今日、3月26日はベートーヴェンの命日なんです。
そこで、2月に観た映画『ベートーヴェン捏造』について、ポチポチ書きます。
あらすじ ベートーヴェンを崇拝する若い秘書シンドラー。彼はベートーヴェンの死後、英雄のイメージを仕立て上げるべくベートーヴェンの人物像(伝記)を捏造していく。
脚本 バカリズム
主人公シンドラー 山田裕貴
ベートーヴェン 古田新太
セイヤー(ジャーナリスト)染谷将太
脚本とキャストの名前を見ただけで、これは絶対面白い
実際、面白かったですよ。
ベートーヴェンのお話なのに、演じているのは全て日本人!でも違和感なかったんです、不思議。
すごく楽しめます。考えさせられるとこも。
シンドラーというのはベートーヴェンの秘書と言いますが、実際には2年もいなかったんですって。
ベートーヴェンにはちょっと疎まれた存在だったような感じで描かれていました。
それが捏造に走るには、シンドラーの感情面にめちゃくちゃ問題があったのか…? あまりの偉大さを前に正気を失ってたのか…?
複雑だったんだろうなとは想像しますけど、
やっちゃ、いかんやろっ!
貴重なベートーヴェン直筆のものを、自分の都合で勝手に処分するという暴挙もあり…
この言い訳の場面では、怒りに震えました。
自分こそが本当のベートーヴェンを知っているのだ! とか、
自分だけがベートーヴェンに好かれていた(信頼されていた)のだ! と思い込み、
世界にそれを知らしめたいと熱望する男たちの醜い争いもあります。ちっちゃいったらありゃしない!
そこで救世主か?と思える、アメリカ人ジャーナリスト、セイヤーが登場します。
シンドラーに疑問を感じたセイヤーは、遥々アメリカからやってきて調査をして真実に肉薄するのですけど…
ベートーヴェンの分厚い伝記をお読みになった方は、おわかりですよね…
そうです、何も変えることはできなかったんです。
真のクリエイターというのは、自分の作り出したものに言葉で説明などしないですよね。
くだくだ言いたがるのは、そうでない人です。
ベートーヴェンの伝記には、投げかけられた質問にベートーヴェン本人が回答しているような事がたくさん書かれています。
例えば、ピアノ・ソナタ「テンペスト」。
テンペストの意味は?と尋ねられたベートーヴェンが、シェイクスピアのテンペストを読めと言ったとか。結構有名な話で、まことしやかに伝えられていますが。
ベートーヴェンがピアノ・ソナタに自ら名前をつけたのは確か「告別」だけです。
つまりベートーヴェン本人は、テンペストと名前などつけていない。だからシェイクスピア云々の事も言ってないということになるのでは。
ベートーヴェンに限らず、伝記に違和感を感じることってありますよね。
伝記といえどもフィクション。
それより、曲の中にこそ、ベートーヴェン本人が宿っていると思いませんか?
しかしベートーヴェンの爪の垢、とまでいかなくても、せめて髪の毛1本ほどの才能があったらなぁ〜
今日も楽譜の前でタメイキついちゃいそう…sigh!
難しいよぉ〜。
でも、大好きっ![]()