毎々お世話になってますESPN F1トピックス から・・・
世界陸上 100m決勝・・・U.ボルトがフライングで一発失格になった約15分後からスタートした決勝レース、まさかのドラマを演じてくれたのはJ.バトンでありM.シューマッハでしょうか
まさかあのタイミングでN.ロズベルグに”燃料セーブ”のチームラジオが流れるなんて・・・シューマッハを前に出すための作戦・・・と、妙なことを勘ぐってしまいました
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28日(日)に行われたベルギーGP決勝レースは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)のポール・トゥ・ウインで締めくくられることになった。
フリー走行や予選とは異なり、決勝ではドライタイヤのみが使用される展開に。予選でタイヤにブリスターを抱えるドライバーが多かったこともあり、タイヤチョイスとスティントの長さの選択が重要なものになった。最終的にはベッテルがシーズン7回目の勝利を手にし、レッドブルは1-2フィニッシュを達成している。
レースを終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。
【レッドブル】
セバスチャン・ベッテル(優勝)
「大満足だよ。タイヤは楽じゃなかったけど、僕たちにとってはすごくいいレースだった。レース序盤はレースをするというよりも様子を見るということで、かなり早めにピットストップをしたことで相当犠牲になった。それでもいい感触を持っていたし、セーフティカーが出た時にもう一度ピットストップを行ったんだ。ピットに入っているときにタイヤを見ることができたんだけど、時速300kmオーバーで走っているときはタイヤが常に回転しているわけだから、タイヤを確認する時間を取ることはできない。だから、ピットに入って注意深く確認できたのは良かったよ。結果には大満足だ。今日はレース前にたくさん話し合いを行っただけに、良かったよ。いつもだったら日曜日の午前にやることは決まっているんだけど、今日はいろいろな話し合いがあって、集中するのが難しかったんだ。レース前には、われわれの優先事項は今日のレースを終えるということで、どの位置で終えるかということはあまり考えないようにした。だから、この結果に満足できているんだ。これ以上うまく行くことはなかっただろう。マシンの感触はファンタスティックだったし、走るごとにタイヤについて学習を深めることができた。必要な時にプッシュすることに自信を持てたよ」
マーク・ウェバー(2位)
「シグナルが消えた時、アンチストールシステムが作動してしまったんだ。スタート位置が上り坂だったからなのかは分からないよ。今回のレースに向けてタイヤが心配だったし、ミーティングをたくさんやったんだ。最終的には適切な決断が導き出されたし、チームはそれにすごくうまく対応してくれた。夜の作業ではレースでどのようにベストを尽くすのかといういいリサーチができていたからね。予選でタイヤにたくさんのダメージを与えてしまったから、タイヤのトラブルを予防するためにも早めにピットインしてポジションを守らなきゃいけなかったんだ。数人のマシンを抜けたけど、その時点では不満を感じていた。そしたら、セーフティカーが導入されたんだ。チームは僕をピットに入れたがったんだけど、僕に対してピットインの説明がなされていたとき、僕はピットウオールの反対側(ホームストレート)を走っていた。ピットインの指示が聞こえなかったんだ。心配したけど、マシンの反応をうまく保つことができた。その後はいいドライブができたし、チームにとって最高の1-2の1つを達成することができたよ。チームにとって最高の週末だったし、彼らはこの結果にふさわしい」
クリスチャン・ホーナー(チーム代表)
「素晴らしいチームの結果だ。スパでの初勝利を含めた1-2はチームにとって最高だろう。セバスチャンはいいスタートを切ったが、マークはアンチストールシステムが作動したようで、順位を落としてしまった。予選でタイヤにダメージを与えてしまったため、今週末は走行経験が少ないためにレースに不安が残った。そのため、われわれはマークを3周目、セバスチャンをその1周後あたりにピットインさせるというコンサバな戦略を採用した。われわれが見たかったのは、タイヤがどのような反応を見せるかということだった。マークにはプライムタイヤを履かせて様子を見たのだが、いいパフォーマンスだった。