毎々記事を読ませていただいてますESPN F1トピックス
から、決勝後の各ドライバー,チームのコメント集を拝借いたしました
ベッテルが表彰台にいない光景・・・随分久しぶりに見たような気がします。それもそのはず昨年の韓国GPのリタイヤの後、ず~っとTOP3でレースを走っていたんですから
可夢偉選手もまたまたTOP10の入賞圏内に戻ってきてくれましたチーム全体の勝利ですかね
・・・できれば同一ラップでフィニッシュできれば一番よかったのですが
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ニュルブルクリンクを舞台とするドイツGPの決勝レースは、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が勝利を手にする展開となった。
路面温度がかなり低い状況でレースが開始となったが、レースペースではレッドブル、マクラーレン、フェラーリがほぼ互角だった。そんな中、スタートで先頭に躍り出たハミルトンが60周のレースをまとめ、シーズン2勝目を手にしている。前戦で優勝したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が2位、ポールシッターのマーク・ウェバー(レッドブル)が3位。セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は4位となり、表彰台を逃したのは2010年韓国GP以来のこととなった。
小林可夢偉(ザウバー)は17番グリッドからスタートしたが、スタートと1周目のチャージが効いて9位入賞。3戦ぶりにポイント獲得を果たした。
開幕戦を終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。
【レッドブル】
セバスチャン・ベッテル(4位)
「タフで難しいレースだった。初めはそれほど感触が悪くなかったけど、ミスをしてしまって5番手まで落ちてしまった。その後の挽回は厳しかった。今日は4位がベストだったと思う――満足はしていないけど、周りの方が速かったということを認めないとね。週末はずっと感触が今ひとつで、マークのような速さがクルマになかった。ラストのピットストップは素晴らしかったよ。ほかのクルマに続いてピットレーンを通ってボックスに入り、じりじりしながらタイヤ交換が終わるのを待っているんだ。ようやく動き出した時にフェラーリがまだ止まっているのを見てうれしかったよ――チームがいい仕事をしてくれたおかげだ。フェリペとはレースの大部分でバトルしていて、お互いにギリギリの状態だった。僕らはレース途中でブレーキの問題があったけど、うまく対処できた。その部分でのリカバリーについては満足していいだろう。次のハンガリーは僕らとも相性がいいコースだから、期待したいね。でも少し宿題がある。レースでマクラーレンとフェラーリがすごく速かったから、彼らのペースに追い付かなければいけない」
マーク・ウェバー(3位)
「勝てなくて残念だけど――まあいいリザルトだ。最後は少し変わったことに挑戦する必要があった。レース中盤はリードしたものの、2回目のピットストップではアンダーカットできるタイヤレンジではなかった。僕は限界まで攻めて走ったけど、速さが足りなかったよ。ルイスが常に僕らをカバーし、ペースに対応してくるから、ギャップを作れなかった。彼はスタートも良く、僕はそうじゃなかったけど、今年のレースはスタートが鍵じゃない。自分にできることはやり尽くしたと思う――先頭の僕ら3人(ハミルトン、アロンソ、ウェバー)による緊迫したレースで、限界までプッシュしたものの、これ以上は勝利に近づけなかった。でも僕らは強い――いいチームだ。これからもプッシュしていく。何をすべきかは分かっている」
クリスチャン・ホーナー(チーム代表)
「とても魅力あるレースだった――もちろん、ポールと3番グリッドスタートからの3位と4位はわれわれが求めていた結果ではない。だが両ドライバーには大きな得点だ。1回目のピットストップはアンダーカットでマークを先頭に出せたが、2回目のストップはそれがあまり有効ではなく、3番手に後退してしまった。最終スティントは長めを見越していたが、最終的には3位が精一杯だった。セバスチャンは序盤にスピンを喫し、タイヤにかなりひどいフラットスポットを作ってしまった。できる限りのことをしたが、レースの大部分はマッサのギアボックスを見続けることになった。最後はピットレーンでの勝負となり、われわれのクルーは素晴らしい仕事ぶりでピットストップを成功させて、フェラーリの前に躍り出た。セバスチャンがラジオで言ったように、そこはなかなかエキサイティングだった。彼の4位は彼らのおかげだ」
