とゆきさん


コメントありがとうございます


じいちゃんの話には、もう少しサイドストーリーがあるんで紹介します


実はばあちゃんは脊髄のガンに冒され、7年間苦しみ抜いてたんです

じいちゃんが、『俺ぃらがいねぇと寂しがるからかお』って言ってずっと側で看てました

ばあちゃんが亡くなる1年前に、じいちゃんは大腸ガンの大手術をしてて、

かなりやばかったんだけど生還してきた


その後の半年前には、車に跳ね飛ばされて頸椎骨折・肋骨全骨折・骨盤骨折の重体で、

医者からは家族を呼んでくれって状態だった、もう絶対に無理だからってことだった


でも生還してきた…、ばあちゃんのために


『あいつを置いて逝くわけにゃぁいかねぇ!!


この一念だけだったそう


臨死体験もしたらしく、おもしれぇのが、ツアーバスみてぇのに何人も乗っけられてて、

添乗員みてぇのが、むこうに逝きます!!って説明してたらしい

『それじゃぁ困んだ、俺ぃらぁこ~ゆ~理由があるから降ろしてくれ!!』って何遍言っても

『我が儘言わないで下さい!!』なんつって聞いちゃくれねぇんで、しょ~がねぇから

ひと暴れしてやろうと思ったら、ようやっと降ろしてくれて、気付いたらベッドの上で

体中の激痛が伴ってたってことだったそうで、医者が一番ビックリ!!した生還劇だった


ともかく、ばあちゃんのために、じいちゃんは生還しただけじゃなく、傷までケロッと治しちまった


流石帝国軍人、根性が違う!!


その後、ばあちゃんを半年看病したんだけど、ずっと意識が無くもういけねぇってときに

突然『パッ』っと瞳を開けて、キョロキョロ探しだしてじいちゃんを見つけると、

涙を一滴零してから静かに瞳を閉じて逝ったそう……


葬式の最中、じいちゃんの横顔見たときに、遺影を見上げながら目からぽろ汗ぽろ汗と二滴

口がかすかに『すみこ』って動いた


この光景は今でも忘れらんねぇ場面です


それから3年後のストーリーが、日記の『恋話』です

じいちゃんの中でおそらく区切りが付いたんかもしれません