アニメーション界のアカデミー賞ともいわれている第38回アニー賞の発表が、行なわれ、ドリームワークス アニメーション製作の3D映画『ヒックとドラゴン』が、最優秀作品賞や監督賞、脚本賞を含む10部門を獲得。映画『サマーウォーズ』で最優秀監督賞にノミネートされていた細田守監督は惜しくも受賞を逃しました。
ドリームワークス アニメーションはテレビ部門においても、人気映画のテレビ版作品「カンフーパンダ・ホリデイ・スペシャル(原題)」で作品賞を含む5部門を受賞。前回『カールじいさんの空飛ぶ家』で作品賞を獲得したピクサー・アニメーション・スタジオは、短編アニメーション映画『デイ&ナイト』が作品賞を獲得しましたが、アカデミー賞作品賞にもノミネートされている映画『トイ・ストーリー3』は無冠に終わっています。
映画『ヒックとドラゴン』が最多部門を獲得したことは、十分な快挙であり、本作の評価を裏付けるものではありますが、アカデミー賞作品賞にもノミネートされている『トイ・ストーリー3』が無冠に終わっているのには違和感が残るところ。その理由は、製作のピクサーとウォルト・ディズニー・ピクチャーズがアニー賞をボイコットしていることにあるとか。
ピクサーとディズニーは、アニー賞の選考においてドリームワークス アニメーションへの組織票の疑いがあるとして、アニー賞への不参加を表明。賞へのエントリーをしないのはもちろん、エントリーしていないにもかかわらず、同賞にノミネートされるという異例の事態の後も、受賞のためのキャンペーンなどは行わず、会社として授賞式に参加しない姿勢を貫いたそうです。
今後アニー賞からディズニー/ピクサーの作品が姿を消すことはなさそうですが、根本的な解決が見られなければ、同社の不参加は来年以降も続くことになりそうです。