セーフティカーが導入されたときにセバスチャンをピットインさせて別のオプションを装着したのだが、これも彼にとっては機能した。無線の問題があった後、マークはプライムを継続してはいたが、その時点ではとても強力だった。その後のセバスチャンは必要な時にタイヤを交換したが、必要な時にプッシュして満足のいく勝利を手にした。これはマークが終盤にフェルナンド(アロンソ/フェラーリ)を攻撃し、パスしたためのものだ。チームにとって素晴らしい週末になった。2つのチャンピオンシップにおいて大量点を手にできたし、過去にわれわれが勝ったことがないサーキットでドライバーズおよびコンストラクターズ選手権でのリードを強固なものにしている。レッドブルにとってファンタスティックな1日だ」
【マクラーレン】
ルイス・ハミルトン(リタイア)
「僕はいい位置にいてフェラーリの1台は抜いていたんだ。でも(小林)可夢偉にぶつけられてしまった。実際に何が起きたのか、まだよく分からないんだけど、かなり強くウオールに当たって、レースはその場で終わってしまった。僕が前に出ていたのに、どうして当たってしまったのか分からない。完走できなかったレースが今年はいくつかあり、今回もその1つ――でもそれがモーターレースなんだ。少なくとも今週末の僕らのペースはまずまずだったんだから、残りのシーズンではもっと勝てることを願おう」
ジェンソン・バトン(3位)
「今日は13番手から3位と言葉で言うほど単純なレースじゃない。スタートで誰かが後ろからぶつかってきて、リアウイングのエンドプレートにダメージを負った。ターン1出口はいたるところデブリだらけだし、誰かのフロントウイングが僕のフロントウイングに当たり、右のサイドミラーを切り取っていった。その上早いピットストップを強いられ、パーフェクトにはほど遠かったよ! チームがデータを見て耐えられるダメージだと判断したから、戦略のために数ラップ我慢したんだ。その後はレースの終わりまで全開走行だよ」
「左フロントタイヤにはみんな問題を抱えていたと思うから、いつプッシュするかの判断はトリッキーだった。でもダメージがあった割に僕のペースは良かったし、次々とアタックしてパスするのはすごく楽しかったよ。僕らのクルマは今ベストな状態で、僕自身も今までのF1経験で一番いい感触をつかんでいる。より多くレースに勝つためには小さなミスをなくさなければいけない。モンツァでは勝利を狙いたいね」
マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)
「今日のジェンソンは目のくらむような素晴らしいレースをした――実際今日のMVPは彼以外にいないだろう。13番グリッドからスタートし、フロントウイングを失って19番手に後退し、そこから3番手まで挽回してチェッカーを受けたんだ。それも現代F1で最もチャレンジングなサーキットでね・・・私に言えることはほかにない。これぞ真のチャンピオンのパフォーマンスだよ。とりわけフェルナンド(アロンソ)をあのように追い回し、パスするとは・・・何度も言うが、本当に心から感心した。昨日の予選で(13番手に終わった)不運な誤解さえなければ、今日は圧倒的な力で勝利を狙えたはずだ」
「ルイスに関しては、背後から可夢偉につつかれたのは非常にアンラッキーだったと考えている――見て分かるように、かなりひどいクラッシュを引き起こした。だが何よりも彼が無傷でマシンを降りることができて良かったよ。フラストレーションを感じる――それは当然だ――だがそれがモーターレーシングであり、われわれにできることは線を引いて前に進むだけ」
「2週間後のサンタンデール・イタリアンGPを楽しみにしており、ポジティブな面に集中している。われわれのマシンとドライバーは週末を通して優れたペースを見せた。モンツァではそのスピードを勝利に変えてみせる。両選手権については残る7戦でできる限り多く勝つことに神経を集中させるしかない。私がしばしば言うように、数字上可能な限り、可能性は残っているんだ」
【フェラーリ】
フェルナンド・アロンソ(4位)
