ESPN F1トピックス より・・・
先週末の慌しい騒動が明け、以後残りのレースについてはヨーロッパGP時点でのマシンが走る事になりました
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FIAテクニカルデレゲートのチャーリー・ホワイティングは、F1界を揺るがしたオフスロットル時のブロウンディフューザー問題は終結したと考えているようだ。
イギリスGP期間中にはエキゾーストシステムやエンジンマッピングに関して各チームの話し合いが何度も設けられ、FIAは各フリー走行の合間にレギュレーションを変更するという状態だった。争点となったのはドライバーがアクセルペダルを踏んでいない際にエキゾーストガスがディフューザーの効果に影響を及ぼす問題であり、FIAは「ほぼ違反」と判断した。
しかしイギリスGP期間中にチーム勢は2回の会談を行い、ドイツGPからはヨーロッパGPの時点でのレギュレーションを採用するということで意見をまとめたのだ。
事態は収拾されたのかと問われたホワイティングはFIAのWebサイト上で「ああ。残りのシーズンでは全車が"バレンシア市街地(ヨーロッパGP)"の状態で走行することになる」と話し、こう続けている。
「エンジンマッピングとエキゾーストテールパイプについて、今シーズン中に再び抗議がなされることはないと楽観視している。テクニカル・ワーキング・グループで合意に至った主な部分に加え、今シーズン中にどのチームもライバルチームに対して抗議しないということでも合意されたのだ」
ホワイティングは、今回の状況の舞台裏についていくらか説明した。
「これまでは表面化しなかったエンジンマッピングの問題が懸念されることになった際、FIAが介入することになった。われわれはエキゾーストテールパイプの一予エンジンマッピングにより、マシンの空力パフォーマンス改善が最優先事項になることを懸念した。それ以前は、エンジンやエキゾースト、つまりトルクを生みだすことについては、空力効果は偶発的なものと仮定されていたのだ」
それでもホワイティングは、エンジンマッピングに関してFIAが"全体的な"アプローチを取ったことが問題を生み出したと認めている。
「それにより事態は、当初考えられていたものより複雑になった。主な問題は、最大限のエンジンマッピングを禁止することで、チーム勢が行ってきた戦略が進行できなくなるということだ。そのため、われわれはイギリスGPまでルール改正を待った。さらにエンジンスロットル自体にも(バタフライ式やバレル式という)さまざまなメカニカルな要素が関係している」
さらにホワイティングは、グランプリ週末中にレギュレーションが変更された経緯についても説明。
「あるエンジンメーカー(ルノー・スポール)はわれわれが定めたセッティングで走行することに気乗りしておらず、完ぺきな信頼性を継続するために別のセッティングで走行することを求めたので、交渉は続いていた。最終的にはもう1つのエンジンメーカー(メルセデス・ベンツ・ハイ・パフォーマンス・エンジンズ)に対する小さな譲歩を否定するのも難しいと考えなければならなくなった」
「それでも金曜日の夜と土曜日の午前に行われた会談により、各マニュファクチャラーズはわれわれがルールに適していると考える仕様で走行することが適切だと決断した。われわれは6月20日の時点の仕様で各マシンを走行させることにしたのだが、シルバーストーンでの土曜日と日曜日は全チームがその仕様だった」
2012年シーズンの開幕時には、エキゾーストブロウンディフューザーはレギュレーションで完全に禁止される予定だ。
「エキゾーストテールパイプの位置をボディワークの最後尾、より高い位置に設定することによってディフューザー効果を得られなくするという案に対し、チーム勢はすでに合意している。そのため、エキゾーストガスがボディワークを通過することによって得られるメリットは、最低限に抑えられるだろう」
「(現在導入されているFIAの標準ECUにより)エンジンマッピングは自由にされるが、エキゾーストテールパイプが新たな位置に設定されることで、空力効果は偶発的なものにとどまるはずだ」
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そしてMercedesGP側からはこのようなコメントも出されております。
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メルセデスGPは先週末のシルバーストーンで使った新しいエキゾーストとアップグレードパッケージからもっと多くを引き出せると確信している。
イギリスGPで彼らは側面排気レイアウトを破棄し、レッドブル、マクラーレン、フェラーリが使っているものと似たシステムを採用した。そのほかマシンに施されたアップデートも、これまでレースペースを妨げていたタイヤウエアの問題を解決に導いた様子だ。
しかし、シルバーストーンではドライ走行が限られていたため、思ったほどアップデートのテストはできなかったという。チーム代表のロス・ブラウンは、来週末のドイツGPでさらにパフォーマンスを引き出せると期待する。
「シルバーストーンの新しいアップグレードパッケージとエキゾーストシステムでわれわれのマシンは改善の兆しを見せた。以来そのパフォーマンス能力をさらに高め、理解しようと努めてきた」と彼は述べた。「この進歩を続ければ、来週末は良いパフォーマンスを見せられると期待している。ドライバーたちに母国サポーターの前で力を発揮するチャンスを与えたい」
ミハエル・シューマッハは前戦での改善がチームのモチベーションにつながると述べた。彼はイギリスでストップ&ゴーペナルティを科されながらも入賞を果たしている。
「今シーズンはここまでパフォーマンスの予測がとても難しかった。でも、1つだけ自信を持って言える。僕らが感じているこの加速は、さらなるモチベーションにつながるとね。シルバーストーンで新しいエキゾーストシステムを投入し、タイヤの使い方を改善したおかげで、来週のレースにはファイティングスピリットに加え、高揚した気分で臨むことができる」
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