【マクラーレン】
ルイス・ハミルトン(1位)
「どんな勝利も特別だけど――この感動、チームが今日の勝利のために注いでくれた努力とエネルギーによって、今回はいつも以上に特別だと感じるよ。週末に入る前に、僕は物事を1戦1戦捉えると述べた。今日の勝利はすごくポジティブなことだけど、まだこの先は長いんだ。ここから先はスピードと一貫性が重要になる。お互いがコンマ1秒差の状態で周回を重ねていくんだから、全てをパーフェクトにこなさなければいけない――と同時にアグレッシブで、そしてコントロールされていなければならなかった。今日の走りは今までで一番正確なものだったと思う。気持ちはもちろん、頭も使ったドライビングを正確にやり遂げられるというのはすごい満足感だよ。ワールドチャンピオン争いはすごく厳しい状況だ。でも僕らは戦いに戻ってきた。この調子で進み、勢いを維持し続けたい」
ジェンソン・バトン(リタイア)
「最初に、素晴らしい勝利を収めたルイスを祝福したい。彼は今週末素晴らしい仕事をしたし、この結果は来週のハンガリーのレースに向けてチーム全員に大きな力を与えてくれる。僕のレースは、ひどいオープニングラップで始まった。ラインを離れる時のホイールスピンが多すぎて、10番手からの戦いだった。ヴィタリー(ペトロフ)に引っかかってしまい、彼はブレーキングエリアで頻繁に動き回るからすごく抜きにくかった。でもいったんパスしてからは楽しめたよ。ニコ(ロズベルグ)をオーバーテイクして6番手に浮上した直後、パワーステアリングが重くなり始めて、そのすぐ後で安全性の理由からリタイアしなければならなかった。油圧トラブルがあったんだ。厳しい結末だったけど、モーターレースには時々あること。早く忘れて前に進むしかない。僕はすでに来週末のハンガリーに目を向けているよ。そこではもう少しツキがあるといいな。こうしてボーダフォン・マクラーレン・メルセデスは勝利の道に戻ってきた。僕の200戦目のグランプリでは表彰台に返り咲きたい」
マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)
「何を言えばいいのだろうか? ルイスの予選はパーフェクトで、レースもパーフェクト、結果もまたパーフェクトだった。彼はフロントローから見事なスタートを決め、マーク(ウェバー)を抜き去ってリードを奪った。最初の数ラップの走りも素晴らしかった。その後、チームは全ての戦略を成功させ、非常に大きなプレッシャーの中でピットクルーもミスなくピットストップを実行した。本当に魅力的なレースで身を乗り出さずにはいられなかったよ。全3チームが最高の状態で勝負した。そういう中で苦労して手に入れた勝利だけに――強い満足感がある。今夜は大騒ぎだよ。ニュルブルクリンクとウォーキングでは夜通しうたげが続くだろう――ブリックスワースとシュツットガルトでもね。ここはメルセデス・ベンツ・ハイパフォーマンス・エンジンのホームグランプリであり、彼らのエンジンはいつものようにひときわ優れていた。だがジェンソンは難しい週末だった。レースも油圧トラブルで途中で終わってしまった。当然落胆しているだろうが、彼は素晴らしいチームプレーヤーで優れたドライバーだ。来週末のブダペストでは巻き返してくれるだろう。ルイスに関しては、この16勝目のレースは彼のベストといってもいいのではないかな。まばゆいほどの威厳に満ちたパフォーマンスであり、畏怖さえ抱かせる彼の競争を際立たせた」
【フェラーリ】
フェルナンド・アロンソ(2位)
