ESPN F1トピックス から、Renaultチームに関する話題を二つ、紹介したいと思います。
ニック・ハイドフェルドのコメントと次戦アップ・グレードに関する話題です。
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ルノーがスペインGPに投入する最新アップデートは、1周あたり0.2秒の改善をもたらすという。テクニカルディレクターのジェームズ・アリソンが明かした。
開幕から2戦連続で表彰台に上るなど好調な滑り出しとなった今シーズンのルノーだが、トルコGPでは7位と8位でゴールし、いくらかペースが鈍ってきたように感じられる。アリソンによれば、上位との差を詰めるためにR31にいくつかの小さなアップデートを投入するようで、これらがパフォーマンス改善につながることを期待しているという。
「次戦にいくらか空力アップグレードを持ち込む予定だ。開発レースが緩まる気配はないのだ。決して大がかりな改良ではないが、合計で6点に及び、1周で0.15秒から0.2秒の改善につながるだろう。大きなアップグレードではないが、これを毎戦続けることができれば良くなるだろう」
またアリソンは、レースの最終タイムに数秒の違いを生み出すことのできるピットストップ作業についても改善するつもりがあると述べた。
「迅速で信頼性のあるピットストップを行うことは、空力開発と同じぐらい重要なのだ。われわれがバルセロナに持ち込むアップグレードにより、レースでのタイムは10秒の改善につながる。このタイムなら、たった1回のピットストップをミスするだけで価値を失わせてしまうのだ。1回のピットストップで大失敗をするだけでなく、4回のピットストップで1秒ずつロスがあっただけでも、マシンのアップグレードに対する影響は同じさ」
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ニック・ハイドフェルドは、ルノーが競争力の面で改善するために必要なのは予選と考えているようだ。
ここまでの4戦ではフェラーリよりも多い2度の表彰台に上っているルノー勢だが、トルコGPのハイドフェルドとヴィタリー・ペトロフは予選でそれぞれ9番手と7番手という位置だった。ルノーは予選でポテンシャルを最大限に発揮できるようにするべきと語るハイドフェルドは、ピレリタイヤのデグラデーションをうまくコントロールできるR31の特性に助けられているとも指摘。
「より力強い予選セッションを過ごすことができれば、僕たちは日曜日により良いチャンスを得ることができるよ。これこそ今の僕たちが集中している点だ」
「新しいピレリタイヤでは、デグラデーションが限界に達した時に僕たちにできることは少ないんだ。それでもR31はライバル勢のマシンと比べてタイヤの扱いがかなり優しいから、僕たちにとってはポジティブなことさ。マシンをうまく使うことでドライバーが状況を改善することを助けられるだろうけど、最も重要なのはマシンセットアップだ。もしマシンがしっかり準備できていれば、いいポジションを得られるだろう」
さらにハイドフェルドは今週末のスペインGPについて、どのチームもすでに冬季テストで十分なデータを所有しているためにシミュレーション作業はあまり重要にはならないとも語っている。
「チーム全体がこのサーキットのことをよく知っているから、すぐに作業に入れるさ。どのチームも使っているシミュレーターは、ここではアドバンテージにならないだろうね」
またレースでの目標については、フェラーリやメルセデスGPと争うことだと語った。
「ニコ(ロズベルグ)はランキングで僕より1ポイント少ないだけだし、メルセデスGPは過去2戦で大きく改善してきた。それでも僕たちはトルコGPで可能な限り多くのポイントを手にしたから、まだ彼らの前にとどまれているんだ。フェラーリ勢も遠くにいるわけじゃないよ。フェリペ(マッサ)は数戦で僕よりも後ろでのフィニッシュになっているし、たくさんポイントを手にしているわけじゃない。だから、僕の目標はチャンピオンシップで彼に挑戦することなんだ」
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各チーム、開発合戦が熾烈を極めております