕ぎで、ハンドルが付いてるやつ。
漕ぐ時にサボるも何も、さぼってたら足巻き込まれるで、あれ。
ラッキーボートというそのボートには、色んなマークがついてて、
私が乗ったのはいるかのマークが付いてて嬉しかった。
ラッキーラッキーとか言いながら周りの親子連れの会話を想像したり、
水から吹き上げる風を心地よく受けながら、
深刻な話をするにはもってこいの乗り物やなあと思いました。
スパイとか。
ただちょっと不思議な事には、亀が後ろについて泳いできていました。
じっと聞き耳をたてているのです。
気づいた時にはもう遅く、舟はいつの間にか湿気た浅瀬に誘導されていました。
暗い林には、沢山の気配がありました。
どうやら中へ招かれているようです。
入り口付近で全身黒い服の婦人に持っていたカメラも音声機器も取り上げられ、
まっすぐ伸びた廊下を奥へ進むよう告げられました。
突き当たりに引き戸がありました。
古めかしい扉は少しきしんだ音を立てて開きました。
「おぼえていらっしゃいますか」
突然、優しい声がしました。
「花火大会の時にあなたにすくって頂いた亀の、のぼるです」
姿はありませんが、声はすぐ近くに聞こえました。
「ずっと、お礼がしたかったんです。
あなたの前に大きな箱と小さな箱があるでしょう。どちらか好きな方をお持ちください」
確かに、ほの暗い中に箱が二つありました。
大きな箱は車一台分くらいの大きさです。
小さい箱は手のひらに乗るほどの大きさでした。
私は少し迷ってから大きな箱を選びました。
「開けてもいい?」
私は尋ねました。
「どうぞ」
段ボールのような頑丈な箱を開けるのはひと苦労でした。
半透明の紙を破ると、モーターボートが入っていました。
「うわ凄い。何これ?くれるん??」
照れくさそうにのぼる君が答えました。
「あの、足漕ぎボートで来られてらしたので、帰りが楽かと思いまして」
「でも運転の仕方とかわからんけど」
「まあそれはざっくりお教えしますんで。もう乗って帰られますか?」
「じゃあ、早速やけど乗っていいかなあ。ありがとう」
先ほどの黒ずくめの婦人がそそくさと現れて、驚くほどの力で暗い浅瀬までボートを押しやりました。
準備してもらっている間、私はのぼる君に気になっている事を聞きました。
「小さい箱は?あれはちょっと見ていいの?」
「はい。別にいいですよ」
婦人に手渡された小さい箱は、簡単に開きました。
「iphoneやん」
「そうですよ」
「えー」
「もう準備出来たんで、乗れますよ、ボート。行って下さい」
ボートの操作は簡単なようでした。ひととおり説明を受けた私は、
貰ったボートで帰る事にしました。
「じゃあ、びっくりしたけど、ありがとう」
私はさよならを告げました。
のぼる君が、いえ、と言い終わる前に私は婦人から小さい箱を奪い、エンジンがかかったボートを闇雲に猛スピードで走らせました。
スピードに負けないように暫く目を凝らしていると、また元の池に戻ってきました。
少し息が切れていました。
ずるい事したなあと思いながらも、待ちきれずに小さな箱を開けました。
すると、そこにいたのはのぼる君でした。
「また一緒に居られますね」
「えー」
と、同時に足元がぐらつきました。
見ると、自分が立っているのはモーターボートではなく大きな海ガメでした。
「見栄はってすみませんでした。化かす事が出来るのはどうも日の当たらない所だけみたいです」
申し訳なさそうなのぼる君を見て、私は、別にいいよ、私も悪かったし、と
謝りました。
それからじゃぶじゃぶと亀に乗って岸に向かったのですが、
私はその時すでに、舟に同乗していた友人の事を忘れさせられていました。
あの後友人はどこに行ったんでしょう。
そんな事をその日は舟に乗りながらぼんやり考えていました。
すると亀がじっとこちらを見ています。
何だか懐かしいような気がしました。
そして気がつくと、もう遅かったのです。
みかちゃん、私は昨日から凄く疲れています。
長くてごめん。ストレス発散。
亀がついてきたんは本当。
それはさておき。
引っ越しが終わったら遊びに行きます。
新しい門出におめでとう。
昨日は美しい結婚招待状が届いてテンション上がった。
秋の感傷に打たれながらも、抜けない蒸し暑さ。切ない、長い。
最近良く何かの途中で力つきて床で寝てしまって
朝を迎えるのが当たり前になってます。
でも体調は崩さない。
