豆腐と言えば、「豆腐の角で頭をぶつけて・・・」と冗談で言われるくらいに柔らかいものの代表格です。
一見堅さとは無縁な豆腐ですが、実は全国各地で“堅豆腐”や“石豆腐”と呼ばれる種類の豆腐が作られています。
石川県の白山や富山県、沖縄、それから精進料理にも使われる京都の黄檗豆腐(おうばくとうふ)も堅豆腐の一種。
これらの豆腐の特徴は、書いて字のごとく「堅い」のです!
その中でも石川県の白山で古くより作られている堅豆腐は有名で、作り方は通常の豆腐とほぼ同じですが、普通より大豆たっぷりの濃い豆乳で作るのがポイント。さらに完成後は重しなどで水をゆっくり抜きます。
こうしてできあがった豆腐は水分が少なく、引き締まった仕上がりになるそうです。
そもそも堅豆腐が作られるようになった理由のひとつは保存食としての役割で、今でこそ躍進的に賞味期限がのびた豆腐ですが、作られた当初は相当革命的だったことでしょう。
気になる味の方は、大豆の味がぎゅっとつまった素朴な味わいで、木綿よりしっかりめの歯ごたえがある豆腐だそうです。
最近はデザートや食べ物でも“やわやわ”“ふわふわ”“とろとろ”が人気のキーワードになっていて、柔らかの代表格でもある豆腐でさえ更に柔らかく滑らかなモノが人気ですが、たまにはしっかりとした食感の堅豆腐を食べて顎を鍛えてみてはいかがでしょうか。