「今日のような2位という結果なら、もっと上手くできたはずって言うのは簡単だ。でも、僕は満足している。僕たちには力強いレースペースがあってそのことは疑いようもないと感じているから、予選の改善は必須だろう。今日はすべて、つまりスタート、ピットストップ、戦略がうまく進んだんだ。昨日は0.3秒から0.4秒ほど遅れていたから土曜日のパフォーマンスは欠けているけど、この面でもさらに改善できるって自信がある。今日はハミルトン(マクラーレン)のほうが速かったから、彼と彼のチームがよくやったってことさ。彼の後ろを走っていた時は可能な限りプッシュしたんだけど、あまり近づけなかった。2回目のピットストップ直後に彼の前でコースに戻ったけど、僕のタイヤにはグリップ力がなくて彼にアウト側からパスされてしまったんだ。そして、彼はすぐに数秒のリードを築いたよ。今日の僕たちはパフォーマンスの面でレッドブル勢を上回っていたし、チャンピオンシップのことを考えればこれは重要なことだ。今後のレースでも同じ状況になるってわけじゃないけど、状況はより普通な感じになってきているね。結果についてかい? 特に意識していないけど、チャンスがあれば表彰台に上りたい。でも、それはベッテル(レッドブル)だって同じだろう。終盤にマシンをコース脇に停車した理由は、チームから安全策のためにエンジンを止めろと指示されたからだ。幸運にもマーク(ウェバー/レッドブル)が横にいたから、彼を止めて乗せてもらったよ。でも、僕がエンジンを止めたことを彼が知っていたのはなぜだろう? もしかしたら、僕のエンジニアとの間で無線交信しているのかもね(笑)」
フェリペ・マッサ(5位)
「いいレースだったし、ベッテルと何周にもわたってバトルできた。残念だったのはスタート直後にロズベルグ(メルセデスGP)の後ろでタイムロスしちゃったことだ。メルセデスGPのマシンは直線で速いから、オーバーテイクするのが最も難しいチームの1つなんだよ。このサーキットではDRS(ドラッグ・リダクション・システム/可変リアウイング)が大きな助けにならないから、僕が彼とベッテルをオーバーテイクしたのはDRSを使うことができない場所であるターン1へのブレーキングなんだ。もちろんワールドチャンピオン(ベッテル)を最後まで押さえておきたかったけど、最後のピットストップで左リアタイヤのホイールナットに問題が発生してしまい、数秒のロスがあった。こういったことは起こり得るし、批判をしたって何も得られない。スタートはうまくいったんだけど、ベッテルがイン側のラインを抑えてきたから僕はアウト側に動いたんだ。ポジションを上げようと望んでも行き場がなかったからね。実際、ロズベルグにポジションを奪われてしまったよ。これからブダペストに向かうけど、そこでは最も軟らかいタイヤを使うんだ。夏らしい天候になってくれれば僕らの助けになってくれるだろうね。この流れを続けたいし、満足感を得られるって自信を持っているんだ」
ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)
「素晴らしいレースの末にチームにとってポジティブな結果を得られた。レースは本当にエキサイティングであったし、両ドライバーが最高のパフォーマンスを発揮してくれた。天候はわれわれにとっては最悪だったが、最後まで勝利を争えたということが大切だろう。われわれは正しい方向に進めているし、さらにパフォーマンスレベルを改善する必要があることには気づいているが、この流れを維持したい。最後のピットストップでポジションを落としてしまったことについてはフェリペに謝りたい。こういった出来事は発生してしまうものだが、ピットレーンの走行時間の関係もあって今年は多く見られている。次戦ブダペストに向けて注意を傾けるまでの数時間を用いて深呼吸をしたいところだ。次戦はここまでに見られた成果を認めることができるだろうし、とても強力な走りを披露できることは理解している。この3レースでフェルナンドが誰よりも多くのポイントを稼いでいるのは偶然ではないし、チームはこの2戦で最高の仕事をしている。可能な限り激しくプッシュしているということだし、われわれは努力についてギブアップせずに自身の仕事に自信を持っている」
パット・フライ(シャシー部門ディレクター)
