小規模多機能型居宅介護の利用定員 | ケアマネジャー(介護支援専門員)受験生の今日のあれこれ質問

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ケアマネ試験を目指して勉強していらっしゃる方々から、エム・アイ・シー試験相談センターにお電話で寄せられる質問や疑問。

同じようにケアマネ試験を目指している方々の参考にしていただければ・・・と思い、ご紹介します!

みなさん、こんにちは。

 

いやー、油断してたら一週間以上

 

経ってましたね。

 

 

 

試験も近くなってますので、

 

ここは、もうちょっと頑張りましょう

 

(わたしが・・・)。

 

 

 

では、早速ですが

 

小規模多機能型居宅介護のおはなし。

 

 

 

小規模多機能型居宅介護

 

(長いのでここからは「小多機」って

 

略しますね)

 

小多機は、一つの事業所で

 

通い、訪問、宿泊のサービスを

 

包括的に提供してくれるサービスです。

 

 

 

通所介護を利用するために

 

○○デイサービスセンターにお世話になり、

 

訪問介護を利用するために、

 

△△ヘルパーステーションから

 

ヘルパーさんに来てもらい、

 

そしてショートステイの利用のために

 

□□特別養護老人ホームで

 

お泊りをする。

 

 

 

このように、通い、訪問、宿泊を

 

併せて利用しようとすると、

 

3つぐらいの事業所のお世話になる

 

必要が出てきます。

 

 

 

それが、小多機を利用すれば、

 

1か所で全部やってくれる、

 

というわけです。

 

常に、なじみのスタッフが

 

対応してくれるので、

 

人見知りがちな高齢者には

 

ありがたいサービスだといえます。

 

 

 

せっかくのなじみの関係ですから、

 

利用者は、1か所の事業所に

 

利用登録をすることになります。

 

複数の小多機事業所から

 

サービスを受けることはできません。

 

 

 

一つの小多機事業所の

 

登録定員は、29人以下とされています。

 

それに加えて、「通い」と「宿泊」の

 

利用定員も定められています。

 

 

 

「通い」の利用定員は、

 

登録定員が25人以下の事業所では、

 

登録定員の2分の1から15人までの間。

 

登録定員が26人もしくは27人の事業所では、

 

登録定員の2分の1から16人までの間。

 

登録定員が28人の事業所では、

 

登録定員の2分の1から17人までの間。

 

そして登録定員が29人の事業所では、

 

登録定員の2分の1から18人までの間。

 

このように、細かく定められています。

 

 

 

次に「宿泊」の定員ですが、

 

これは「通い」の定員の

 

3分の1から9人までの間、とスッキリしています。

 

 

 

ちなみに、この登録定員、利用定員は、

 

看多機もまったく同じになっています。

 

あ、看多機っていうのは、

 

看護小規模多機能型居宅介護のことね。

 

 

 

 

それから、一つの小多機事業所は、

 

2つまでサテライト型事業所を

 

有することができるようになっています。

 

 

 

サテライト型っていうのは、

 

サテライト、日本語で「衛星」って意味ですが、

 

例えば、お月さまは地球の「衛星」です。

 

月は、地球からそう遠くない距離を

 

(あくまで宇宙レベルですが・・・)

 

くるくる回っています。

 

 

 

このように、本体となる事業所と

 

そう遠くない距離、

 

(せいぜい車で20分ぐらいまで)

 

そういうところにある、

 

やや小型の事業所のことを

 

サテライト型事業所っていいます。

 

 

 

もちろん、本体事業所と

 

サテライト型事業所の経営は同じで、

 

両者は連携して運営されています。

 

管理者が同一人物でもよかったり、

 

サテライト型事業所の登録利用者が、

 

本体事業所で宿泊したりとか・・・。

 

 

 

このサテライト型事業所の方は、

 

登録定員が18人以下、

 

通いの定員は、

 

登録定員の2分の1から12人までの間で、

 

宿泊の定員は、

 

通い定員の3分の1から6人までの間

 

となっています。

 

 

 

最後に、この小多機の登録利用者は、

 

訪問看護、訪問リハビリテーション、

 

居宅療養管理指導、福祉用具貸与、

 

以外の居宅サービスや

 

地域密着型サービスを

 

利用することはできません。

 

 

 

はい、だいぶ長くなりましたので、

 

今回はこのあたりまで。