「今日は4位以上の結果を残すのは難しかったと思う。特にミディアムコンパウンドの苦戦ぶりを考えるとね。こういうコンディションだとベストから1秒半くらい遅くなる。正直、優勝のチャンスがあったとは思わない。でも、表彰台は狙えたはず。戦略のおかげで序盤はリードできたけれど、最後のパートではもっと苦戦するだろうと分かっていた。第1スティントは楽しかったよ。スタートは良かったし、素晴らしいバトルもあった。表彰台については残念。昨日の予選は8番手だったけど、表彰台が目標だったし、可能性はあったんだ。予選のギャップと比べると今日の状況はかなり違っていたけれど、夏なのに気温がそこまで高くない状態だと自分たちがかなりの代償を払っていることはよく理解している。現時点では見事な仕事を果たしているライバルを祝うしかない。だけど、少なくとも計算上まだいける限りあきらめるつもりはないし、それまでは常に優勝を目指して最高の結果を残せるようにがんばる。フェラーリにとってもファンにとっても特別なイベントであるモンツァからスタートだ。そして今シーズン残りのレースでも同じように努力する」
フェリペ・マッサ(8位)
「僕にとっては奇妙なレースだった。序盤は上位を争っていたのに、タイヤの問題が発生してからはマシンのバランスがダメになってしまったように思う。ミディアム(コンパウンド)を履くと状況は改善した。ピットストップでフロントウイングを調整してもいるから、もしかするとそれもいい形に機能したのかもしれない。でも速さが足りなかった。それはとても明白だし、もうすでに遅かったと思う。しかも、左リアタイヤがパンクしてしまい、もう一度ストップせざるを得なくなったんだ。ロズベルグの後ろにいたときはDRSを使っても彼らのトップスピードが良すぎて彼を追い抜けなかった。それに、一番遅いコーナー、最終シケインとラ・スルスでは特に苦戦していたから、可能な限りいい形で後ろについていくこともできなかった。次のイベントはチームのホームレースだ。僕にとっても本当に重要なレースだし、いい結果を残したいと本気で思っている」
ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)
「この結果に満足だと言うことはできないが、感情に流されることなく客観的に評価しなければならない。自分たちのマシンパフォーマンスは装着するタイヤによって2パターンあった。特にフェルナンド(アロンソ)はそうだったが、ソフトタイヤはとてもいい。しかしながら、ミディアムでは確実に(ペースが)不足している。驚異的なパフォーマンスを披露してくれたフェルナンドが第1スティントではリードを奪って優勝を争っていたにもかかわらず、最終的には十分見合っていると思われた表彰台からも滑り落ちてしまった。フェリペ(マッサ)もとてもアグレッシブな走りでレースをスタートさせたものの、ハード側のタイヤを履いた際にわれわれが慢性的に抱える問題により、彼の方がもっと重い代償を払うことになってしまった。セーフティカーもまったく役には立たず、ライバルたちが一番苦しんでいるときに導入されてしまったので、彼らは当初のハンデを埋め合わせることができたのだ。自分たちのアキレス腱は分かっている。その作業を続けていかねばならない。ある部分では前進できているが、理想的なタイヤの使い方に関してはまだ後れを取っている。この後はわれわれのホームレースであるモンツァに向かう。目標は変わらない。優勝を狙う。自分たちにペースがあることは確信しているが、非常に強力なライバルに立ち向かわなければならないことも理解している」
パット・フライ(テクニカルディレクター)
「終盤まで表彰台を争っていたのにこのレースの終わり方を考えれば満足はできない。残念ながら、まだハードタイヤを履くとパフォーマンスが落ちてしまい、主要ライバルと争っているときはとりわけ大きくなってしまう。われわれがいまだ直せていない問題であり、気温がさらに下がればそれがもっと加速してしまっている。ドライバーたちにとっては悔しい結果だ。どんなコンディションだろうと彼らが全力で戦えるポジションにつけさせてやれない。戦略面についてはセーフティカー導入のタイミングがわれわれにはうまく働かず、実際に行ったことと比べても違いを生むことができたとは思わない。もしフェルナンドがベッテル(レッドブル)と同じようにしていたとしても、コースに戻る際にトラフィックの中にはまってしまっただろうし、頂点を狙うチャンスを逃してしまったはずだ。その後も、たとえフェルナンドの第2パートをソフトの3セット目と最後のセットを使って分けたとしても、4位でフィニッシュするしかなく、それ以上の結果を望むことはできなかった。今はスクーデリアのホームレースであるモンツァに向けてできる限りの準備を整えていかなければならない」
【メルセデスGP】
ミハエル・シューマッハ(5位)