「このようなサーキットでわれわれにとって最悪の天候となったものの、すぐに成果を確認することができたというのは明確なことだと思う。気温が低い今日のような天候では、プライムだけでなくオプションタイヤへの熱入れはライバルよりも苦労すると理解しているし、昨日の予選でもそうだった。われわれのレースペースはとても良かったが、今日はDRSがあったとしてもオーバーテイクが本当に難しかったことを考慮に入れなければならない。可変リアウイングを使えないターン1への進入のほうがDRSゾーンよりもオーバーテイクが簡単だったというのは偶然ではないのだ。われわれには前進する必要があるが、シーズン序盤よりもトップ3チームの差は縮まっている。フェルナンドとフェリペはどちらも素晴らしいレースを戦った。ブラジリアン(マッサ)のほうはスタートでメルセデスGPに抑えられてタイムを失ったが、メルセデスGPは直線が本当に速かった。さらに最後のピットストップでは4位を失っている。残念だが、ホイールナットのようなパーツについてはしっかりと作業をしなければならないし、これは今シーズンの問題になってしまっている。ブダペストでもタフなレースになると思うが、今週末と同じような精神で挑みたい。上位争いをしたいのだ」
【メルセデスGP】
ミハエル・シューマッハ(8位)
「観客にとってもドライバーにとってもいろいろとアクションの多い、とてもエキサイティングなレースだったね。今日はだいぶ気温が低かったからグランドスタンドの皆が楽しんでくれているといいな。スピンは本当にビックリしたけど、ウエットコンディションだとトリッキーな場所だってことは分かっていた。今日はそれほどウエットだったわけじゃないけどね。どっちにしても、ポジションに影響したのは明らかだから悔しい。終盤にかけては雨が降れば助かるのにと思ったけど、可能性は低かったからそれをあてにはしていなかった。全体的には問題ないレース。少し改善できているから今はハンガリーを楽しみにしている」
ニコ・ロズベルグ(7位)
「今日はいいスタートが決められて、オープニングラップでひとつポジションを上げて5番手につけていた。でも今日はセットアップが完ぺきじゃなく、予選ほどマシンがうまく機能してくれなかったんだ。マッサとはいいバトルだったね。一生懸命プッシュはしたんだけど、彼を抑え続けるのは不可能だった。7位はまずまず。でもレースで最新パッケージを最適化するためにはまだ取り組むべき作業があることは分かっている。僕の後ろにはエンジニアやガレージの皆がいてくれるし、最高のチームが控えているから、自分たちならやれると確信しているし、来週のハンガリーで状況を見てみるつもりだ」
ロス・ブラウン(チーム代表)
「レース序盤はいい形で進んでいた。ニコ(ロズベルグ)はトップ6で周回を重ね、6位でフィニッシュできそうに思えたが、第3スティントのペースが思ったほどなく、ポジションをひとつ失った。マイケル(シューマッハ)については、ターン10で湿った芝生に乗り上げてしまったことが原因でスピンを喫したのだと考えている。あの後、彼は力強い走りで順位を回復し、ニコから10秒と離されずにゴールした。うちのドライバーたちも多く関わったが、今日は全体的に素晴らしいレースだったと思う。チャンピオンシップの順位に重要なポイントをさらに加算できた」
ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)
「ニコとマイケルが7位と8位で、少なくともポイントは獲得できている。ニコとマイケルはかなり長い間、燃料をセーブする必要があったのである程度レースペースに妥協を強いられた。レース序盤、3分の1まではトップ3チームと比較しても自分たちのスピードが良かったように思う」
【ルノー】
ニック・ハイドフェルド(リタイア)
「スタートで押された僕は2コーナーでサンドイッチ状態になった。3コーナーに向けてポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)がいたのはアウト側。僕はフロントホイールをロックしちゃって、彼を避けようとはしたんだけど行き場がなく彼の方に滑っていってしまった。その後はポジションを取り戻そうと必死にがんばったし、数台をオーバーテイクしてセバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)に追いついたんだ。彼は左側をブロックし、それは認められているから問題ない。でも僕が右に行ったら彼は僕の方に動きてきたんだ。僕がそこにいたことは絶対に分かっていたはず。僕の方が速かったし、追い抜いているところだった。でも彼は僕にスペースを与えてくれず、芝生に押してきたからその後はもうお手上げ。避けることのできない事故だったと思っている。マシンが宙に浮くなんていいはずないし、危険な状態を招く可能性があった」
ヴィタリー・ペトロフ(10位)
