(長いです)

「緊急!」という文字とともに、医療保護入院(あるいは措置入院)されそうなので、電話で話がしたい、というメールが少し前、届きました。
 私はなるべくメールでお願いしたいのですが、どうもそういう状況ではないようなので、電話しました。
これまでのいきさつなど聞きましたが、どうも要領を得ない。現在飲んでいる薬は、マイスリーとサイレース。どうやらベンゾ中毒のようでした。呂律もあやしい。
聞けば、ざわざわする気持ちを落ち着かせるため昼間からマイスリーを飲んでいるとのこと。40歳少し前の女性です。
ベンゾの副作用である「脱抑制」を起こし、親ともめたことから「入院」の話が出たようです。ご近所にも迷惑をかけ、警察沙汰になり、行政も介入しているようですが、なんせ話している内容が支離滅裂で、状況がいまいちはっきりつかめません。
あちこち飛ぶ話を整理すると、これまでも親ともめたため、シェアハウスやグループホームに行ったこともあるようです。しかし、集団生活になじめず、問題を起こして結局家に戻ってきました。最近、被害者を支援するある団体に相談をしたところ、あるシェルターを紹介されたが、シェルター側に話が通っておらず、「だまされた」と言います。
いろいろ動いた結果、貯金を使い果たし、どうやら今では自分で自由にできるお金がない。何をするにも親がかりなので、親が納得しない限り、動きが取れない。
食事も自分では用意できず(近所や市役所、警察に監視されているので、買い物にも出られないと言います)、どうすればいいのか。ねえ、私、どうすればいい? そして、「措置入院になる、医療保護入院になる」と、ときどき泣いたりわめいたり。
興奮しないように、興奮すればするほど、不利になる……。といっても、伝わりません。薬を飲んだ状態では、理性的になれというほうが無理です。
聞けば、13歳のとき、不登校から精神科に入院させられた経験がある。父親は横暴で、アスペルガー(本人も「合わせ鏡」で似ているところが衝突の原因とのことです)なので、話にならない。
中学生のころから服薬が始まり、その後、2度ほど入院の経験があり、保護室に入れられたり、入院患者から集団でいじめられたこともあると言います。つまり、精神病院に入院するということがどういうことなのか、嫌というほど知っているわけです。だから、強制入院が死ぬほど怖い。
 主治医はそんな彼女を見て、ADHDと診断して、インチュニブを処方したそうです。どこがADHDなのか? と思います。彼女は彼女で「睡眠薬ならいいけど、インチュニブなんか飲んだら、死んじゃう」という認識です。
 いやいや、あなたの飲んでいる睡眠薬が現在かなり悪さをしているのですが……。酔っ払いと同じようになっている。自覚ないかもしれないけれど。
そんな話をしたら彼女は絶句していました。が、それでもインチュニブだけは飲みたくない。
 主治医は自分で処方している睡眠薬の副作用さえ見わけのつかない医者ですから、親にも警察にも行政にも、そういう説明ができるわけがない。
 すべて大騒ぎをする彼女が悪い、病気だから……。インチュニブを拒否するから、強制的にでも飲ませなくては……という意見のようです(医師が親にそう説明をしたと彼女)。
「どうすればいい? ねえ。かこさん、どうすればいいの?」
まるで子どものように言い募りますが、正直、私にはどうしようもありません。ベンゾ中毒で、お金がない状態では、家から逃げ出すこともできない。
そして、ついに、彼女の家に警察と市役所の職員がやってきたのです。
 その最中、私に電話がかかってきました。「かこさん、たすけて~、たすけて~」と。
「じゃあ、市役所の人に電話を代わって」と私。そして、職員にベンゾの脱抑制について説明しました。少し耳を傾けてくれましたが、その背後で、彼女が大騒ぎする、尋常ではない声が聞こえてきました。
 そのあとで警察の人に電話口に出てもらい、またしても現在の状態について、薬の副作用であること、以前病院への入院経験があり、それがトラウマとなっていること。精神科への入院は決して彼女のためにはならないこと、やるべきは病気として治療をするのではなく、薬をやめていくこと。これ以上傷ついたら、立ち直れないかもしれない。
 一応言うべきことは伝えましたが、その間も電話の向こうで泣き叫ぶ彼女の声。
 警官は「ともかく署にきてもらって、話を聞きたい。ここでは落ち着いて話ができないから」の一点張り。そして、彼女の混乱、興奮状態から、「保護」の必要性を言います。あるいは「強制的にもできるので」とも言いました。
 じつは両親は彼女を数日前から家に1人放置して、ようやく帰って来たのだそうです。で、再び出ていこうとした母親の腕を彼女が「行かないで!」とつかんだ。それが「暴力」とされたと言います。
 警察はそのことについて事情を聞きたい。「お母さんもケガをされているので」と。
 本当にケガをしているのかどうかはわかりません。彼女はただ腕をつかんだだけと。だから、はめられたと言います。母親にはめられたと。
不登校ということで精神科に入院をさせたという過去を考えると、「精神科で物事を解決しようとする」この両親の思いが透けて見えます。
 しかし、何といっても電話です。場所も東京から遠く離れた関西です。そもそも私はこの女性の本名さえ知りませんでした。
「かこさん、たすけて~、たすけて~。私の名前は〇〇〇(本名)です。住所は〇〇市〇〇」と叫びましたが、もちろんメモなどとれません。
「かこさ~ん、助けて、お願い、助けて」
 最後まで電話口で叫んでいた彼女の声が耳にこびりついています。
 電話は向こうから一方的に切られました。それきりです。
 翌日、電話を入れましたが、電源が入っていないというメッセージが流れました。

