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アロンソはきっと結果を出してくれるでしょうが、マッサは・・・少なくとも今シーズンのポイント上回ることと、表彰台に立てなければ、2013年は別のドライバーがアロンソのチームメイトになっちゃいそうあせる


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2010年最終戦の土壇場でタイトルを逃したフェルナンド・アロンソは2011年も3度目の戴冠を目指して挑むも、その目標を達成することはかなわなかった。


アロンソを絶対的エースに据えて2010年のタイトルを争ったフェラーリは、シーズン終盤まで2010年型マシンの開発を継続する。その結果として2011年型マシンとなる"150thイタリア"の開発に完全移行するのが遅くなった事実は否めない。ちなみに、当初のマシン名は"F150"だったが、"F-150"というピックアップトラックを製造しているフォードが訴えを起こしたため、フェラーリは新車発表から2週間もたたないうちに名称を変更している。


冬季テストのフェラーリは主にレースペースの改善を狙った作業に励み、とりわけ新しいピレリタイヤとのマッチングに力を入れた。それでも開幕戦オーストラリアGPではアロンソが4位、フェリペ・マッサが7位と、優勝はおろか表彰台にも上れなかった。開幕から4戦連続で予選5番手につけたアロンソはその場所が"定位置"かのように、終わってみれば実に9回も5番グリッドからレースをスタートさせている。とはいえ、トルコGPとモナコGPで表彰台には上るが、全体的には低調な形でシーズン前半を過ごした。マッサはトルコGPから3戦連続ノーポイントと不振が続く。


そんな中、フェラーリにとって転機になり得る議論が持ち上がる。オフスロットル時のブロウンディフューザーに関する問題だ。予選から決勝にかけてのマッピング変更を禁止したヨーロッパGPでは、アロンソが予選4番手から2位フィニッシュを達成。続くイギリスGPではフロントローを独占したレッドブルをレースで逆転し、今シーズン初勝利を挙げている。

しかし、すでにタイトル争いの先頭を行くレッドブル勢に追いつくのは絶望的な状況に直面しており、フェラーリは8月から2012年型マシンの開発にシフトすることを決めた。シーズン後半戦では早々と2012年型のパーツを持ち込みテスト作業に取り組んでいる。特に走行時に大きくたわんで火花を散らすフロントウイングは注目を集めた。今シーズン型のマシンのアップデートはほとんど行われなかったものの、アロンソはシーズン後半の10戦で6回表彰台に上っている。


一方、マッサは最初から最後まで苦しい戦いを強いられた。フェラーリドライバーとしては1992年のイヴァン・カペリ以来、シーズン中に一度もトップ3でゴールできなかったのだ。アロンソが10回もポディウムに立っていることを考えると、チーム首脳陣も本人も到底、納得できる結果ではない。2012年もチームにとどまることが決まっているとはいえ、今後F1キャリアを続けるためには勝負の年となる。すでに2013年以降のドライバーについてはさまざまなうわさが浮上しており、マッサとしては明確な結果を残すことが必須だ。

最終的にコンストラクターズ選手権3位で一年を締めくくったフェラーリ。1勝に終わったにもかかわらず、アロンソは昨シーズンよりも多くポイントを獲得している。シーズン後半は開発がほぼストップしていたことを考えると大健闘と言えるだろう。2012年に向けてチームは開発方針を"よりアグレッシブ"なものに変更しており、ここ数年のコンサバなマシン設計とは異なった攻撃的な新車が登場してくるかもしれない。レッドブルの独走を阻止するためには、暴れる跳ね馬が必要不可欠なのだ。


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