「ここスパでの素晴らしい週末を素晴らしい形で終えることができた。今日は5位以上の結果を残すことは不可能だと思うし、19番手も上昇したことはいい気分だ。家族、友人、ファンが詰めかけてくれたことでモチベーションがさらに上がるし、彼らのサポートに感謝したいね。僕らの素晴らしい戦略により、彼らはエキサイティングなレースを見られたことだろう。今日はたくさんのオーバーテイクを決められたから、いろいろな感情を持っているよ。序盤には飛んできたパーツによってマシンにダメージが発生したんじゃないかって不安だったんだけど、何もなかったから幸運だった。その後は楽しく追いかけられたし、前進できたよ」
ニコ・ロズベルグ(6位)
「今日は素晴らしいスタートを切れたけど、この素晴らしいサーキットでシルバーアローを駆ってレースをリードできたのは特別な気持ちだった。僕の後ろにレッドブル、マクラーレン、フェラーリの渋滞ができていたのを見たのは最高だったね。でも、僕たちがトップを維持していられないということに気づかなきゃならなかったのはキツかった。それでも、僕たちは今週に成果を残したし、今日はチームにとっていい結果になったよ。僕はスタートでかなり激しくプッシュしなきゃいけなかったし、それが中盤から終盤に影響した。ミハエルはソフトタイヤで速かったから、彼を後ろにとどめておくことは不可能だったんだ。モンツァを楽しみにしているし、さらに改善できる自信があるよ」
ロス・ブラウン(チーム代表)
「われわれにとってとてもエキサイティングなレースだったし、ニコが素晴らしいスタートを見せて序盤にトップに立つことができたのはいい記憶になる。両ドライバーは今日の午後に行われたレースで異なった戦略を機能させて素晴らしい仕事をした。ミハエルはミディアムコンパウンドでレースをスタートし、4周目にピットストップを行ってソフトコンパウンドに変更した。その後、セーフティカーが彼の味方をするように導入され、上位勢に追いつくことができた。また彼は、終盤にニコを追う際により優れたタイヤを履いていた。この節目のレース週末で彼にとって素晴らしい結果になったし、特に最後尾からのスタートだったことを考えればなおさらそうだろう。ニコは2ストップ戦略を実行し、タイヤパフォーマンスによっていくらか影響を受けたとはいえ、素晴らしいレースを戦って6位を得た。終盤になってわれわれは彼に対し、燃料を節約するように求めた。セーフティカーが導入されたものの、現在のF1ではそれが燃料節約にはつながらず、ただのウエイトになってしまう。彼の燃費はその時点で目標ギリギリだったのだ。だからといってラップタイムの面で彼に大きな影響が生じたわけではないし、大きな要素はミハエルがソフトタイヤを履き、ニコがミディアムだったということで、両者のラップタイム差が1秒あったということだ。全体的にはいいチームの結果だったし、今シーズンここまでの戦いで最多ポイントを獲得できている」
ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ社長)
「ここスパで20周年を祝ったミハエルは素晴らしいレースを演じた。最後尾から5位と言う結果は最高だ。ミハエルは完ぺきだったし、チームもミディアムコンパウンドからスタートさせ、序盤に交換するという最高の戦略を進めてくれた。最終スティントにソフトタイヤを履いたが、ニコはミディアムを履いていたことが彼らのレース結果において重要な要素だった。ニコは素晴らしいスタートを切って何周かリードしたが、もちろん現在のわれわれのパッケージが生み出す速さは先頭にとどまるのに十分なものではない。夏休みの後にチームが満足できる結果を得られた。皆がよくやってくれた。われわれはモンツァでも一生懸命働く」
【ルノー】
ブルーノ・セナ(13位)
「残念ながら、第1コーナーでミスをしてしまった。それによって残りのレースにおけるチャンスを台無しにしちゃったんだ。だから、まずはハイメ(アルグエルスアリ/トロ・ロッソ)に謝罪したい。ブレーキングエリアでミスをしてしまったから滑ってしまい、望むような戦いができなかった。これによって、後方で長い間、ひとりで戦うことになってしまったよ! それでも、ドライブスルーペナルティを受けてからは成果を残すことができたし、レースペースもかなり強力だったからプッシュを続けられた。その後の僕のドライブには満足しているんだ。グリッド位置を考えればもっと上位でフィニッシュできたら良かったけど、今後に向けていいペースを築けたし、再び大好きなコースであるモンツァで戦うことになるね。まずは座ってどこで改善できるか学習するけど、基礎はできているよ」
ヴィタリー・ペトロフ(9位)