 それにしても、私に何ができたのか……考えています。

フェイスブックより
例によって長いです。
市職員が市民を精神科病院に運んだ事例

 2016年のこと。
 A子さん(42歳)は、近所に住む天涯孤独の60代の女性の生活が心配だった。そこで市役所と交渉し、何とか生活保護が受けられないものかと考えた。
A子さんは何度か市役所を訪れ、職員にいろいろ相談をしていた。しかし、市役所の職員はまったくA子さんの話にとりあってくれない。それどころか迷惑そうな態度をとったり、露骨に嫌な顔をしたり……。
ある日も、当人である女性を連れてA子さんは市役所を訪れた。いつものように職員はA子さんたち二人を迷惑そうな顔で出迎えた。
A子さんが彼女に代わって生活の苦しさを訴え、何とか生活保護を受けることはできないかと話していると、職員が女性に対してとても失礼な言葉を吐いた。それを聞いたA子さんは、一瞬頭にきて、職員の前のテーブルをドンと叩いてしまったのだ。その拍子にボールペンが飛び、職員の手に当たった。
しかし、何もケガをするような当たり方ではない。にもかかわらず、職員は110番通報をした。
やってきた警察官にA子さんは事情を説明し、その日はそれで収まった。
その3日後、A子さんのもとに市役所の市民課から電話がかかってきた。
「ちょっと、こちらに来てもらえないか」
 とのことだったので、A子さんは家が市役所の近くということもあり、サンダル履きで気軽な気持ちで、もしかしたら、女性の生活保護の話がうまくいくのかもしれないとかすかな期待を抱きながら、出かけていった。
 しかし、やってきたA子さんに市民課の職員はこう言った。
「〇〇さん、ちょっと様子がおかしいと思うので、病院に行ってくれないか」

