とある土曜日、あいにく一日中雨が続いていました。
出かけることもできず、子供たちはつまらなそうでした。
そんなとき、お父さんがAmazonの段ボール箱をごそごそと開封し始めました。
中にはミニ四駆の箱が入っていました。
トライダガーWX
お父さんがこれを買ったのは
「片軸だとARシャーシがお勧めか…一番安いのでいいよね。」
という、しょうもない理由でした。
外は雨。
せっかくなので、6歳のお兄ちゃんと4歳の妹ちゃんに組み立ててもらうことにしました。
予想通り、保育園児にとってはミニ四駆の組み立ては非常に難しいものでした。
お兄ちゃんには組み立てを任せました。
しかしニッパーを使ってパーツを切りとることはできても、パーツを説明書通りに組み立てるには読解力だけでなく、指の力も足りませんでした。
妹ちゃんにはボディーのシール貼りを任せました。
びっくりするくらい、集中して貼っています。
シールの場所を何度かお父さんに確認すれば、ほぼ自力で貼ることができました。
そうすると、お兄ちゃんだけが思うように作業ができないわけです。
イライラがたまればけんかが発生します。
「もう、取らないでよ!」
お兄ちゃんも、ミニ四駆作りたいんだよね。1台しか買わなくてごめんね。
お兄ちゃんにはなんとかタイヤを組み立ててもらって事なきを得ました。
ホイールにシャフトを挿すの、大変だったね。
シャーシのほとんどは、お父さんが作りました。
でもお父さんにも少し難しかったよ。
だって、お父さんが知っているトライダガーじゃなかったんだ。
なんやかんやあったけど、無事トライダガーWXは完成。

妹ちゃんはさっそく
「走らせてみようよ!」
とうっきうき。
まずは電池をセットし、お父さんがスイッチの入れ方を教えます。
「走らせるにはこうします。よく見てて・・・」
お父さんは最近、何かの動作を教えるとき、言葉であまり説明しません。
代わりに「よく見て」と言って、ゆっくり動作を見せます。
妹ちゃんは、すぐに覚えました。まあ、簡単ですからね。
お兄ちゃんは、何も教えなくても理解しました。 ON と OFFが読めるのはいいですね。
妹ちゃんがスイッチを入れると、ミニ四駆は「シャー」と音を立ててタイヤを回転させ始めました。
妹ちゃんがゆっくりとミニ四駆を床に置くと、ミニ四駆はまっすぐに走って行きました。
床に散らばったブロックを弾き飛ばし、クッションで方向転換し、戸棚に「ガン」とぶつかって停止しました。
妹ちゃんもお兄ちゃんも大喜びです。
お父さんもうれしくなりました。
一応、タイヤがロックした状態で放置するのは危険だと知っているので
「ミニ四駆が止まったら、必ず助けてあげようね。壊れちゃうからね」
と教えます。
ちゃんとわかるようになるまでは、消費電流の少ないモーターがいいかな。
さて、我が家にはお父さんが以前自分用に買って組み立てたGRスープラがあります。
この日完成したトライダガーWXもあります。
これでミニ四駆は2台になりました。

2台あれば、レースしたくなります。
気が付けば、お父さんはこんなことを口走っていました。
「明日晴れたら、コースに行って走らせてみよう。きっと楽しいよ!」
「浮間舟渡にコースがあるんだって。行ってみようか!」
お兄ちゃんは
「埼京線に乗る?」
と、別の意味でもうきうき。
雨の土曜日。
お父さんと子供たちは日曜日が待ち遠しくなりました。