「ひとまずポイントは加算できたけど、どうしてポジションを落としてしまったのか分析しないといけない。それに上位勢と争えるように早めのピットストップをしなかった理由も。スタートは良くてジェンソン(バトン/マクラーレン)やマイケル(シューマッハ/メルセデスGP)をはじめ、何人かとバトルを繰り広げていたけれど、僕たちが見ていかなきゃいけないのはなぜザウバーやフォース・インディアが僕たちより上位でフィニッシュしているか。できるだけ早く改善しないとね。今はハンガリーに集中しているし、夏休み前に何点かポイントを手に入れたい」
エリック・ブーリエ(チーム代表)
「明らかにガッカリな1日だ。昨日はまずまずの予選でシルバーストーンから前進していることは間違いなかった。9番手と11番手から今日は力強い攻撃でポイントを獲得できると考えていた。だが、最初にニック(ハイドフェルド)が不運に見舞われる。22番手に後退してからは苦労しながらも順位を回復させていたが、セバスチャン(ブエミ)をオーバーテイクしようとしたところ、行き場を失いコースをはみ出した結果、そこでレースはおしまい。ヴィタリー(ペトロフ)もタフなレースだったとはいえ、それでも着実な走りで10位フィニッシュを果たしてくれた。今日の結果以上に強力な順位を期待していたものの、何もないよりは1点ある方がいい。ブダペストまでにどう改善できるか考えていかなければならない」
ジェームズ・アリソン(テクニカルディレクター)
「あのスタートの後ではどうあろうと非常に難しいレースになったとは思うが、序盤にリタイアしてしまったニックにとっては失望のレースだった。ヴィタリーは1点をもぎとったものの、われわれが望み見込んでいたよりは少ない。週末の締めくくりとして期待していたポジションではなかったので、多くのポイントをもたらせるようにマシンをさらに速くすべく真面目に取り組んでいかなければならない。ブダペストには小規模な改良をいくつか持ち込むことになる。とはいえ、その先のレースではさらに大きな変更を施すことになっている」
【ウィリアムズ】
ルーベンス・バリチェロ(リタイア)
「いいスタートを決めた後はかなりいい走りができ、2ストップ作戦を快適にこなせそうだったんだ。でもチームが無線で僕を呼び、オイル漏れがあると知らせてきた。僕はレースを続けたかったけど、チームからはそれ(リタイア)以外に方法がないって言われたし、その判断は適切だったよ。スタート序盤は滑りやすかったけど、主な問題は気温の低さだ。それによってタイヤを温めるのが本当に難しくなってしまった」
パストール・マルドナド(14位)
「今日のレースは本当にタフなものだった。新しいオプションタイヤを履いた第2スティントはすごくコンペティティブに走れたけど、最後のスティントでプライムタイヤを履いたらタイムを失ってしまったんだ。ペースが良くなかったから、いくつかポジションを失ったよ。一生懸命頑張ったけど、今日はうまくいかなかった」
サム・マイケル(テクニカルディレクター)
「残念ながらルーベンスにはエンジンのオイル漏れが発生してしまい、早い段階でレースをあきらめることになった。その問題については調査中だ。パストールについては、早めに1回目のピットストップを行ったことで順位を上げることができたが、その後は第2スティントで激しいタイヤ摩耗に苦しみ、結果としてレースに影響が生じてしまった。タイヤ摩耗が激しいことを理解したので、リスクを冒してプライムタイヤで走る最終スティントを長くしたが、それがわれわれに味方しなかったのだ」
【フォース・インディア】
エイドリアン・スーティル(6位)
「今日は最高のレースだったし、チームには本当にふさわしい結果だと思うからチームのためにこの結果を残せて本当にうれしい。週末を通して素晴らしいマシンで、すべてがとにかく完ぺきに進んだ。タイヤのもちが良くて、戦略も適切な判断が下せたから最後のスティントでニコ(ロズベルグ/メルセデスGP)を上回るのに役立ったと思っている。僕は単独での走行がほとんどで、ほぼ前が開けた状態で走れたからマシンのポテンシャルをしっかりと発揮できたはず。ホームレースでこの結果を得られたことも特別だね。今週末、応援してくれたファンにありがとうと言いたい。だけどこれはあくまでスタート。ポイントをたくさん獲得して上位にいるチームに追い付くためにはこの先のレースでまだまだたくさんのことに取り組んでいかなきゃいけない」
