相続資産の算定で家財道具一式が計上されます。

ググルと10~15万円計上が一般的みたいですね。

確かに家具やら家電やらを購入した費用を合計すると

かなりの金額になりますが、物を大事に使う戦前戦中世代は

何十年も前の物を壊れても修理して使うなどしているので

価値も無いに等しく、売却なんてできやしない。

しかも、うちの親は「家電リサイクルの費用がもったいない」と

壊れた家電をしまい込んでいました…

 

一応、美術系に強いお店に見積もってもらいましたが

昔、両親が買い集めた置物・絵画類、当時の両親の証言から

想定するに購入時100万算定の物が「6000円でここまで

引き取りますが、ここからは処分代がかかるので…」

美術年鑑に載る画家の作品でも「価値ありません」と

ばっさり斬られました。

 

逆に私が独身時代に購入して未使用だったハイポジのカセット

テープは1本100円で店員さんが個人的にお買い上げ。

 

引き取ってもらえなかった家具など50点以上あります。

粗大ごみに出すにしても黒檀の座卓を階段で3階から

運び出すことは素人には不可能。

 

それならとジモティを活用することに。

金額が発生すると手数料がかかるらしいし、売却額に

よっては相続資産に加算されて修正申告が必要になることが

あるらしいので、全て無料にしました。

 

最後、目立つ傷があったり壊れているものが残りましたが

それは有料処分業者に依頼しました。

粗大ごみに出すのと大差ない金額でしたが、自分で運ばずに

済んだので、良かったと思います。

 

でもなぁ。

処分代の方が絶対に高くなるのに家財道具一式で相続資産

計上しなきゃいけないなんて、おかしいよなぁ…

引っ越したばかりで家の中は新調したものばかりですという

状況で亡くなって相続発生なんてほとんど無いだろうに…