通院歴

 じつは、A子さんはその時点で精神科に通院していた。6年ほど前に夫との関係に悩み、眠れなくなったため受診したのがきっかけで、不眠症から始まった治療は、あっという間に薬が増え、病名もどんどん変わっていった。
そして2016年当時、A子さんに付けられていた病名は「統合失調症」だった。不眠症から統合失調症に病名が変わっていたのだ。
市役所にやってきたA子さんに職員が言うには、すでに通院先のクリニックの主治医にも連絡をとっているとのことで、「その先生もそうしたほうがいいと言っている。ぜひ病院に行ってくれませんか」
しかし、着の身着のままで出かけてきたA子さんは、「忙しいから」といったんは断った。当然だろう。それでも粘る職員。
職員は「〇〇さんがまともだと証明したいので、病院に行って診察を受けてくれ」というようなことも言った。
「用事がある」とA子さんが言うと、「なら、そこまで送っていく」と職員。「夕方までには帰れるはず」とも。
 根負けしてA子さんは職員に言われるまま、車に乗った。
 用意してあったのは、市役所の車ではなく、職員個人の自家用車だった。前の座席に車の持ち主である職員(運転手)と助手席に一人の職員。後部座席にA子さんともう一人の職員が乗り込んだ。
車は長距離を走り、着いた病院は県外の、A子さんが一度も行ったことのない病院だった。
 職員とともに診察室に入ると、一人の医者が仁王立ちで待っていた。その異様な雰囲気にびっくりし、思わずA子さんは大きな声を出した。すると、即、看護師に押さえつけられ、有無を言わせず注射が打たれた。
A子さんはそのまま意識をなくし、気が付けば保護室に。そこで4日間過ごし、その後、閉鎖病棟に移されて、退院できたのは3か月後のことだった。

身寄りのなさ

 じつはA子さんはそのころすでに離婚しており、両親もすでに亡く、妹がいたがほとんど付き合いがないため、「身寄りなし」の状態だった。したがって、医療保護入院の同意は「市長」が行い、市長の押印のある書類をA子さんは見せられた。
また、医療保護入院には一人の精神保健指定医の判定が必要だが、それは通院中の主治医がその役割を果たした。医療保護入院が相当であるとする意見書が、入院時すでに病院に提出されていた。
 市役所が3日後にA子さんに連絡してきたのは、こうした準備のために3日間を要したということなのだろう。
 A子さんは入院中は、これまで飲んだことのないジプレキサが大量に処方され、副作用に苦しんだ。まっすぐ歩くこともできず、なんと3カ月で20㎏太った。
退院の条件は服薬を継続することというものだった。したがって、入院によって増えた薬はその後も継続して飲まざるを得なかった。
のちにジプレキサはエビリファイに変えてもらったが、その他、ドグマチール、デパス、ハルシオン、抗うつ薬(名前はわからない)、それとベゲタミン(赤玉)を飲み続けた。
じつはその病院にはA子さんのほかにも、A子さんとは別の市役所によって病院に運ばれ、入院をしている女性がいたという。生活保護の人で、金額について苦情(文句)を言ったため、入れられたと本人が言っていた。その市役所では「文句を言う人は病院に入ってもらいます」と市役所の職員は豪語していたとA子さんは聞いている。
 A子さんは入院の前、通院先の主治医と一度もめたことがあった。飲んでいる薬についてA子さんが突っ込んだ質問をしたところ、医師がひどく腹を立てたというのだ。
「だから、きっとそのことを根にもっていた主治医が、市役所から相談を受けたとき、すぐに私の医療保護入院を承諾したのではないかと思います」とA子さん。
 また、A子さんについたケースワーカーにもかなり問題があった。何しろ意地が悪い、人を見下す……。
「退院はグループホーム入所が条件ですからね」と冷たく言い放たれたとA子さんはそのときのケースワーカーの目つきが忘れられないと言う。
グループホームへの入所はA子さんが頑強に拒んだため実現することはなかったが、こうした市が関わる医療保護入院の場合、退院後も「自由」にさせないやり方が「通常」のやり方のようだ。
 以前、取手市役所による医療保護入院の被害事例を書いたが、そこでも退院後はグループホーム(しかも県外)への入居を条件にされていた。
 それにしても、市役所の職員が自家用車で一市民を精神科病院まで運ぶ(移送)のは、法的にどうなのか?
 もちろん、厳密に言えば、医療保護入院の手続きとして、正しい手順を踏んでいない。
 しかし、市の言い分としては、(実際本人にも言っているように)「あなたが正常であることを証明するために」、親切心で病院に連れて行ってあげる、というものだろう。本人は嫌がっていない、同意している。拉致したわけではないと。
 身寄りのない者は、たとえこのような形で医療保護入院となっても、「苦情を申し立てる者」がいないため、市としては実行しやすい。
 行政がその気になって、精神科医がその気になれば、病人に仕立てることも、入院させることもいとも簡単なのだ。
これは、行政が医療保護入院を悪用しているといっても過言ではないだろう。旧ソ連における、反革命分子とみなされた人々を強制収容所送りにした『収容所群島』(ソルジェニーツィン)そのもののことが、この日本においても、決してレアなケースというわけでもなく、行われているということだ。
いみじくも他の市役所から送られてきた女性が言っていたように「文句を言う市民」は精神科病院に入れてしまえ、なのだ。排除したいものを合理的に排除できる精神科病院は、まことに便利な装置といえる。