ポール・ディ・レスタ(13位)
「今日は何点かポイントを勝ち取れるチャンスがあったのに今回もフラストレーションのたまる最後だった。スタートはまずまずうまくいき、ポジションを守ることができたし、1コーナーにかけてはマイケル(シューマッハ/メルセデスGP)と競っていたけど、後ろからぶつかられて、それがニック(ハイドフェルド/ルノー)だったんだ。スピンしちゃってレースに妥協を強いられた。最高のパッケージがあったし、レースの戦略が良かっただけに悔しい。何とか立て直そうと必死にプッシュしたけれど、入賞には手が届かなかった。エイドリアンが大量得点してくれたのは良いニュース。マシンがどれだけコンペティティブかを示している」
ビジェイ・マルヤ(チーム代表)
「今日は実に見事なチームパフォーマンスで、エイドリアンの6位フィニッシュを心から喜んでいる。これを達成するために全員が一生懸命取り組んできたのだ。ここ数戦は不運が続いたが、今日はマシンの真のペースを発揮できたし、それに見合う結果を残せている。唯一、ポール(ディ・レスタ)がオープニングラップのハイドフェルドとのアクシデントで不運にも犠牲を被ってしまったのが残念だ。これがなければフォース・インディアが2台揃って入賞できたと思っている。とはいえ、今日の8ポイントはうれしい。このポイントがチャンピオンシップの順位にとっては重要で、トロ・ロッソの前に出られることができた」
【ザウバー】
小林可夢偉(9位)
「スタートは良かったですし、オープニングラップ最初の数コーナーでいくつかポジションを上げることができたので、素晴らしかったですね。17番グリッドからスタートしましたが、1周目を終えたら12番手につけることができました。でも、その後は僕たちのペースが十分ではなかったので、難しい戦いになりました。僕たちがポイントをいくらか手にできたのは素晴らしいピットストップ戦略のおかげです。最高の仕事をしてくれたチームには感謝したいですね。レース中にウィリアムズ勢をオーバーテイクできたんですが、ミハエル(シューマッハ/メルセデスGP)は無理でした。彼のマシンはストレートで速すぎるんですよ。でも、最悪の予選を過ごしたわけですから、ポイントを手にできたことには満足しています。次戦ではさらにいいパフォーマンスを見せたいですね」
セルジオ・ペレス(11位)
「決して満足はできていないよ。グリッド位置を考えればポイント獲得を果たすのは難しいと理解していたけど、可夢偉はそれが可能だと証明したわけだからね。8周目にミスしちゃったから、自分自身にイラだってるんだ。コースを外れて芝生に乗っちゃったんだよ。そのせいでピットストップを予定より早く行い、タイヤ交換をしなきゃいけなくなった。これは戦略で予定していたことじゃない。そこから少し挽回できたけど、ポイント獲得という僕の目標を果たすには足りなかった。今は数日後に行われる次戦を楽しみにしているよ」
ペーター・ザウバー(チーム代表)
「われわれのスタート位置を考えれば、この結果には満足できる。両ドライバーが力強いレースを戦い、チームは2つのワールドチャンピオンシップポイントを手にすることができた」
ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)
「今週末はわれわれの戦いができなかったが、レースでポイントを拾えたのは素晴らしいことだ。素晴らしいレースを戦った可夢偉はタイヤの能力を大いに発揮し、難しいコンディションになったレース序盤を生かしてコントロールしながらヴィタリー・ペトロフ(ルノー)に対してポジションを守ったのだ。9位という結果は良かったと思う。セルジオもかなりの競争力を発揮した。しかし残念ながら序盤にスピンしたことで、後方に下がってしまった。ソフトタイヤでたくさんの周回を走ったため、わずかにポイント圏外となる11位に入っている。全体的には挽回を果たせたことは良かったが、再びわれわれが発揮できる最高のパフォーマンスを取り戻すために、次戦に向けてやるべき作業はいくらかある」
【トロ・ロッソ】
セバスチャン・ブエミ(15位)
