作家の故・吉村昭さんの記録文学「三陸海岸大津波」が東日本大震災以降、幅広く読まれているそうです。
文庫本の発行元である文芸春秋には注文が相次ぎ、5万部を緊急増刷。妻で作家の津村節子さんが増刷分の印税を被災地に寄付するなど、一冊の本から新しい人のつながりが生まれつつあります。
「三陸海岸大津波」は明治、昭和に三陸を襲った津波を、被災者の生々しい証言をもとに描き、1970年に発表されました。
波の高さが40~50メートルにも及ぶなど、今回の津波被害をほうふつとさせる記述も多く、歴史の教訓を伝える「警告の書」となっています。