脳卒中で、奇跡的に麻痺の影響も少なく自宅へ帰り、短時間利用での通所リハビリテーションを利用する事になったクライアントを担当した。
自宅へ帰ったものの、生活リズムが取り戻せず自分を責めてしまい鬱症状が悪化。家から出られない。近所の人に会いたくない。夫の朝ご飯も作る事が出来ず、昼まで布団に寝ている状態が続いた。しかし、通所リハにだけは、通う事が出来た。
その、現状を聞く事しかできなかった。
通所リハでも、私のいる部屋以外にはいけなかった。
知らない人には、なるべく会いたくない。クライアントの言葉だった。
まずは、家でなにをしたのか聞いた。
そして、出来た事を抽出して賞賛し、難しかったこと、出来なかったことは、内容を細分化して出来た事と難しかったことの動作修正していった。
そして、徐々に家事に参加出来てきた。家族の協力も見られるようになった。朝はまだ起きられない。
でも、庭の草が気になってきた。
30分だけ外に出た。しゃがんで草を取る練習は入院中にしたことがなかった。しゃがんだ時のバランスの取り方や足の踏み替え、前進の仕方を練習した。始めて足の親指の感覚がないことをそこで自覚した。
ただ、明らかに笑顔は増えてきた。
1時間連続で草むしりをしている。
頑張りすぎてしまうが、継続出来ている。
この成功を次の意欲に繋げたい。
作業療法かなと思った瞬間だった。
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