「残念ながら僕のマシンは雨用のセッティングだったけど雨は降らなかったから、今日のレースで最高のセットアップだったとは言えないんだ。かなりいいスタートを決めて何台も追い抜いたよ。でも、その後にハイドフェルド(ルノー)がシケインで僕に突っ込んできて、僕の右リアタイヤがパンクしてしまったんだ。それでピットに入ってタイヤを交換しなきゃいけなくなり、雨が降らなかったことと同様に戦略で妥協を強いられてしまった。僕ら自身のパフォーマンスには満足できない残念な週末になってしまったから、今はハンガリーGPを見据えないとね。あまり長いこと待つ必要がないことは確かだ」
ハイメ・アルグエルスアリ(12位)
「レースは悪くなかったし、スタート位置を考えればいい仕事ができたって感じている。でも、僕たちのペースはバレンシア市街地(ヨーロッパGP)やシルバーストーン(イギリスGP)ほどには良くなかったし、ブレーキング時に少し苦労したんだ。ポジティブな面として、僕たちの戦略が機能したことやチームがピットストップをうまくこなしてくれたことを挙げられる。最低でもフォース・インディアの1台を上回ることができたから、僕たちにできるのは数日後に始まるブダペストでの戦いで再び働くことを楽しみに待つことさ。そこではポイントをいくらか稼ぎたいね」
フランツ・トスト(チーム代表)
「ニュルブルクリンクはトロ・ロッソ向きのサーキットではないようだ。昨日はセバスチャンのマシンにおいて、予選終了後の燃料サンプリング時にFIAに提出したものとは違う燃料が検出されるという問題が生じた。金曜日に燃圧システムが問題を発生したので、交換を余儀なくされたことと関係している。これにより、彼はグリッド最後尾からレースをスタートしなければならなくなった。それでもいいスタートを決めた彼は、オープニングラップで6台を抜いて18番手まで浮上している。しかしハイドフェルドとの接触によって右リアタイヤのパンクチャーに見舞われ、ピットインを余儀なくされたことで戦略変更を強いられた。その後の彼は15番手あたりを走行し、レースを終えている。彼のマシンは昨日にウエットレース向けにセッティングしたこともあり、残念ながらドライになったので困難だったろう。ハイメはいいスタートを決めていいレースを戦い、オープニングラップで2つ順位を上げて14番手を得た。うまくポジションを守っていいラップタイムを築き、それはプライムタイヤを履いた時も同様だった。最終的に12位でチェッカーフラッグを受けたが、われわれが期待できる最高順位だったと言えよう」
【ロータス】
ヘイキ・コバライネン(16位)
「かなりいいレースだったと思うんだ。僕にとってはすべてがうまくいったけど、正直なところ、かなり寂しい戦いだったよ! 前には誰もいなかったし、後方集団からも離れることができたから、フルレースディスタンスを通じてできる限りプッシュするように努力し、ミスをしないでマシンを壊さずにゴールしたかったんだ。僕たちは正しい方向に進んでいるし、前にいるライバル勢と真の意味で戦うには時間がかかる。でも、到達できるさ」
カルン・チャンドック(20位)
「レースを完走することができたし、本当にたくさんのことを学習できた。正直に言えば、こういうレースを望んでいたわけじゃない。何度か高速走行時にスピンを喫してしまったし、このタイヤに慣れるにはもう少し時間がかかると思う。タイヤがタレてきた時のグリップレベルは昨年のタイヤと比べてかなり少ないんだ。でも、それも学習成果の一面だし、マシンを乾燥させて最高の仕事ができたことに満足している」
マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)
「2台がフィニッシュラインを越えることができたのは良かった。ヘイキはいいペースを発揮したが、特にオプションを履いた際には前にいるマシンとの距離を保ってレースの大半を走行できた。カルンは自分自身の義務をしっかりと果たし、仕事をこなして今週末はマシンからたくさんのことを学習した。チーム全体がハードワークを積み重ねて2台のマシンを完走させることができたので、彼らによくやったと言いたい。これからハンガリーに直接向かうが、そこでの目標も同様だ。少しずつ成果を残し、前進していきたい」
トニー・フェルナンデス(チーム代表)
「今日の主な目標は2台を完走に導くことと、カルンにレース距離を走行させることで可能な限り学習させることだった。彼が60周のレースを完走し適切なペースを発揮したことは良かったし、オプションを履いた際のヘイキの速さにも大変満足している。やるべき仕事は盛りだくさんだが、これはさらに積み重ねるべき基盤だ。全体的には大いに満足している」
