愛犬が10歳過ぎたら好きな物を食べてのんびり暮らそうと思っていた。
甘いものが好きで、外は好きだが歩くのは嫌いなので
抱っこしながらおやつ持って、あちこち行こうと思っていた。
知人の愛犬は18歳で、大病したが元気だ。
毎日好物の羊羹しか食べず「皇后さま」と呼ばれて大事にされている。
うちもそうなる予定だった。
愛犬は10歳になっても変わらなかった。
見た目も若く、穏やかな性格も子犬のときのままだった。
まだまだ長生きするようにと、いつも通りドックフードを与えて
散歩も歩かせるようにしていた。
毎日変わらない生活。
これでいいと思っていた。
つくづく思う。
老後なんてない。
病気だったとしても死は突然やってくる。
毎日楽しければいいのか、それはわからない。
でもやることをやっていれば楽しめばいいと思う。
それより昨日よりも成長したいと思うようになった。
変わらないようで毎日変化している。
本当の自分に近づいていきたい。