「マシンと共に大きく前進できたと思うし、レースでは常にトップ10争いをしてメルセデスGPに接近できた。だから、この方向性を持って作業を続けていく必要がある。戦略は良かったけど、トップスピードが失われてしまったからオーバーテイクがかなり困難だった。マシンはコーナーで強力だったし、終盤にトラブルを抱えるまではブレーキも良かったよ。終盤にはブレーキの問題があったから異なったやり方で走ったけど、不運にも最後にスピンを喫してしまってフロントのブレーキが完全に失われてしまったんだ。週末のパフォーマンスについては、全体的にはかなり満足している」
エリック・ブーリエ(チーム代表)
「第1コーナーから困難に直面したことでポイント争いから離れてしまったので複雑に感じている。それでも、ヴィタリーとブルーノはそこからうまくドライブした。重要なのは、ヴィタリーの9番手という結果に戻らなきゃいけないということだろう。最近の難しいレースの後にペース改善がみられることは良かった。今週末はモンツァに向かってブロックを組み立てるようなものだ。スピリットはいくらか高いものになればうれしい。
【ウィリアムズ】
ルーベンス・バリチェロ(16位)
「考えていたよりもかなり競争力のある位置で終えられたけど、これは素晴らしいことだ。2回目のピットストップのインラップでロズベルグ(メルセデスGP)と争ったことで時間をロスしてしまい、それによってポイントも失ってしまったと考えられるから不運だった。それでも、パストールが初めてポイントを獲得したことにはすごくうれしいよ。今日、僕たちのどちらかがポイントを獲得することができたというのは、チームが成果を残しているという意味で励まされるね」
パストール・マルドナド(10位)
「僕自身だけでなくチームにとって1ポイントを獲得できたことに本当にうれしく思っている。大きな改善ができたよ。レースペースはすごく安定していたから満足だし、母国に対しても嬉しく思っている。最終的にポイントを獲得できたけど、それがこの特別なサーキットで得たものだからさらにいいね。後方からのスタートになって厳しいレースだったけど、僕は全部の周でプッシュしたんだ」
サム・マイケル(テクニカルディレクター)
「パストールがトップ10に入るいいレースになったし、ポイントを獲得したことについて彼にはよくやったと言いたい。両マシンが安定し、この厳しいコースで力強さを発揮した。パストールとルーベンスはレース中にピレリの提案を用い、タイヤのブリスターをマネジメントした。レース中に2台共がフロントウイングのダメージを負ったことにより、マシンパフォーマンスに影響が生じた。それでも、レースペースは安定していたのだ」
【フォース・インディア】
エイドリアン・スーティル(7位)
「15番手スタートを考えると今日の7位という結果はとても満足できるものだ。いろいろな出来事があったエキサイティングなレースだったけど、僕たちは良い戦略だったし、適切なタイミングできちんと判断できたと思う。セーフティカーが導入されたとき、僕はすぐにピットに入った。いくつかポジションを上げられたから、それが役立ったと思う。6番手でコースに戻り、その後はソフトタイヤを履いて僕より速かったシューマッハ(メルセデスGP)にポジションを奪われただけだ。全体的にこの結果は今週末の僕たちのペースを反映したものだと思うし、昨日のトラブルをリカバーして重要なポイントを手にここを去れることは素晴らしい」
ポール・ディ・レスタ(11位)
「スタートは本当にうまくいって、すべてがかなりスムーズに進んでいるように思えた。でも、僕の前でインシデントが起こり、ティモ(グロック/ヴァージン)にぶつかられたときはコーナーを抜けられたと思っていたんだ。(この接触で)フロアに大きな穴ができてしまい、フロントウイングがダメージを負ってアンダーステアがひどくなった。それを除けばマシンペースは本当に強力だったと思うけど、セーフティカー導入は僕にとってちょっと不運だった。というのも上位につけているマシン(スーティル)を優先しないといけなかったから、それでウィリアムズの後方に下がってしまったんだ。これがなければきっとマルドナド(ウィリアムズ)の前でフィニッシュできたと思う。エイドリアン(スーティル)がポイントを獲得できたことはよかったし、今回もマシンのペースを示せたと思っている」
ビジェイ・マルヤ(チーム代表)
「昨日抱えた問題を踏まえると、コンストラクターズ選手権の順位を確固たるものにする6点を得てスパを離れられることは本当に満足している。典型的なスパのレースだった。とてもエキサイティングで、エイドリアンは巧みなドライブで巻き返して7位フィニッシュ。素晴らしいチームパフォーマンスであり、戦略が見事にはまった。今日は不運によりポール(ディ・レスタ)をポイント圏内に入れてやれず申し訳なく思う。オープニングラップで受けたダメージにより、マシンバランスに影響が出た上、セーフティカー導入のチャンスを逃した。とはいえ、勢いのあるままここを去れるし、2週間後のモンツァでもこの勢いを維持できると確信している」
