以前"BKSMN始動"という記事を投稿しました。
あれは

Bokuga Kangaeta Saikyouno Motor Narasiki
(ぼくがかんがえたさいきょうのモーターならしき)

の略称です。
最終的な製品名は
「モーターブートキャンプ」
にしました。


モーターブートキャンプはミニ四駆、ミニッツで使われる130サイズのブラシモーターを対象としたモーター慣らし機です。

ブラシモーターは購入したての状態よりもある程度使い込んだ状態の方が速く回転することが知られています。
なのでモーターを空転させることで程よく使い込んだのと同じ状態まで持って行くのが「モーター慣らし」です


さて、モーターブートキャンプは回路がほぼできてファームウェアも残すはユーザーテストのみとなりました。

これがモーターブートキャンプの全体像です。


モーター慣らし機としては既存の機種と比較してかなり高機能になっています。

ハードウェア的には
電圧調整、回転方向制御、回転数計測、電流測定
が可能となっています。

回転方向制御ができるモーター慣らし機は私が知る限りではモーターブートキャンプ以外では1機種しか販売していないので、かなり珍しいんじゃないかと思います。


で、最大の特徴はソフトウェアだと思ってます。
機能が端的に現れているのはこちらの
「プログラム変更画面」
モーターブートキャンプではモーター慣らしを5つのステップに分けて設定が可能です。
設定できるのは
電圧、回転方向(正転/逆転)、実行時間、冷却時間
となっています。

そして5ステップ目で計測した回転数が目標に達していなければモーター慣らしを「おかわり」します。
おかわりの最大回数も設定できます(サイクル数)。


もうね、プログラムをここで作ってモーターをセットしといたら勝手に目標回転数まで慣らしてくれるんですよ。
目標を達成できない残念なモーターかどうかも自動的に分かるので、モーターの選別も捗ります。(理論上は)

たぶんモーター慣らしが圧倒的に楽になります。


でもですね、私は慣らしを楽にするのがモーターブートキャンプ最終目的じゃないと思ってます。

新しいモーター慣らしの理論や、これまで慣習的に行われてきたモーター慣らしの方法にデータ的な裏付けを与えられる可能性があると思っています。

そのためにはログを見れるようにしなくてはならないのですが・・・それはまた今度で。