断薬、そして離脱症状の日々

 ちなみにA子さんは2年ほど前、それまで8年ほど飲み続けた薬を、ネットの情報などから、やめる決意をした。上記の薬を3カ月ほどで断薬し、現在は何も飲んでいない。が、離脱症状はすさまじいものがあり、外出もできないほどの状態だという。
「2年経っても楽になっていきません。かえってひどくなっている感じさえします。手足のしびれがひどくて、本当にこのままよくなるのかどうか、不安で不安でたまりません」
 断薬をして、離脱症状を抱えているとは言うものの、A子さんの「統合失調症」は今ではすっかり姿を消している。
 ということは、そもそもが精神科の不適切な治療から始まったことかもしれない。統合失調症という病名がついていたことで、市としては医療保護入院にさせやすかった。病院も受け入れやすかったと言える。
 その意味で精神医療そのものが「ダメ」なのだ。薬漬け医療の主治医も、受け入れた病院も。そして、それらを医療として「利用」しようとする市役所の職員に見る精神疾患へのステレオタイプの偏見や対応。それを逆手に取る入院制度の悪用。
この人権意識の低さの背景には何があるのだろう。
常々考えているが、まだわからない。

フェイスブックより転載します。
情けない話です

解離性障害(浪費)と過食症で
ドクターストップで仕事ができなくて
生活保護を受けている者です

一人暮らしが出来なくなって
都内にアパート借りたまま
実家に帰って療養しています。

社協はお願いしているのですが
実家にいるので両親がいれば
お金をおろせてしまいます。

就労支援センターは
ドクターストップの為通えていません。

今月だけで家賃抜いて15万も
使ってしまいました

我慢していると無意識に
ゲーセンに行き4000近く使い込み
ダイエット商品を買い
過食のためお菓子を買い
占いにハマりそうになったりと
散々でした

私は仕事をしたい…
けど、仕事をすれば病気で
みんなに迷惑をかけてしまう。

悔しいし苦しいです😢

引用元 https://www.facebook.com/profile.php?id=100039006224554
発達障害による二次障害として、統合失調症になる(というより統合失調症と診断される)方を最近多く目にします。

ですが、本当に統合失調症なのでしょうか?それは発達障害の特性の範囲内ではないのでしょうか?

このブログだけだとなんとも判断できませんが、統合失調症という障害はとても安易に診断されるものであり、意思疎通がとれなかったり奇声をあげたりしただけで統合失調症と診断された友人がいます。

それはもしかしたら発達障害の範囲内であり、特性として伸ばして育てることで改善しうるものであるという可能性もあります。この方が服用していたエビリファイが、かえって逆効果になるという例も少なくありません。
精神病院の入院の理由が分からなければ、自分の私物すらどこにあるか分からなくされてる。
亡くなった友人の形見すら触れる事すら出来てない。
精神病院と関わって親がおかしくなって刑事事件してることすら自覚出来てない。
このままだと証拠を提示して殺人未遂(自殺関与罪)、その証拠隠滅までされてたことで刑事告訴するしかない。

友人より引用