【ザウバー】
小林可夢偉(12位)
「今日は数ポイントを獲得できると期待していました。スタートは良かったですし、いいバトルも何回かありましたよ。ストレートでの僕たちは予想していたよりも遅かったんですが、その理由はまだわかりません。ソフトタイヤに対応するのも難しかったですし、ヴィタリー・ペトロフ(ルノー)からプレッシャーを受けていました。ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とのアクシデントは僕が4番手を走っているときに起きたことは分かっています。彼のほうが僕より速いことはハッキリと理解していたので、僕には彼と争う理由などありませんでした。彼が僕をオーバーテイクした後、僕としてはポジションを取り戻そうとなんて考えていなかったんです。だから自分のラインを守って走っていたんですが、まさか彼が動いてくるなんて予想できませんでした。セーフティカーが導入されて2周目にピットストップを実施した時には、多くのポジションを失ってしまいました。ミディアムコンパウンドを履いてのロングスティントは機能したんですが、ポイント圏内からは大きく離されてしまっていたんです」
セルジオ・ペレス(リタイア)
「すごく残念だ。スタートとレース序盤は良かったよ。マシンは最高だったし、ポイントをいくつか獲得できたはずだ。5周目に7番手を走っていた時、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)がブレーキング中に僕の目の前でラインを代えたんだ。追突を避けようとしたんだけど無理だったから、大量のダウンフォースを失ってしまった。その後はドライブスルーペナルティを科されてしまい、22周目に消化したよ。その後、2回目のピットストップを行ったんだ。それでかなり後方に沈んでしまい、そこから挽回を期した。ブルーノ・セナ(ルノー)をオーバーテイクしたあたりからマシンのリアエンドに深刻な何かが起きているって感じたから、注意深くピットまでマシンを運び、そこで今日の戦いは終わったんだよ」
ペーター・ザウバー(チーム代表)
「われわれとしては、チャンスをいくつか失ったレースになった。いい予選を過ごしたのだからレースには大いに期待していたが、天候を除いては、すべてがわれわれにとって向かい風になってしまった」
ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)
「昨日はかなり結果が約束された1日だっただけに、残念な結果となってしまった。ペースも考えられていたほどに速くなかったのだから、その理由について分析しなければならない。今日はポイント獲得ができただろうが、いろいろな理由によってそれが達成できなかった。セルジオはいいトライをしてスタートでポジションを守ったが、トロ・ロッソの1台と接触があった。それについては確認をしなければならないが、彼はドライブスルーペナルティを科されてしまい、後方に落ちてしまったのだ。彼のマシンとリアアクセルにはダメージが発生しておりリタイアを余儀なくされたが、これについては調査しなければいけない。可夢偉はセーフティカー導入中にかなりポジションを落としてしまった。彼をピットに呼んだのだが、何らかの理由があって彼は1周遅れてピットに入ってきた。このコミュニケーションミスについては解析が必要だ。次のレースに向けて奮い立たなければならない」
【トロ・ロッソ】
セバスチャン・ブエミ(リタイア)
「11番グリッドから最高のスタートを決めて、1コーナー後には6番手まで上がっていたんだ。アロンソとハミルトンのペースについていくことができた。そうしたら、ペレスが僕をパスしようとして後ろに追突。リアウイングが完全に破壊されてしまい、ピットに戻ってリタイアするよりほかに手はなかった。彼が何をしようとしたのかまったく理解できない。僕の方が完全に彼の前に出ていたんだ。ブレーキを忘れてしまったのかと思ったよ。次はチームのホームレース、モンツァだ。パフォーマンス面で僕らのクルマは前進したようだから、最善を尽くすよ」
ハイメ・アルグエルスアリ(リタイア)
