父を見送って8年。今度は母を見送ることに。

 

父は病気発覚時には「いつお迎えがきてもおかしくない」

状況でしたが、母は高血圧で通院していたものの元気そのもの。

しかし夏休みに一緒に旅行する約束をした2日後、急逝しました。

 

自宅前で近所の人と世間話の最中に突然倒れたとか。

たまたま話し相手が医療関係者で、救急隊員にも「倒れた時に

すぐに駆け寄りましたが、既に脈も呼吸も意識もありませんでした」

と説明したそうです。

 

実家近くに住み、救急車に同乗して病院に到着していた兄弟から

「蘇生の可能性なし」の連絡を受けた後に私が病院に到着。

父の時とは違い、心拍計につながれることなく眠っていました。

死因は「急性大動脈解離」

2日前の実家では「自宅と医院で血圧の数値がかなり違う」と

話してはいましたが、痛みを訴える等はありませんでした。

倒れた時の状況も併せて考えると、大動脈基部に乖離が発生し

すぐに破裂に至るなどしてショック症状からの死亡かなと。

倒れた時も苦しそうな表情無く、いきなり倒れたらしいので、

生前話していた「入院などせずポックリ逝きたい」が実現

した感じです。

 

父の葬儀や相続手続きは母が事前準備を進めていたし、

母を中心にあれこれ行ない、子どもは指示通りに動く感じ

でしたが、今回は我々子どもが動かなきゃならない。

8年前のことは忘れちゃってるし、ほぼ手探りであれこれ

進めていくことになりました。

 

葬儀会社に連絡すると「車が出払っているのでお迎えに

時間がかかります」とのこと。

病院事務から健康保険証の提示を求められましたが

自宅前で倒れての救急搬送なので貴重品類は実家の中。

葬儀会社のお迎えまで時間があるので実家に戻ることに。

 

保険証や遺影のための写真を家探ししましたが、

昔、某バラエティー番組で視聴者が自宅に現金を隠し、

それを番組メンバーや元刑事が探し出すというコーナー

さながら、あちこちの引き出しや扉を開けて大わらわ。

 

そういえば『いまエンディングノート作ってる』って

言ってたよなぁと、エンディングノート捜索もしますが

見つからない。

ようやく見つけ出したけどノートには遺影のことも

「家の中のここに何がある」という指示も無く、

「家族葬」の文字のみ。

まだ10年以上先のことと思って書いてなかったんだよね…

 

保険証も見つかり病院に戻ります。

病院で支払い等の手続きを終え、葬儀会社のスタッフが到着。

裏に通路があってそこから移動するのかと思ったら、救命

センターでの処置患者の家族が多く待機している廊下を通過して

エレベーターで地下へ。

地下には寝台車が待機していて、そこから葬儀場への移動です。