情緒不安定な心の代わりに神様は丈夫な体をくれました。
こんばんは、みかちゃん。元気です。
車には乗らないけど、
ボートに乗って来ました。
足漕ぎで、ハンドルが付いてるやつ。
漕ぐ時にサボるも何も、さぼってたら足巻き込まれるで、あれ。
ラッキーボートというそのボートには、色んなマークがついてて、
私が乗ったのはいるかのマークが付いてて嬉しかった。
ラッキーラッキーとか言いながら周りの親子連れの会話を想像したり、
水から吹き上げる風を心地よく受けながら、
深刻な話をするにはもってこいの乗り物やなあと思いました。
スパイとか。
ただちょっと不思議な事には、亀が後ろについて泳いできていました。
じっと聞き耳をたてているのです。
気づいた時にはもう遅く、舟はいつの間にか湿気た浅瀬に誘導されていました。
暗い林には、沢山の気配がありました。
どうやら中へ招かれているようです。
入り口付近で全身黒い服の婦人に持っていたカメラも音声機器も取り上げられ、
まっすぐ伸びた廊下を奥へ進むよう告げられました。
突き当たりに引き戸がありました。
古めかしい扉は少しきしんだ音を立てて開きました。
「おぼえていらっしゃいますか」
突然、優しい声がしました。
「花火大会の時にあなたにすくって頂いた亀の、のぼるです」
姿はありませんが、声はすぐ近くに聞こえました。
「ずっと、お礼がしたかったんです。
あなたの前に大きな箱と小さな箱があるでしょう。どちらか好きな方をお持ちください」
確かに、ほの暗い中に箱が二つありました。
大きな箱は車一台分くらいの大きさです。
小さい箱は手のひらに乗るほどの大きさでした。
私は少し迷ってから大きな箱を選びました。
「開けてもいい?」
私は尋ねました。
「どうぞ」
段ボールのような頑丈な箱を開けるのはひと苦労でした。
半透明の紙を破ると、モーターボートが入っていました。
「うわ凄い。何これ?くれるん??」
照れくさそうにのぼる君が答えました。
「あの、足漕ぎボートで来られてらしたので、帰りが楽かと思いまして」
「でも運転の仕方とかわからんけど」
「まあそれはざっくりお教えしますんで。もう乗って帰られますか?」
「じゃあ、早速やけど乗っていいかなあ。ありがとう」
先ほどの黒ずくめの婦人がそそくさと現れて、驚くほどの力で暗い浅瀬までボートを押しやりました。
準備してもらっている間、私はのぼる君に気になっている事を聞きました。
「小さい箱は?あれはちょっと見ていいの?」
「はい。別にいいですよ」
婦人に手渡された小さい箱は、簡単に開きました。
「iphoneやん」
「そうですよ」
「えー」
「もう準備出来たんで、乗れますよ、ボート。行って下さい」
ボートの操作は簡単なようでした。ひととおり説明を受けた私は、
貰ったボートで帰る事にしました。
「じゃあ、びっくりしたけど、ありがとう」
私はさよならを告げました。
のぼる君が、いえ、と言い終わる前に私は婦人から小さい箱を奪い、エンジンがかかったボートを闇雲に猛スピードで走らせました。
スピードに負けないように暫く目を凝らしていると、また元の池に戻ってきました。
少し息が切れていました。
ずるい事したなあと思いながらも、待ちきれずに小さな箱を開けました。
すると、そこにいたのはのぼる君でした。
「また一緒に居られますね」
「えー」
と、同時に足元がぐらつきました。
見ると、自分が立っているのはモーターボートではなく大きな海ガメでした。
「見栄はってすみませんでした。化かす事が出来るのはどうも日の当たらない所だけみたいです」
申し訳なさそうなのぼる君を見て、私は、別にいいよ、私も悪かったし、と
謝りました。
それからじゃぶじゃぶと亀に乗って岸に向かったのですが、
私はその時すでに、舟に同乗していた友人の事を忘れさせられていました。
あの後友人はどこに行ったんでしょう。
そんな事をその日は舟に乗りながらぼんやり考えていました。
すると亀がじっとこちらを見ています。
何だか懐かしいような気がしました。
そして気がつくと、もう遅かったのです。
みかちゃん、私は昨日から凄く疲れています。
長くてごめん。ストレス発散。
亀がついてきたんは本当。
それはさておき。
引っ越しが終わったら遊びに行きます。
新しい門出におめでとう。
昨日は美しい結婚招待状が届いてテンション上がった。
秋の感傷に打たれながらも、抜けない蒸し暑さ。切ない、長い。