「ほかのドライバーのことを悪く言いたくはないし、それは僕のスタイルじゃないけど、状況は誰の目にも明らかだろう。スタート後ヘアピンに向かい、インサイドにセナ、アウトサイドにフェルナンドがいて僕は間に挟まれていた。セナは完全にブレーキングポイントを誤り、僕にぶつかってフェラーリの方へ押し出したんだ。でもこの週末からは多くのポジティブな要素を見いだせる。今日、ポイントが取れるクルマを手にできたのはチームのハードワークのおかげだよ。6番グリッドからスタートできる機会なんて、そうそう訪れるものじゃないから、みんなに申し訳ない。今は次のレース、モンツァを楽しみにしている。競争力を発揮し、ポイントを取れない理由はどこにもないはずだから」
フランツ・トスト(チーム代表)
「ドライバーたちは2人とも彼らの責任ではないインシデントによってノックアウトされ、短いレースを終えてしまった。レースオフィシャルの見解も一致しており、ハイメとセバスチャンの接触についてセナとペレスにペナルティが科された。もちろん、予選で良い結果を出していただけに非常に残念だよ。今日は多くのポイントが取れると期待していたんだ。しかしポジティブな面として両ドライバーとも週末中優れたパフォーマンスを見せ、STR6に導入された全てのアップデートは改善をもたらしたようだ。休暇前、この数週間でファエンツァのファクトリー、ビスターの風洞で行われたハードワークを考えると、われわれスクーデリア・トロ・ロッソは2台の早期リタイアではなく、もっといい結末を迎えられたはずだ。だがここでのペースは勇気づけられるものであり、2週間後のホームレース、モンツァで再び挑戦する時を心待ちにしている」
【ロータス】
ヘイキ・コバライネン(15位)
「スタートを除けばいいレースだったよね! いい転がりだったけど、第1コーナーはすごくタイトだったから、誰かにぶつけられた後にヤルノに接触してしまったんだ。サンドイッチ状態になってしまったんだけど、ピットストップを行って新しいノーズに交換してからはすごくうまく進んだよ。ソフトコンパウンドはミディアムコンパウンドほどには機能しなかったけど、プッシュすることは可能だった。大切なのは2台が力強いポジションでフィニッシュしたことだから、週末のいい終わり方になったね」
ヤルノ・トゥルーリ(14位)
「僕とチーム全体にとっては本当にいいレースだった。素晴らしいスタートを決めて数台をパスしたんだけど、ターン1でアクシデントがあったことでヘイキと僕がダメージを負ってしまったんだ。彼はノーズコーンに、僕はフロアにダメージがあったよ。僕はレース全体を通じてそのダメージの影響を受け続けたから、14位という結果は最高さ。スタートを除けば、レース全体を楽しめたよ。たくさんのマシンをオーバーテイクしたし、セーフティカーが導入されたときに前のマシンとの差を詰めることができた。それでルノーの1台と争うことができたし、そのマシンをパスしてからライバルたちを相手にペースを保てたんだ。今回のレースで最高の場面は1回目のピットストップだろうね。HRTの1台の後ろでピットに入ったんだけど、ピットクルーが最高の仕事をしてくれてピットレーンで抜くことができたんだ。だから、彼らに感謝したいし、チーム全体が本当に堅実的な週末を過ごせたよ。トラブルなく午後のレースを通じて戦うことができたから本当に満足しているし、イタリアでもこの流れを維持して戦うことが待ちきれない」
マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)
「今日はチーム全体にとって最高の成績だったし、われわれがF1に参戦して以来、最高のパフォーマンスの1つになっただろう。2台が第1コーナーで接触してしまうという残念なスタートだったが、とてもうまく挽回できたし、14位と15位という結果には本当にうれしく思っている。両ドライバーが素晴らしかったが、ピットクルーたちもパフォーマンスを大いに前進してくれたので特別な報いを受けるべきだろう。すべてのピットストップが必要としていたものであったので、今日の作業がうまくいったことについて彼らを祝福したい」
リアド・アスマット(グループCEO/最高経営責任者)
「今日のパフォーマンスと今週末を通じた全員の仕事ぶりについてチーム全体に感謝をささげたい。今日の主な目標は2台がチェッカーフラッグを受けることであり、すべてのチャンスを利用してできる限り高い位置でゴールすることを目標にしていた。14位と15位という結果はその目標を達成したことを意味しており、誰もが役割を果たしてスパを後にすることができる。とてもいい週末だった」
【HRT】
ダニエル・リカルド(リタイア)
