NASAのチームがこのほど、火星探査での使用を視野に、強風や永久凍土など火星で想定しうる環境に近い南極で、1週間にわたり新型宇宙服「NDX-1」の使用試験を行ったそうです。
この宇宙服は、極寒の環境や風速毎時75キロの状態に耐えられます。NASAの基金で作成された試作品は1着10万ドル(約810万円)で350種類以上の素材から成り、耐久性を維持した上での軽量化を目指してハチの巣状のケブラーや炭素繊維などが用いられています。
今回の使用試験では、NASAの科学者チームが宇宙遊泳のシミュレーションを行ったほか、複数の訓練を行い、宇宙服を着用した状態でのサンプル採取などを行いました。
南極は地球上で最も人間の手が及んでいない地域の1つであることから、サンプル採取の点で理想的であり、宇宙服の影響についても手がかりを得られるとの見方を示しました。
オバマ大統領は昨年、2030年半ばまでには有人の火星軌道周回飛行が実現可能との見方を示しており、続いて火星への有人着陸を実現したいとの意向を示しています。