アラフォー世代には懐かしいイギリスロック歌手、スティングが、日本武道館で来日公演を開きました。これまでのソロ活動やポリスとは大きく異なる「クラシック」な競演で、オトナのファンを唸らせたそうです。
今回のステージには東京ニューシティ管弦楽団のフルオーケストラ50人がズラリと揃いました。
とはいえ、単に豪華な伴奏というわけではありません。
スティングは昨年、英国の名門ロイヤル・フィルハーモニック・コンサート・オーケストラと共演し、ポリス時代やソロのヒット曲&代表曲を壮大なスケールで再現した最新アルバム『シンフォニシティ』を世に送り出しました。
来日公演は、それを再現したスティング版のクラシックコンサートなのです。
連日8000人の観衆を前に、ストリングスなどでアレンジした重厚な「見つめていたい」や「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」など26曲を熱唱。
ニューキャッスル出身のスティングは、大学を中退後、バンド活動で黒と黄色の縞模様のシャツを着ていたことから「スティング」(蜂の針)と呼ばれるように。1977年に「ポリス」を結成して、翌年「ロクサーヌ」でデビュー。たちまちパンクロックの旗手となりました。
パンクの対極にあるクラシックとの融合が、意外としっくり聞こえるのはアーティスト、ファン双方の耳が“熟成”したからなのかもしれませんね。