「僕にとっては短いレースになってしまったので完全に満足していないけど、少なくとも走れている間はとてもポジティブだった。スタートはうまくいき、前で起きたいくつかのインシデントにも助けられた。でも自分の選択によってもいくつかポジションを上げている。ペースはまずまず。速いクルマが何台か後ろからやってきたけど、直接のライバルにあまりタイムを失うことなく譲ることができた。ヴァージンとロータスの前を順調に走れていたんだ。残念ながらリアにトラブルが発生してしまって、早々にレースを終えてしまったけどね。でも前向きな点もいくつかあった。完走したかったけど、また次がある。僕としてはレースの展開に満足しているし、次のモンツァでまたトライしたい」
ビタントニオ・リウッツィ(19位)
「ドライコンディションでは複雑なレースになるのは分かっていたけど、僕はいいスタートをしてすぐにいくつかポジションを上げたんだ。メインライバルたちの前にいたし、ペースがベストじゃないのは承知のうえで僕らは戦い続けた。なかなかいい仕事ができたと思うよ。特にレース最初のスティントではね。ドライコンディションのあった金曜プラクティスセッションを参考にセットアップとレースペースを改善した。でもここからシーズン末までどれだけ進歩できるかを証明してみせなければならない。次戦モンツァは僕にとって母国だから特別なものになる。すごく楽しみにしているよ。でも、非常にテクニカルなサーキットだから、これからまた1週間頑張らないとね」
コリン・コレス(チーム代表)
「ここで見舞われた全てのトラブルに対処するにはタフな精神が必要だった。スパの厳しさは分かっていた。2台での完走を目指したがそれはならなかった。ダニエルがF1キャリア初のリタイアを喫したのは残念であり、問題解決のために努力しなければならない。異なる空力構成を要求する次のモンツァに目を向けよう」
【ヴァージン】
ティモ・グロック(18位)
「ターン1でミスをしちゃったから、悪いスタートだった。ブレーキを踏んだらフロントタイヤがロックしてしまい、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)との接触を避けられなかったんだ。不運にも彼のマシンとレースを台無しにしてしまったから、そのことは謝罪したい。僕のミスだ。だも、そのことでペナルティを受けたし、ピットで新しいフロントウイングに交換してマシンに変なところがないか確認する必要が生じた。最終的には完走しようとしたけど、HRTの1台とのギャップを縮めてオーバーテイクしようとしたんだ。チームスタッフたちはピットストップを含めて素晴らしい仕事をしてくれたし、僕は結果に満足している」
ジェローム・ダンブロジオ(17位)
「自分のレースにはかなり満足しているって言うべきだろうし、マシンバランスにはすごく快適だった。序盤にはデブリがたくさん落ちている場所があったからかなり難しかったし問題を抱えたと思ったけど、最終的にはスムーズなレースだったんだ。終盤には燃費を抑えるために少し難しい戦いになった。そうしなきゃいけないのは初めてだったから、対応が必要だったんだ。僕にとっては経験を増やすことになったし、うまく機能したよ。初めての母国グランプリの進み方には大満足だ。今日はいくらかインシデントがあったから、いい状態を保つように集中した。チームは再び2台を乾燥に導いてくれたよ。シーズン後半戦のスタートとしては素晴らしいね」
ジョン・ブース(チーム代表)
「母国グランプリで喜ばしく堅実的な結果を残したジェロームを祝福する。スタートでHRT勢にかわされたものの、すぐにリウッツィをかわし、リカルドのリタイアによってレース終盤におけるライバルは彼のチームメイトだけになった。ティモはいいスタートだったが、第1コーナーへのブレーキングはいくらか野望を持ったものだったため、ポール・ディ・レスタと接触したことで1周目にノーズを変更するためのピットストップを行う必要が生じた。セーフティカー導入によってレースが振り出しに戻ったが、リウッツィをオーバーテイクしてからの彼のレースはジェロームに追いつくというものだった。2台の信頼性には満足しているが、金曜日のデータから燃費計算を的確に行うことができなかったので、レース後半は両ドライバーに対して燃費走行を強いるものになった。今回もピットクルーがいいパフォーマンスを発揮してくれ、彼らにとってはいろいろな出来事がきたレースになった」
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