著 : 濱之鴉+シン鉄仮面+殴り書き酔狂連

 

「先輩、どうでした。NHKの、らじる★らじる?」

「ああ、訊いたさ。思っていたより中身が濃かった。だけど解説者が若いもんだから早口で聞き取れない箇所が幾つかあったけどな」

 

「そうでした。先輩は難聴だったっすね」

「訊き直して検索かけたけど、“そんな言葉はない”って言われ、スゴスゴ帰ってきたさ。それでも自分なりには・・・わかったつもりだけどな」

 

「早速だけど、訊かせてくっさい」

「そう急ぐな。・・・まず、AIリスク問題だ。リスク回避の為にアンソロピック社では、事前にリスクを回避するシステム。あるいは“AI憲法”のようなものを作り、それに従うシステムを考えたらしい」

 

「ですよね。電力、水道、金融、物流なんか、大規模に悪用されるのは困りまっせ」

「世界的にも社会機能の麻痺が一番困るってことだ。・・・それに対し、サミュエル・H・アルトマン(Samuel Harris Altman、生成AI「ChatGPT」を開発したOpenAI社の共同創業者)は、間違いを反省しながら修正していくシステムを打ち出した」

 

「この分じゃ、“クロードとChatGPT”どっちが進んでるのか解らねえでっせ」

「また、中国のアリババ・ディープシークがこれらに3ヶ月遅れで迫っている。中国のアリババグループは、急成長するAI新興企業「DeepSeek(ディープシーク)」への出資に向けた協議を行っているほか、独自の最先端AIモデル「Qwen(通義千問)」を展開していく」

 

「もうこなると、まったく解らねえですね?・・・そこで日本はどうなんすか、幾ら投資する予定ですかい?」

「心配するな。日本は国産AIに年間1兆円の投資を決定した」

 

「いいじゃないっすか」

「だけどさ、アメリカや中国とは、まるでリスクマネーが違う。アメリカや中国じゃ1つの会社が数カ月で10兆円を超す投資だ。10倍じゃすまない、年間に換算すると100倍近くになるんじゃないかな」

 

「そりゃ、相手になりませんぜ」

「国産AIの捉え方はゼロから造るのではないと言ってる。下駄(他社AIを流用)をはかせ、その上に日本独自の意識を乗せる(AIトランスフォーメーション)ということだ。

 

「まあ、その方が安上がりですもんね」

「そこまではヨシとしても、今度はAIを使える人、使えない人の格差問題がでてくる」

 

「格差問題でっか? 色々と大変でんなぁー」

「それに、もはやAIがなかった時代には戻れない。AIと共存することを考えないと『人間世界は完全になくなる』と結んでたよ」

 

「なんだか、人力車の時代が恋しいですなぁー」

「人間性を磨き格差をどう縮めるか? 一杯やりながら考えよう」