あまりに尖すぎる社会風刺的ギャグから、映像化は困難と思われた『さよなら絶望先生』が、アニメ化されてからはや三年半。その原点とも言うべき『かってに改蔵』が、アニメ化されることが決定しました。
原作者の久米田康治が講談社に移籍済みということで、そのへん大人の事情はどうなのかという気もしますが、近頃激しくコラボする仲の「サンデー」と「マガジン」、このくらいの連携は朝飯前なのかも......。
『かってに改蔵』は「週刊少年サンデー」誌上で1998年から2004年にかけて連載された辛口のギャグマンガであり、05年から「週刊少年マガジン」にて連載中の『さよなら絶望先生』の前作にあたります。
時事性のある毒舌社会風刺や病的なキャラクター設定といった『さよなら絶望先生』との共通項が見受けられ、特に連載開始初期には下ネタがこれでもかと叫ばれ、独自の味わいを醸し出していました。
今回のアニメ化にあたっては新房昭之総監督、龍輪直征監督(『さよなら絶望先生』副監督)の布陣で臨むことが決定。
声優には、櫻井孝宏(勝改蔵役)、喜多村英梨(名取羽美役)、斎藤千和(坪内地丹役)、豊崎愛生(彩園すず役)、堀江由衣(山田さん役)がメインキャストを担当しています。
たしかに原作を読み返すと、危険度の高い単語、たとえば下半身に関するワードが頻出します。お茶の間の家族が茶を吹き出しかねないインモラルな内容だけに、今回のアニメ化に際しては地上波でのテレビ放映ではなく、Blu-rayおよびDVDでのリリースになったのも無理はないのかもしれません。
声優陣は「本気で地上波を狙っています。本気です」と強気ですが、まずは4月からリリースされるパッケージ三巻分の初アニメ化がどのくらいの「事件」なのか、確認してみたいものです。