ネットが台頭してきて以来、紙媒体が苦戦しているという話をしばしば耳にするようになりました。
特に週刊誌系が大苦戦らしいが、新聞も例外ではないそうです。
新聞社もネットを紙媒体の対抗者とみるのではなく、補完者としてネットを活用する道を模索していますね。
そんななか、12月24日に52新聞社と共同通信社から提供を受けた国内外のニュースを随時配信していく「47NEWS 」が開設されました。
さっそくアクセスしてその使い勝手を試してみました。
コンテンツ自体はなかなか興味深いものあり、最初の印象は良かったのですが・・・。
だんだんと・・・。
疲れてきます。
その原因の一つは情報量の多さ。
多すぎて把握しきれない。
リンク・リンク・リンクでどんどん飛ばされ、欲しい情報にたどり着けない。
「リンク・リンク・リンク」はネットの良さでもあり、悪さでもあると思う。
もうひとつは全てが統一されたテキストで配信されていること。
紙媒体の場合、「位置」「見出し」「量」などで全ての記事が新聞社によって価値付けされ、私たちの手元に届きます。
ネットメディアの場合はこの価値付けが最低限度で落ち着いてるような気がします。
新聞社の「価値付け」を外すことは、先入観無しで読者が読め、判断できる。
それが長所だと思っていたのですが・・・。
これは余程自力のある人の場合のようですね。
私なんかの場合、等列に情報を並べるとどれが「読むべき記事」なのかの判断に困る。
(もちろん読みたいのを読めば良いのでしょうが・・・)
そして情報量の多さにも相まって結局どれも読まずに終わりました。
改めて紙媒体の「読ませる工夫」に感服したのですが・・・。
これはこれで怖いのでしょう。
情報の価値を判断するのはあくまでも読者であらなければならい。
と思うので。
「読むべき記事」を選び取る力。
それをたぶん「メディアリテラシー」と呼ぶのでしょうね。
その力を養うためにはどうすれば良いのか。
試行錯誤は続きます。