【HRT】
ビタントニオ・リウッツィ(リタイア)
「ギアボックス交換によって23番グリッドへの降格を強いられたけど、いいスタートを決めて1周目に数台を抜いていいペースを刻めていたわけだから、この結果は残念だ。レース序盤の数周はブレーキバランスにいくらか問題を抱え、いくらかペースが鈍った。ピットストップでタイヤを交換してからは力強いペースを発揮できたけど、残念ながら電装系のトラブルでリタイアさ」
「全体的にはシルバーストーンから改善できているけど、もっとプッシュしなきゃいけないし次戦まで休んでいる暇はないよ。幸運にもハンガリーGPはすぐそこだから、前を向かなきゃね。あまり僕たちのマシンには合っていないだろうから難しいだろうけど、いつものように戦うよ」
ダニエル・リカルド(19位)
「完走できたのは良かったよ。シルバーストーンからいい前進ができていると思うけど、まだまだ道のりは長いからね。かなり急激な学習曲線を描けているけど、今週末もいくらか改善できたと思う。この流れを保つことができれば今後数レースの間に成果がハッキリするだろうし、もう少し上のポジションで完走できることを期待している」
「ハンガリーGPでもシルバーストーンからの前進を刻めれば、もっと期待できる。成果にはかなり満足しているんだ」
コリン・コレス(チーム代表)
「もちろん2台が完走できたほうがよかった。トニオ(リウッツィ)は序盤でブレーキトラブルを抱えたがいいレースを戦えたし、ヘイキ・コバライネン(ロータス)との差をいい状態に保てたんだ。彼は3分の2を走りきる前に電装系のトラブルがあってリタイアとなってしまった。今週末はチームがすべての安全策を実施していたし、レースでもいいペースがあったので本当に残念だ。ピットストップはスムーズに行えた」
「ポジティブな面としては、ダニエルが2レース連続で堅実的に完走を果たしてくれた。彼はいい成果を残している」
【ヴァージン】
ティモ・グロック(17位)
「このチームとの契約を更新するという将来に向けたポジティブな発表で幕を開けた今日だったけど、かなり難しいレースになってしまった。レース中盤からブレーキングシステムに苦労するようになり、レースの終盤はプッシュできなかったんだ。この問題については分析しないといけない。それでも、僕の母国グランプリでいい週末を過ごせたことについてはチームに感謝したい。かなり寒かったことはみんな(観客)のことを考えると残念だったけど、これから向かうハンガリーではより良い天候を期待しているし、いい結果を手にしたいね」
ジェローム・ダンブロジオ(18位)
「今週末には満足しているよ。勢いを取り戻せた感じだし、特に予選ではもっと改善しなきゃいけないけど、いい方向に進んでいるんだ。最近のレースは少しタフなものになっているから、集中していかなきゃね。夏休み前に行われるハンガリーでもこの流れを維持し、ティモにできる限り近づきたい」
ジョン・ブース(チーム代表)
「ティモの母国グランプリを締めくくる方法としては最高だ。午前中に彼との新しい契約を発表したが、2台が完走といういい結果で1日を終えることができる。オプションタイヤのほうが機能すると理解していたので、われわれはそちらのタイヤでレースの大半を走ることにし、プライムを使うのはレース終盤まで待った。ジェロームはレース序盤に苦しんだが、1回目のピットストップを終えて燃料が軽くなってきたときにリカルド(HRT)に近づくことができ、第2スティントでオーバーテイクを決めた。ティモのブレーキングシステムは終盤に問題が発生したため、彼のペースに遅れが生じてしまった。全体的にはチームがプレッシャーにさらされながらもいい仕事をしたので喜ばしい結果になっている。これから早めに荷物をまとめてハンガリーに向かい、再びいい週末を過ごすことを期待している」
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昨日の24日(日)、富山県南砺市のIOX-AROSAで開催されたオフ会
、雨に降られる事もなく大盛況のうちに幕を閉じました。
多くのオーナー様に、富山の地にお越しいただきありがたく厚く御礼申し上げます。
次回は記念すべき『第10回』の節目を迎えることになります・・・その時、また皆様とここ富山でお会いできます事、楽しみにしております
ホンマありがとうございました