壬生ギ士伝 ギター独学術 -3ページ目

音楽理論は恐くない! コードを覚えるな 13

一昨日の記事にコメント頂いた疑問について解説してみようと思う。
Gってコードは知ってるとして、G7てコードが出てきました、Gに短7度を付け加えるのは分かった、じゃあGを押さえたとき短7度って指板のどこにあるかはどうやって分かるの?

結論から言えば、シリーズ序盤で書いた通り「ある程度の段階までは詰め込み式で丸暗記し、後になって理論的に整理するほうが理解しやすい」のです。
その上で、ここでは机上の空論を展開する。


効率的なのは、「音程の形」を把握しておくこと。
「音程」とは「ふたつの音の間の距離」であることは何度も書いてきたね。
2音ずつ弾いていく下の譜例はそれぞれ全てが短7度音程である。

$壬生ギ士伝 ギター独学術-色々な場所での短7度

前半4つは「2本隣の弦の同フレット」
後半4つは「2本隣の弦の1つ隣のフレット」
同じ短7度でも前半と後半で(2弦と3弦をまたぐかどうかで)形が変わるのは2~3弦間のみ他とチューニングが違うから。

$壬生ギ士伝 ギター独学術-各弦間の音程

その点まで留意して考えれば「短7度音程の指板上での形は変わらない」ということが分かる。
もちろん短7度に限らず全ての音程は指板上の形が決まっていることになる。
そらまぁ「音程」は「ある点(音)から別の点(音)までの距離」を表してるのだから当然といえば当然。
50cmはどこへ行っても50cmであることに変わりはないのと一緒。

ただしそうやって音の位置を見つけるためには
・コードの中で少なくともどの音がルートなのかを知っておく必要がある
・あらゆる“音程の形”をあらかじめ知っておく必要がある
ということになる。

例えばGコードからG7を導き出そうと思ったら
・Gのルートはどこにあるか
・ある音(ここではGのルート)から見た短7度の音はどこにあるか
を知っていなければならない。

$壬生ギ士伝 ギター独学術-Gの中にm7thを見つける

はい。
長々と綴ったけど、最初に書いた通り実際にはG7はG7でその形を丸暗記して後々「G7の中でこの音が短7度だったのか!」と理解するほうが、あとでA7とかBb7とかC#7とかが出てきたときに応用も利きやすい。




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